セガが2014年11月13日に発売するPS3/PS Vita用ソフト「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX(電撃FC)」。本稿では発売前特集の前編と題し、家庭用版コンテンツとゲームシステムを詳しくお届け!

目次
  1. 参戦作品(電撃文庫)
  2. 参戦作品(セガ)
  3. 新規会話イベントが楽しめる!「ドリームデュエル」モード
  4. 腕に磨きをかける「ネットワーク」&「トレーニング」
  5. 己の限界に挑め!「チャレンジ」モード
  6. コンテンツ満載の「スペシャル」&「カスタマイズ」
  7. 「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」ってどういうゲーム?
  8. サポート
  9. クライマックスゲージ
  10. ブラスト
  11. 切り札
  12. ポテンシャル
  13. 初心者は「電撃文庫FC講座」で練習!練習!
  14. 特集後編では新規参戦キャラクターをピックアップ!

「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」は、電撃文庫創刊20周年大感謝プロジェクトの1つである“電撃文庫vsセガ”プロジェクト第4弾企画で制作された2D対戦格闘ゲーム。本作には電撃文庫が誇る多数のライトノベル作品からヒーロー/ヒロインたちが集められており、原作さながらに再現された必殺技を駆使しながら、本来は実現しえないキャラクターたちの競演を楽しむことができる。

簡単な操作性&難し過ぎないコンボがシンプルで深い駆け引きを与え、原作をフィーチャーしたモーションや演出の数々で原作ファンも納得させる。格闘ゲームという要素と、キャラクターゲームという要素を持ちつつ、いずれかに傾倒し過ぎないようバランスが保たれているため、先行稼働しているアーケード版も高い人気を博している。

今回発売される家庭用版では、さまざまな組み合わせによるキャラクター同士の会話が楽しめる「ドリームデュエル」をはじめ、全国のプレイヤーたちとオンライン上で対戦できる「マルチプレイ」、参戦している原作小説19作品の試し読み&ゲーム内イラストなどを観賞できる「スペシャル」、キャラクタープロフィールの変更や原作者/イラストレーター/出演声優の直筆サインの表示機能なども盛り込んだ「カスタマイズ」など、アーケード環境とは趣を変えた、電撃キャラクターたちの魅力により迫るコンテンツが多数搭載されている。

また、新規参戦キャラクターも注目の一つ。「バーチャファイター」から「アキラ」「パイ」、「戦場のヴァルキュリア」から「セルベリア・ブレス」「アリシア」、そしてサポートキャラクター参戦の「一方通行」「折原臨也」「ドクロちゃん」らが、対戦環境を新たに彩るぞ。

本稿では発売前特集の前編として、家庭用版コンテンツ&格闘ゲームのシステム面をピックアップしていくので、興味がある人はぜひ目を通してほしい。なお、新規参戦キャラクターについては、明日11月12日公開予定の特集後編でまとめて紹介していく予定だ。

参戦作品(電撃文庫)

「灼眼のシャナ」(著者:高橋弥七郎/イラスト:いとうのいぢ)
「ソードアート・オンライン」(著者:川原礫/イラスト:abec)
「とある魔術の禁書目録」(著者:鎌池和馬/イラスト:はいむらきよたか)
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」(著者:伏見つかさ/イラスト:かんざきひろ)
「デュラララ!!」(著者:成田良悟/イラスト:ヤスダスズヒト)
「アクセル・ワールド」(著者:川原礫/イラスト:HIMA)
「ロウきゅーぶ!」(著者:蒼山サグ/イラスト:てぃんくる)
「魔法科高校の劣等生」(著者:佐島勤/イラスト:石田可奈)
「とらドラ!」(著者:竹宮ゆゆこ/イラスト:ヤス)
「ストライク・ザ・ブラッド」(著者:三雲岳斗/イラスト:マニャ子)
「ブラック・ブレット」(著者:神崎紫電/イラスト:鵜飼沙樹)
「狼と香辛料」(著者:支倉凍砂/イラスト:文倉十)
「ブギーポップは笑わない」(著者:上遠野浩平/イラスト:緒方剛志)
「はたらく魔王さま!」(著者:和ヶ原聡司/イラスト:029)
「撲殺天使ドクロちゃん」(著者:/イラスト:)
「ゴールデンタイム」(著者:竹宮ゆゆこ/イラスト:駒都えーじ)
「キノの旅 the Beautiful World」(著者:時雨沢恵一/イラスト:黒星紅白)
「さくら壮のペットな彼女」(著者:鴨志田一/イラスト:溝口ケージ)
「電波女と青春男」(著者:入間人間/イラスト:ブリキ)

