大迫力の殺陣ではヒートアクションの再現も!舞台「龍が如く」公開稽古の模様をレポート

発表会・イベント取材
0コメント 米澤崇史

セガは2015年4月16日、同月24日より赤坂ACTシアターにて公演を行う舞台「龍が如く」のプレス向け公開稽古を実施した。

舞台「龍が如く」は、主人公・桐生一馬とそれを取り巻く男達の熱い生き様を描いた大人気シリーズ「龍が如く」が原作。シリーズも10周年を迎え、万を持して初の舞台化となった今回は、シリーズ第一作目にあたる時間軸の物語が描かれることになる。先日にはキャスト陣の衣装ビジュアルも公開され、徹底してゲームのイメージに忠実な、完璧な再現度の高さがファンの話題を呼んだ。

今回の公開稽古では、桐生一馬役・滝川英治さん、錦山明役・佐野岳さん、遙役・酒井蘭さん、真島五朗役・窪塚俊介さんらを始めとした主要キャスト陣のほとんどが集結。幼馴染みである桐生・錦・由美の3人が仲睦まじげに談笑するシーン、スターダストでのユウヤとのやりとり、サイの花屋との情報交換から執拗に桐生を狙う真島といった、ゲーム中で馴染み深いものから、ゲームではあまり描かれなかった舞台ならではの要素まで、さまざまなシーンの稽古が行われた。

なんといっても見所は、ゲームさながらの迫力で行われる桐生とチンピラ達が戦う殺陣のシーンで、ゲーム中でもお馴染みのヒートアクションの動きまで完全再現! ファンならニヤリとすること間違いなしの出来となっているので、是非実際の公演で、自分の目で確かめて欲しい。

稽古や撮影の合間には常に冗談や笑いが飛び交い、常に笑いの絶えない現場となっており、すぐに出演者同士の仲やというのが伝わってくるほど良い雰囲気となっていた。それでいて大事な場面ではすぐにスイッチが切り変わり、稽古が始まる直前には桐生役の滝川さんが、「俺は桐生、俺は桐生……」と呟いて自分に言い聞かせるという、熱の籠もった役作りをしている姿も非常に印象的だった。

ビジュアル公開時に話題となった、芋洗坂係長演じる名物キャラクター・サイの花屋も必見。まさにゲームの中から飛び出してきたのかとしか思えないほどにそっくりな風貌には、思わず自分の目を疑ってしまったほどだ。ゲームの舞台化は数あれど、ここまでピッタリなハマリ役というのはなかなかお目にかかれないかもしれない。

さらに稽古終了後には、本作の脚本・演出を担当する田村孝裕氏、プロデューサーの菊地等氏(セガゲームス)、スーパーバイザーの吉田幸司氏(セガゲームス・龍が如くスタジオ)の3名の囲み取材も行われ、本舞台にかける意気込みや公演を心待ちにするファンへのメッセージを語ってくれた。最後に、その模様をお届けしよう。

キャスティングには開発陣も120点の満足度。舞台版では郷田龍司も登場

左から、田村孝裕氏、菊地等氏、吉田幸司氏

――今回の稽古の様子をご覧になられて、どのような印象をもたれましたか?

田村氏:僕は当然ながら普段から稽古を見ているのですが、役者さんの熱が本番に向けて役者さんの熱も入ってきて、いま仕上がりに向けて皆さんと力を合わせてやっている最中ですね。

菊池氏:一番驚いたのが、顔会わせから一週間でほぼ全体の段取りが組み上がっていたことですね。稽古をつけるのもかなり早くて。

田村氏:やはり登場人物も多いですし、舞台の展開も早いく殺陣のシーンも多いので、芝居そのものは最短距離でやっていかないと間に合わないぞと。役者さんにはかなり無理をいって、このシーンはこういう意図でというのを伝えていく手法をとりました。

吉田氏:ゲームのドラマシーンは、会話に独特の間があったりして、威圧感を感じさせるような演技が多いのですが、舞台では生の会話のキャッチボールというのが生き生きと行われていて、ゲーム本編とはまた違った魅力が舞台の上で見られるなと感じましたね。

――具体的に、ゲームをプレイしていると「おっ」と思えるシーンなどはありますか?

吉田氏:舞台版では、全てのシーンやキャラクターをゲームから持ち越せるわけではないので、ゲームとは違うアレンジが加えられています。「この台詞をこのキャラクターが言うのか!」という驚きもありますし、ゲームの内容もかなりリスペクトしてもらっていて、全く違和感のない配役になっています。そうした細かいゲームとの違いなどにも注目していただければ、より楽しめるのではないかと思います。

菊池氏:舞台の中には、ゲームでは描かれていないシーンもいくつも追加されています。舞台の中だけで全ての設定や感情が完結するよう、田村さんに気を使っていただきました。

――公開されたキャスト陣のビジュアルが、そっくりだとファンの間で好評でした。キャスティングする上でどのような意図があったのでしょうか?

