ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは本日12月3日、東京・品川にあるグランドプリンスホテル新高輪にて、「PlayStation Awards 2014」を開催した。

目次
  1. PlayStation Award 2014関連の記事
  2. 表彰式の模様をコメントとともに紹介!
  3. プレイステーションのDNAを受け継ぐ「PlayStation4 20周年アニバーサリー エディション」が発表!

「PlayStation Awards(以下、PS Awards)」では、日本ならびにアジア各国・地域の出荷数(配信数)の合計が50万を超えたタイトルに「ゴールドプライズ」、100万を超えたタイトルに「プラチナプライズ」(今回は受賞なし)が授与されるほか、公式コミュニティサイト「プレコミュ」のアンケートを通じて一般投票が行われた「ユーザーズチョイス賞」も表彰される。

さらに今回は、今年で「プレイステーション」の生誕から20周年を迎えることを記念した特別企画として、過去19回のPS Awardsで「プラチナプライズ」「ゴールドプライズ」を受賞したタイトルの中から、ユーザーの投票により5タイトルを選出する「20周年記念ユーザーズチョイス賞」が行われることとなった。

ソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長兼グループCEO アンドリュー・ハウス氏、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデント 盛田厚氏から発表された「PlayStation4 20周年アニバーサリー エディション」や20周年に合わせた施策、そして各受賞タイトルについてはすでにお伝えしているが、ここでは受賞者の喜びの声をお届けしていければと思う。

冒頭で20周年への感謝を述べた盛田厚氏。 受賞者には表彰状、トロフィー、目録が贈られた。
表彰式の前後には、ブレイクビーツユニット・HIFANAや「パラッパラッパー」を生んだ
ミュージシャン・松浦雅也氏によるパフォーマンスも披露された。

PlayStation Award 2014関連の記事

表彰式の模様をコメントとともに紹介!

ユーザーズチョイス賞

受賞タイトル

バトルフィールド4/エレクトロニック・アーツ
アサシンクリード4 ブラックフラッグ/ユービーアイソフト
METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROS/コナミデジタルエンタテインメント
inFAMOUS Second Son/ソニー・コンピュータエンタテインメント
ウォッチドッグス/ユービーアイソフト
The Last of Us Remastered/ソニー・コンピュータエンタテインメント
DESTINY/ソニー・コンピュータエンタテインメント
英雄伝説 閃の軌跡II/日本ファルコム
FIFA 15/エレクトロニック・アーツ
サイコブレイク/ベセスダ・ソフトワークス

登壇者

(前列左2人目から)
エレクトロニック・アーツ 日本パブリッシング シニアプロダクトマネージャー 厚地陽子氏
ユービーアイソフト 代表取締役社長 兼 アジア地域代表 スティーヴ・ミラー氏
コナミデジタルエンタテインメント エグゼクティブコンテンツオフィサー 小島プロダクション監督 小島秀夫氏
ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ ジャパンスタジオ ビジネスデベロップメント部 アソシエイトプロデューサー 岩瀬尚子氏
(後列左から)
ソニー・コンピュータエンタテインメント ビジネスデベロップメント部 プロデューサー 安次嶺クリス氏
ソニー・コンピュータエンタテインメント SCEJA Destinyプロジェクト プロジェクトリーダー 進浩一郎氏
日本ファルコム 代表取締役社長 近藤季洋氏
エレクトロニック・アーツ 日本パブリッシング シニアプロダクトマネージャー 島内一磨氏
ゼニマックス・アジア Tango Gameworks エグゼクティブ・プロデューサー 三上真司氏

ゴールドプライズ賞「実況パワフルプロ野球2013」

登壇者

コナミデジタルエンタテインメント プロデューサー 森博信氏、ディレクター 清水三十六氏

スピーチを行った清水氏は、受賞作について、より多くの人に長く遊んでもらえるをコンセプトに制作したということで、結果として多くのプレイヤーに遊んでもらい賞を受賞したことへの感謝を述べた。

また、プレイステーションと同様に、今年発売された「実況パワフルプロ野球2014」でシリーズが生誕20周年を迎えたことにも触れ、一緒に祝福できることを嬉しく思うとコメントしていた。

ゴールドプライズ賞「バトルフィールド4」

登壇者

エレクトロニック・アーツ 日本パブリッシング シニアプロダクトマネージャー 厚地陽子氏、プロダクトローカライゼーション マネージャー 北村英明氏、日本パブリッシング 統括事業部長 泉宏和氏

代表して挨拶した厚地氏は、同社にとっても大きな意味のある賞であると話し、ファンへの感謝の気持ちを述べる。また、開発元であるDICEのプロデューサーからのビデオメッセージも上映され、ユーザーチョイス賞とのダブル受賞への喜びや、アップデートによって今後も改善に取り組んでいくというコメントが寄せられた。

ゴールドプライズ賞「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014」

登壇者

コナミデジタルエンタテインメント フットボールコンテンツプロダクション アシスタントプロデューサー 益田圭氏、同ディレクター 荒木一希氏、同アシスタントディレクター 尾崎和一郎氏

「実況パワフルプロ野球」と同様、KONAMIを代表するスポーツゲームである本作について益田氏は、プレイステーション20周年の歴史と多くのファンに支えられながら成長を続けてきたシリーズだとこれまでを振り返りつつ、今作でFOXエンジンを導入するという新しいチャレンジに共に取り組んだスタッフにもおめでとうと言いたいとコメント。その上で、11月13日に発売されたばかりの「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2015」についてもアピールした。

ゴールドプライズ賞「ゴッドイーター2」

登壇者

バンダイナムコゲームス ゴッドイーターシリーズ プロデューサー 富澤祐介氏、バンダイナムコスタジオ ゴッドイーターシリーズ 総合ディレクター 吉村広氏、シフト ゴッドイーター2 ゲームデザイナー 山本雄太氏

