カプコンは、9月26日に東京・お台場の東京ジョイポリスにて、体感型推理ゲーム「逆転裁判~逆転への挑戦2~in ジョイポリス」のプレス体験会を実施した。

裁判をテーマにした、人気法廷バトルアドベンチャーシリーズの「逆転裁判」。その世界観をまるごと体感型推理ゲームとして再現したイベントが、東京ジョイポリスで10月4日より開催されることになった。一般公開に先駆けてプレス向けの体験会が行われたので、その模様をお届けしたいと思う。

生放送の最中に殺人事件が発生!?

オープニングでは、「異議あり!」や「ちょっと待った!」など、ゲームでおなじみの名台詞も登場。まるで「逆転裁判」を舞台化したかのような迫真の法廷バトルから始まる。

事件の舞台となるのは、場所も同じ東京ジョイポリス。ここで行われていた新作映画の完成披露記者会見の最中、殺人事件が発生してしまった。数々の証拠から容疑者となったのは、共演者の女優・大勝利恵子。彼女の弁護を担当するのは、吉北歩美弁護士だ。

弁護に行き詰まり、成歩道法律事務所に泣きついてきた吉北弁護士。
彼女を助けるために、キミの力を貸してあげよう!
ライバル検事の煌貴公志(キラメキコウジ)に、逆転を突きつけることはできるか?

テレビ中継されていたということもあり、目撃者は多数。検察側から次々にあげられる事件の証拠と殺人の動機。裁判は弁護士側の圧倒的不利な状況で進んでいく……。最終審理の前にもうけられた一時休廷。この時間帯を利用して、参加者は成歩道法律事務所の研修生として、事件の捜査に挑んでいくことになる。

捜査開始後の大まかな流れはこんな感じだ。もらった封筒の中に入っている捜査資料を元に、ジョイポリス内を探索。証言や証拠から矛盾点を見つけ出し、調査書に記入していく。調査書の内容を全て埋めたら吉北弁護士事務所に持って行き、正しい推理が出来ていれば新たな調査書がもらえる。こうして時間内にすべての証拠や証言の矛盾を見つけて、真犯人を捜し出していくのだ。

マップを見ながら、証拠を探して行こう
すべての難題をクリアした参加者には、<br />特製書き下ろしのB2ポスターがプレゼント
すべての難題をクリアした参加者には、
特製書き下ろしのB2ポスターがプレゼント

事件の謎解きはかなり本格的だ。ちょっとしたアトラクションだと思って挑むと、最初の調査書の空欄を埋めるのも手間取ってしまうことだろう。

ちなみに、現場にはチャン釜津手刑事ほか、さまざまなキャラクターたちがいる。彼らから事件に関わる重要な手がかりを入手するのもひとつの手だ。

クリアできるのは僕たちがまだまだぬるいから!? プロデューサー江城氏とディレクター山崎氏が「逆転裁判~逆転への挑戦2~in ジョイポリス」を語る!

左から江城元秀氏、山崎剛氏
左から江城元秀氏、山崎剛氏

今回のプレス体験会には、プロデューサーの江城元秀氏とシナリオディレクターの山崎剛氏も参加。2013年の初演と2014年の再演に続く第2弾として、パワーアップした今回のイベントについての話を聞くことができた。

企画の頭から参加してたという、江城氏と山崎氏。トリックのネタや台本の中身など、ほぼ共同で作り込んでいったという。せっかく体験してもらえるなら、普段ユーザーが行けない場所にも行けるようにするなど、前回と違う形でパワーアップしていけたらどうかと提案していったとのこと。

難易度的ちょっと難しくなっているいる部分もあり、本格的に推理を楽しみたいという人でも、前回とは違った楽しみ方が体験できるという。また、役者がキャラクターとして館内にいて話もできるので、そういう意味でも体験型ゲームとして楽しんで欲しいそうだ。

今回のプレス体験会でクリアできたのは5~6名といったところだったが、監修している江城氏の立場からみると、ちょっと多かったと感じたそうだ。これに関しては、「僕たちがまだまだぬるいから(笑)」とコメントしていた。

今回は第2弾ということで、新しい部署として鑑識が増えるなど世界観的にも前回よりも作り込める箇所が増えている。参加者が驚ける部分をもうちょっと増やしたいなとか、アトラクション的にもうちょっと面白くしたいとバージョンアップしていったそうだ。ヒントになる動画も今回はパワーアップしている。よく見ると「あっ」と思う部分があるそうなので、注目してもらいと語っていた。

ちなみに、今回の企画は3月ごろからスタート。1回台本にしたあとで、ちょっとまずいなと思う部分や、面白くしにくい部分は大きく変更を加えていったという。そうやって、途中で作り直していきながらクオリティを上げていったそうだ。

江城氏と山崎氏はゲームを作るのがメインの仕事だが、体感型ゲームを作るのとはノウハウが異なる部分もある。そのため、制作を担当しているPKシアターに意見をもらいながら作っていったと明かした。

ゲームの「逆転裁判」とは違い、自分の足で証拠品を見てそこにいる人たちと直接コミュニケーションをとって謎を解くというのが醍醐味だという。なかなか歯ごたえのある謎解きとなっているので、自分の推理力でどこまでいけるのかぜひとも体験してもらいたいとアピールしていた。

「逆転裁判~逆転への挑戦2~in ジョイポリス」の開始にあわせて、10月4日よりイベント限定グッズとイベント限定ドリンクも発売される。ドリンクはいずれも500円(税込)で、成歩堂 龍一 (リンゴフロート)、御剣 怜待(紅茶ソーダフロート)、綾里 真宵 (ストロベリーフロート)の3種類が用意されている。ドリンクを頼んだ人には、キャラクターのオリジナル・ステッカーがプレゼントされるそうだ。

体感ゲームを楽しんだ後は、イベント限定ドリンクを飲みながら一休みしよう!
東京ジョイポリス内では、このイベントでしか手に入らない缶入りドロップ菓子(700円・税別)や
缶バッジ(300円・税別)、クリアファイル(500円・税別)なども売られている。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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