参戦作品(セガ)

「バーチャファイター」
「戦場のヴァルキュリア」

新規会話イベントが楽しめる!「ドリームデュエル」モード

家庭用版ではアーケードモードに加えて、より深くストーリーが楽しめる新要素「ドリームデュエル」が搭載されている。本モードは使用キャラクターを選択後、アドベンチャー形式の会話パートを楽しみ、バトルパートを進めていく。さまざまな組み合わせのキャラクターたちによるコミュニケーション展開や、E-mote技術による美麗アニメーションは必見だ。

もちろん、新規会話イベントは原作作家陣の全面協力のもとで制作されているので、家庭用版の魅力が最大限に集まったモードといえる。

シャナvsアスナ:「二人で一人きり」で戦うことにプライドを持つシャナに対し、
アスナはソロプレイを貫いていた人を知っていると語る。
美琴vs桐乃:2万人の妹たちを羨ましがる桐乃に、美琴はそんなにいいものじゃないと語るが、
“何故か”可愛い妹分を押し付けようと画策する…。
雪菜vs黒雪姫:黒雪姫の服装に驚愕する雪菜。しかし、黒雪姫はアバターであるから防御は完璧と言い放ち、
逆にミニスカートで戦う雪菜を指摘する!
キリトvs蓮太郎:銃弾をはじかれ驚愕する蓮太郎。接近戦に持ち込めば自分の勝ちだと豪語するキリトだが…
ここに主人公対決が勃発!
大河vs深雪:深雪のナイスバディに大ショックの大河。深雪は大人の対応で大河の要旨を誉めるが…
隣の芝は青い?
静雄vs智花:臨也への苛立ちが隠せない静雄に暴力はよくないと説く智花。
静雄は渾身の演技で納得したかに振る舞うが…

腕に磨きをかける「ネットワーク」&「トレーニング」

「ネットワーク」モードでは、全国のユーザーたちとのオンライン通信対戦が楽しめる。「ランクマッチ」では強さの指標となるポイント「GRADE」の増減をかけての本気対戦ができ、「プレイヤーマッチ」ではGRADE増減無しで、最大8人まで入室可能なオンラインルームにて気軽に対戦ができる。なお、ランクマッチでは対戦相手はGRADE値を基準にしたマッチングが可能なので、自身と対等な相手との対戦がスムーズにできるぞ。

続いての「トレーニング」モードでは、その名の通り自由にバトルの練習ができる。ここでは「ゲージ自動回復」「ダメージ表示を数字で可視化」など豊富なオプションが設定できるので、新しいキャラクターの練習はもちろん、サポートを絡めたコンボの練習、飛んできた相手を落とす練習、操作記録したダミーを相手に攻撃を割り込ませる練習など、さまざまな用途で役立てよう。

トレモメニューで直接キャラクターを変更可能。レスポンスが良いいので練習には最適。

己の限界に挑め!「チャレンジ」モード

本モードでは、「スコアアタック」「タイムアタック」「サバイバル」の3種類から遊び方を選択できる。スコアアタックは最大9回の連続戦闘を行い、より高い獲得スコアを目指すモード。タイムアタックは規定回数の戦闘を行い、クリアタイムを競うモード。サバイバルは限られた体力で、何戦勝ち抜けるかを競うモードだ。それぞれのルール毎にハイスコアが記録されるほか、自身のスコアはオンラインランキング上に登録することもできるので、対戦とは一味違うやり込みを楽しめる。

コンテンツ満載の「スペシャル」&「カスタマイズ」

「スペシャル」モードでは、対戦リプレイの閲覧をはじめ、ゲーム内イラスト/原作イラスト、楽曲、ボイス試聴、原作小説の試し読みなど、多彩なコンテンツにアクセスすることができる。ここではゲームをプレイすることで溜まるゲーム内ポイント「CP」を消費し、コンテンツを開放していくため、さまざまなモードで遊んでいるだけで、参戦作品の魅力を追及することができる。

電撃作品19タイトルが試し読める!興味を持ったらまず一読してみよう!