富澤氏は、「ゴッドイーター2」の発売以降にSCEと協力するかたちで参加した共闘学園を通していろいろな経験をさせてもらったとコメントするとともに、下に着込んでいた共闘ジャージを披露する一幕も。

また、「ゴッドイーター」も来年2月4日で5周年を迎えることに併せて、「ゴッドイーター」をPS Plusのフリープレイに提供することを紹介しつつ、初受賞時に5年、10年育てていけるタイトルにしたいと話した初心に帰り、また10周年を迎えられるように努力していきたいとコメントした。

ゴールドプライズ賞「グランツーリスモ6」

登壇者

ポリフォニー・デジタル リードエンジニア 高野修一氏、UXデザイナー 樋口陽介氏

残念ながら欠席となった代表取締役プレジデントの山内一典氏に代わってコメントした高野氏は、開発期間が短く、開発延期をすることなく発売された「グランツーリスモ」としては珍しいタイトルだったとしつつ、「グランツーリスモ」の完成形を目指して各種システムを刷新したと決して苦労の少ないタイトルではなかったコメント。

結果として賞を受賞できたことに喜びを表しつつ、発売から1年を迎えた今も無料アップデートによって日々違う体験ができるようになっているとアピール。今後も大型アップデートが控えていることに言及しつつ、PS4での次回作についても期待に添えるようにしたいと話した。

ゴールドプライズ賞「ファイナルファンタジーX/X-2 HDリマスター」

登壇者

スクウェア・エニックス プロデューサー 北瀬佳範氏、アジア版プロデューサー&プロダクションマネージャー 平野智彦氏、アソシエイト プロデューサー 今泉英樹氏

感謝のスピーチを行った北瀬氏だったが、本作についてはアジア方面のセールスも好調だったということで平野氏にバトンタッチ。平野氏は、PS2で人気を博した同作の反応をまた共有できればと思っていたとその思いを述べるとともに、今後も努力をしていきたいとコメントした。

ゴールドプライズ賞「METAL GEAR SOLID V GROUND ZEROS」

登壇者

コナミデジタルエンタテインメント エグゼクティブコンテンツオフィサー 小島プロダクション監督 小島秀夫氏、同アートディレクター 新川洋司氏

当初PC向けに「METAL GEAR」を発表した時はカルトなタイトルだったものの、その後プレイステーションで1998年に発売した「METAL GEAR SOLID」によって広く認知されるに至り、今のブランドがあるとプレイステーションへの感謝を表した小島氏。

これまでは3Dアクションゲームにストーリーテリングの要素を加えた流れに沿ったものだったが、本作については新たにオープンワールドを導入して自由な潜入をユーザーに委ねるようにしたという。その方向展開をしたことから発売するまでは不安だったそうだが、今回の評価によって間違っていなかったと安堵しつつ、本編である「PHANTOM PAIN」についても期待を裏切らないものにしたいとコメントした。

20周年ユーザーズチョイス賞

久夛良木健氏

20周年ユーザーチョイス賞には、プレイステーションの生みの親である久夛良木健氏がプレゼンターとして登壇。これまでプレイステーションの歩みに関わってくれたゲームクリエイター、流通関係者、メディアへのお礼を述べるととともに、20周年を祝うために何かをしたいと考え、ユーザーの心に残るタイトルを表彰しようということから今回の賞が実現したという。

受賞タイトル

ファイナルファンタジーVII/スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーX/スクウェア・エニックス
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER/コナミデジタルエンタテインメント
モンスタハンターポータブル 2nd G/カプコン
グランド・セフト・オートV/ロックスター・ゲームス

登壇者

スクウェア・エニックス ディレクター(FFVII)/プロデューサー(FFX) 北瀬佳範氏
コナミデジタルエンタテインメント エグゼクティブコンテンツオフィサー 小島プロダクション監督 小島秀夫氏
カプコン 執行役員 CS第三開発統括 辻本良三氏

「ファイナルファンタジーVII」と「ファイナルファンタジーX」の2作品で受賞となった北瀬氏は、それぞれプレイステーション、プレイステーション2で発売する最初のタイトルだったことに触れ、開発キットを通して新しいハードを誰よりも早く触れるというテンションを維持できたことがユーザーに伝わって支持されたのではないかと当時を振り返りつつコメント。

10年前に制作したタイトルが今回受賞したことを受け、小島氏からは自身がゲーム業界を選んだことについて、ゲームは技術の進化とともに進んでいくため、後腐れがないという理由だったからとコメント。その上でユーザーに覚えてもらえていることに驚いているそうで、今後発売を迎える「PHANTOM PAIN」も10年、20年と愛される作品となり、30周年の時もこの賞をもらえるようにしたいと話した。

プレイステーション発売当時はまだユーザーだったというメンバーが中心となり、6年前に発売された「モンスタハンターポータブル 2nd G」について辻本氏は、10ヶ月という開発期間について触れ、前作でPSPの性能を使い切ったと思っていたものの、SCEの協力のあり、さらに性能を引き出せた本作がこうして受賞できたことへの喜びを表していた。

プレイステーションのDNAを受け継ぐ「PlayStation4 20周年アニバーサリー エディション」が発表!

アンドリュー・ハウス氏

最後に挨拶を行ったハウス氏は、プレイステーション4がプレイステーション最速のペースで未だ普及拡大が続いているとし、初代発売からのプレイステーションのDNAも今後も受け継ぎ、これからの未来を作っていきたいとと話し、12,300台限定となる「PlayStation4 20周年アニバーサリー エディション」を発表。そして後を引き継ぐかたちで、盛田氏より20周年に合わせた各種施策が紹介された。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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