菊池氏:ゲーム中の年齢設定には一旦目をつむり、とにかくキャラクターにハマりそうな人を第一に考えて選びました。その中でも佐野さんは、普段演じるキャラクターは錦山とは正反対のイメージが多いのですが、あえて男臭い役をやってみて頂きたかったという狙いが強いですね。今日は、錦を意識して普段はやらないオールバックの髪型にしていただいていたり(笑)、こちらの期待を更に越える形で、予想していた部分と予想外の部分、両方がハマっていったという形ですね。

吉田氏:こちらとしては120点くらいの出来です(笑)。僕も写真撮影には立ち会ったのですが、桐生がスーツを着た瞬間、そこに本物がいたという感じで。まだビジュアルは公開はされていませんが、スーツを脱いだ時には背中の入れ墨なども再現されているので、そちらにも注目してもらえればと思います。

――稽古場にも「龍が如く」のゲームを置いて、皆さんで遊ばれていると聞きました。

菊池氏:おそらく一番ハマっているのは、澤村由美役の桜乃さんですね。「家でやったら生活できなくなる」そうで、ずっと稽古場でプレイされています(笑)。実は最初、役者さん方に伝えたのは最低限のキャラクターの説明だけで、ゲームではどういう境遇になるのかなどを明かしていなかったんです。すると、自身が演じているキャラクターがどのようにゲームに登場しているのか、答え合わせをするように役者の皆さんがご自身でプレイして確認してくれているみたいで。稽古場にゲームをもっていったのは正解でした(笑)。

――舞台化にあたって、開発の立場から大事にして欲しい部分などの要望はあったのでしょうか?

吉田氏:演技そのものや場の作り方などは、舞台の中で作られるものなので、基本的に全てお任せしています。こちらから特に気を付けていただいたのはキャラクターの台詞回しの部分ですね。印象的な台詞というのが多い作品でもあるので、台詞とキャラクター性が離れすぎてしまうとファンの方は気になってしまうと思いますので、その点に関してはだけは守っていただきたいと事前に要望を出させていただきました。実際に出来上がった脚本はまさに龍が如くらしい仕上がりになっているので、ファンの方なら安心して見られますし、原作を知らないという人にもゲームの雰囲気が伝わるような出来になっているのではないかと思います。

――いよいよ始まる来週からの公演に向けて、期待のメッセージをお願いします。

吉田氏:先月最新作である「0」も発売され、おかげさまで大変な好評を得ています。今回舞台化された「1」の物語はちょうど「0」の後にあたりますので、シリーズファンの方であれば「1ってどんな内容だったかなー」と思い出していただくのにもちょうどいいのではないかと思います。「0」で初めてシリーズを体験された方であれば、そのまま物語の続きとして楽しんでいただけるようになっていますので、是非劇場に足を運んでいただければ幸いです。

田村氏:「龍が如く」シリーズファンの方々は勿論、ゲームをプレイしたことがないという方も、本作をきっかけにゲームをやりたくなるような作品を目指して舞台化を進めています。沢山の方にご覧になっていただければと思います。

菊池氏:今回、舞台では「1」の物語を中心に描いているのですが、ゲームと異なり「2」のメインキャラクターである郷田龍司が登場します。郷田がどう「1」の物語に関わっていくかはゲームでは描かれていない部分なので、是非とも期待していてください。また直接公演を見に来られないという方は、最終日の千秋楽はニコニコ生放送で見られるようになりますので、そちらをご覧になっていただければと思います。

舞台「龍が如く」公演概要

主催:セガゲームス、ディー・バイ・エル・クリエイション
制作:レイネット
プロデューサー:菊地等、麻田幹太
脚本・演出:田村孝裕
脚本協力:伊藤高史
問い合わせ:レイネット TEL:03-3481-0428(受付時間11時~18時 土日祝日を除く)

上演スケジュール

日程 24日 25日 26日 27日 28日 29日
開演時間 水・祝
13:00
18:00
19:00

開催日

2015年4月24日(金)~4月29日(水・祝)

会場

赤坂ACTシアター(東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス内)
TEL:03‐3589‐2277(受付時間10時~公演終演まで 休演日・休館日を除く)

キャスト

滝川英治(桐生一馬役)、佐野岳(錦山彰役)、桜乃彩音(澤村由美役)、酒井蘭(遥役)、石垣佑磨(伊達真役)、細貝圭(田中シンジ役)、芋洗坂係長(サイの花屋役)、南羽翔平(一輝役)、渡辺和貴(ユウヤ役)、大島宇三郎(嶋野太役)、秋葉陽司(寺田行雄役)、五十嵐啓輔(須藤純一役)、平田弥里(アケミ役)、加茂美穂子(麗奈役)、伊藤高史(劉家龍役)、加納幸和(神宮京平役)、陳内将(郷田龍司役)、窪塚俊介(真島吾朗役)、名高達男(風間新太郎役)

チケット料金

S席9,500円(税込)/A席8,000円(税込)

※全席指定

チケット取り扱い

CNプレイガイド
http://www.cnplayguide.com/ryu-ga-gotoku/

チケットぴあ
http://pia.jp/t/ryugagotoku/【Pコード:443-115】

e+(イープラス)
http://eplus.jp/sys/main.jsp

ローソンチケット
http://l-tike.com/【Lコード:39600】

赤坂ACT倶楽部
http://www.act-club.jp/

ACTオンラインチケット
http://www.tbs-act.com/

※画面は開発中のものです。

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