一方の「カスタマイズ」モードでは、キャラクターカラーをはじめ、「称号」「キャラクターアイコン」「キャラクタープレート」といった、対戦時のプロフィール情報がカスタマイズできる。なお、前述した原作者/イラストレーター/出演声優のサイン表示機能もCPで購入した後、選択することが可能だ。

推し原作者/イラストレーター/出演声優を選んでおくのもコミュニケーションの一つ。

「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」ってどういうゲーム?

本作は8方向レバー(以降←↓→など矢印表記)+4ボタン[A(弱攻撃)、B(中攻撃)、C(強攻撃)、S(サポート)]のシンプルな操作体系。いわゆる格闘ゲームらしいコンボも[A→B→C→必殺技→超必殺技]が基本であるため、複雑な操作が苦手という人でも、上級者と同じダメージレースを展開することができる。

Aボタンを連続で押すだけで必殺技までコンボが繋がる「クイックコンビネーション」も、初心者への救済として用意されているだけでなく、十分に実践に耐えうる機能となっている。基本コンボが上記であるのに加え、地上はもちろん、空中で連打するだけでも華麗なエアリアルコンボが決められるため、同等のシステムを携えている他タイトルのように「初心者コンボしか出なくてダメージ負けする」といった事態になり辛い点も魅力だ。

もちろん、サポートを絡めたり、画面端限定コンボなどになると、上級者の壁や複雑さを感じてしまうかもしれないが、つまるところ「あ~んなコンボができなきゃ初心者」みたいな意識×操作の格差がとても少ない仕上がりのゲームになっているため、これらがプレイの第一歩や対戦時の悩みである人も気軽にプレイできるだろう。

なお、必殺技を出すためのコマンドも基本的には[↓\→+ボタン][↓/←+ボタン]の2種類だけ。いずれもボタンの強弱で性質が変化するため、入力さえ練習すれば初心者でも安心だ。また、超必殺技に該当する「クライマックスアーツ」も[←/↓\→+B+C][→/↓\←+B+C」の2つだけ。どのキャラを触っても簡単操作で動かせるので、まずは好きなキャラクター、気になるキャラクター、一番かわいいと思うキャラクターなど、さまざまに選択していこう。

システム 発動方法 効果
コンビネーション A→B→Cなど ボタン順に押すだけで連続攻撃
クイックコンビネーション A連打 自動的にコンビネーション攻撃
インパクトスキル [A+B][↓+A+B] 相手の攻撃を相殺しながら攻撃
インパクトブレイク [←+A+B] しゃがみガード不可能の中段攻撃
エクステンドアクション 対応ボタンを押したまま 通常攻撃/必殺技の性質を変化
リフレクションガード ガード中にボタン2つ同時押し 強力ガードで相手との距離を離す
EX必殺技 必殺技をA+Bで入力 通常よりも強力な必殺技が発動
投げ ←or→+C ガード不能の投げ技

追記しておくと、[A+B]で出すインパクトスキルは、基本的には突進系の必殺技となっており、通常攻撃から繋げて入力するだけでも手軽にコンボになったり、発生直後から付与されているガードポイントのおかげで暴れにももってこいだ。後者がどういうことかというと、“攻撃を受けそうな場面で適当に発動させると、こちらの攻撃で勝っている”というシーンを作ることができるのだ。初心者は簡単な入力方法&手軽に切り返せる攻撃として、このインパクトスキルをバシバシ使っていくことだろう。一方で、デメリットも存在する。

インパクトスキルは要するに手軽な切り返し技・リバーサル技としても用いられるが、スカしたり、ガードされると大変隙が大きい。ガードされた後は一呼吸落ち着いてからのフルコンボをもらってしまうほど硬直が大きいので、切り返しとして使う際は「本当にこの場面で発動してメリット/デメリットが釣り合うか?」をしっかり考えるべきだろう。ヒット後にクライマックスアーツ入れ込みでダメージを取りたいからココで切り返す! など、メリット側の天秤に色々な効用をベットしなければ、駆け引きのメリットはイーブンにも満たない。

もちろん、展開上巧くかみ合うことがあったり、サポート・ブラストの関係でコレしかない!だったり、対戦中はさまざまな場面に出くわすため、上述したことだけをキッチリ守るのもバリエーションに欠けてしまうだろう。要するに「駆け引きが分からないから、とりあえずインパクトスキル([↓+A+B][←+A+B]等も一部同様)」という癖を持ってしまうと、ゲームを続けていく上で自分自身にとっての障害になりやすいということだ。最初は頼りにしつつも、脱初心者を目指すのであれば、頭の隅の隅にでも引っかけておくと、後々良いかもしれない。

サポート

本作では、プレイヤーキャラクターに加え、サポートキャラクターを選択できる。サポートはバトル中に「S(守備的な能力)」もしくは「←or→+S(攻撃的な能力)」で押すことで、キャラ毎に固有の攻撃・防御でプレイヤーを助けてくれるのだ。なお、サポートは体力ゲージの下部に備わる、サポートキャラの顔が描かれたゲージを使用する。使用後は再度ゲージが回復するまで使えなくなるが、クールダウンはそれほど長くないので、「1試合に~回しかできない」などといった考え方をする必要は無い。

また、自身の攻撃モーション中にSを押すことで、クライマックスゲージ(後述)を1本消費してすぐさまサポートを呼びだせる「キャンセルサポート」も搭載。同時攻撃、時間差攻撃、コンボの繋ぎ、隙の大きな攻撃をガードされた時のフォローなど、プレイヤー毎のアドリブがモノをいうシステムだ。

さらに、サポートに選んだキャラは試合中にエール&実況をしてくれるほか、家庭用版では特定の組み合わせの「プレイヤーキャラ×プレイヤーキャラ」「プレイヤーキャラ×サポートキャラ」で専用演出が起こるようになっているので、原作再現の一幕をはじめ、こんなキャラとあんなキャラがどんな掛け合いをするのか? といった疑問は、ゲーム購入後にしらみつぶしにチェックすることをオススメする。

Sでは範囲攻撃だが…
←or→+Sで拘束攻撃に!

クライマックスゲージ

下面下部の、特殊攻撃/アクションの使用時に消費する必殺技ゲージ。攻撃・防御や時間経過や相手との体力差で充填速度が変わる。最大5本まで所持でき、「EX必殺技」で1本、「キャンセルサポート」で1本、「クライマックスアーツ」で2本消費する。なお、攻防の仕切り直しに必須の「リフレクションガード」もゲージに依存するアクションだが、相手より体力が多い時は1/2ゲージ、相手より体力が少ない時は消費無しと、状況毎にアクションの優位性が格段に変わるので覚えておこう。

ブラスト

[A+B+C]同時押しで、体力下部に備わる「BLAST OK」のアイコンを消費し、下記3種類の内のいずれかの効果を発動できる。使用後はアイコンがチャージ状態となり、100%に溜まりきるまで使用できなくなってしまう。また、体力ゲージが少なければ少ないほど回復速度が上昇したり、EX必殺技の使用時に少量ゲージが回収できる仕組みなども対戦の駆け引きを左右するぞ。

パワーアップブラスト

操作キャラが完全にニュートラル状態で使用するとパワーアップブラストが発動。体力/クライマックスゲージの回復、攻撃力/防御力が上昇する。攻防の切り返しで使ったり、コンボの締めで使うなど、試合の流れを変えるのは兎にも角にもパワーアップブラストからだ。

コンボブラスト

自身の攻撃中に使用するとコンボブラストが発動。キャラクター周辺に衝撃波が展開し、相手にヒットさせることで相手を真上に打ち上げる。攻撃中、さらなるダメージを加算させたい時の攻撃的な使用方法だ。

エスケープブラスト

相手の攻撃を受けている最中に使用するとエスケープブラストが発動。キャラクター周辺に衝撃波が展開され、相手を吹き飛ばすことができる。勝負が決まりそうな時はこれでしのぎたい。しかし、タイミングを間違えてパワーアップがエスケープに化けるのは、誰しもが通る道なので、凹まずに頑張ろう。

切り札

[A+C]同時押しでクライマックスゲージ上にある切り札アイコン(電撃マーク)を1個消費して発動する特殊アクション。無敵有りの大ダメージな中段攻撃や、一定時間性能強化など、キャラクター毎に固有アクションが用意されている。また、切り札発動後は共通して切り札ゲージが一定時間現れ、普段はできない通常技のキャンセルルートやゲージ消費無しのキャンセルサポートなど、多数の恩恵を受けることができる。

なお、切り札アイコンは対戦開始時に2つ所持しており、次のラウンド開始時に1つ回復する。所持限界は2つなので、回復分を含めた抱え落ちに注意が必要だ。

ポテンシャル

ポテンシャルは、バトル中に発動する各キャラクターの固有スキル。「体力が20%になった時に攻撃力が上がる」「攻撃を30回当てると攻撃力が上がる」など、対戦中にポテンシャルを解放した際、画面にカットインが挿入される。発動時は試合展開を若干有利に持ち運べるようになるので、「戦っていたらなんか出た」よりは、多少意識付けしておく方が心強い。

初心者は「電撃文庫FC講座」で練習!練習!

現在公式サイトでは、「電撃文庫FC講座」と題したゲームの解説動画が公開されている。動画では基本操作の説明や上記で説明したシステムを含む「基本操作編」をはじめ、「シャナ」「アスナ」「御坂美琴」「高坂桐乃」「平和島静雄」「黒雪姫」「湊智花」「キリト」「司波深雪」「逢坂大河」「姫柊雪菜」「里見蓮太郎」のおすすめの立ち回り&基本コンボの紹介ムービーも掲載されているぞ。

どういうキャラなのか、どういう風に動けるのか、オススメのコンボは何なのか? これまでの本稿を踏まえて先を知りたい人や、実際に動いているとこを見ないと分からないという人は、ぜひとも一度目を通し、プレイに臨むことをオススメする。

キャラ別動画は公式サイト「ムービー」でチェック!
http://climax.sega.jp/index.html

特集後編では新規参戦キャラクターをピックアップ!

家庭用版は対戦要素だけでなく、「ドリームデュエル」のようなキャラクター寄りのコンテンツも充実しているので、原作ファンやアーケード環境ではちょっとプレイし辛かった…という人でも安心のゲームになっている。また、本作も例にもれず、今時の格闘ゲームならではのユーザーコミュニティはもちろん、「電撃文庫FC講座」の様に公式がガッツリと攻略をサポートしてくれるため、原作再現の必殺技を眺めたいだけという人や、格ゲーは本当に苦手といった人でも、意識さえ向けばスムーズに格ゲー部分を乗り越えられるはずだ。

それと大きなお世話になるかもしれないが、格闘ゲーム好きとしてはできれば楽しくプレイしてほしいと思ってしまう。仮に一番対極に存在しているユーザー層が「ストーリーを見たいだけで格ゲー部分はサラッと終わらせたい」であっても、それはそれで楽しみ方の一つといえるだろう。ただ、カッコいいコンボでも爽快なコンボでも何でもいいので、「こういう風に操作できたら」「あんなコンボができたら」と意識を持ってみるのを勧めたい。

格闘ゲームが対人戦に重きを置くのは当然といえば当然だが、相手を攻撃して倒すアクションゲームという原形も備えているので、操作や駆け引きといった実践技術だけでなく、「あの技で相手を倒す」「ラスボスだからギリギリの状態で大逆転勝利したい」など、何らかの設定を自身に課してみるのもオススメだ。幸い、本作程そういう遊び方が楽しめるタイトルもないのだから。

ともあれ、今回の発売前特集前編はここでおしまい。明日18時公開予定の特集後編では、新規参戦キャラクター「アキラ」「セルベリア」、サポートキャラクター「パイ」「アリシア」「一方通行」「折原臨也」「ドクロちゃん」にフォーカスした紹介を行っていくので、気になる人はぜひ後編もチェックしてほしい。

電撃文庫 FIGHTING CLIMAX

セガ

PS3パッケージ

  • 発売日:2014年11月13日
  • 15歳以上対象
電撃文庫 FIGHTING CLIMAX

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セガ

PS3ダウンロード

  • 発売日:2014年11月13日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

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※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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