カプコンは、本日4月26日に開催された「ニコニコ超会議2015」にて、「ストリートファイター」シリーズを題材にした超チャレンジステージを実施した。
今回、ニコニコ超会議2015の「カプコンTV!」特番のラストを飾った「ストリートファイター」シリーズ 超チャレンジステージでは、カプコン プロデューサー・杉山晃一氏、アシスタントプロデューサー・綾野智章氏、番組パーソナリティのアメリカザリガニ・平井善之さん、池田ショコラさんが登場した。
今回扱われる「ウルトラストリートファイターIV(以下:ウル4)」はアーケード/家庭用版ではお馴染みのタイトルで、先月3月5日にはPS3ベスト版が発売された。買い求めやすい価格で機能は据え置き、さらに現在の対戦環境で大きなアクセントを与えているバージョンアップ「OMEGAエディション」を楽しむことができる。
また、5月19日からはスクウェア・エニックスのアーケードゲームで、現在TVアニメも放送中の「ガンスリンガーストラトス2」とのコラボが発表されており、期間中は「ストリートファイター」の登場キャラクターをイメージしたコラボ衣装が展開される。
情報もひとしおに、今回のメインイベントとなるエキシビションマッチがスタート。ここでは「ウル4」の企画などでお馴染みのマスクマン2号、杉山氏、綾野氏の相手となる計3人が、会場にいる参加者の中から挙手制で選ばれることに。
今回の挑戦者には参加するだけで称号「餓えたヒーロー」が与えられ、勝利した際にはさらに称号「来た 見た 勝った」と、特製スクリーンステッカーがプレゼントされる。
ちなみに、昨日行われた同様のステージイベントでは、挑戦者たちから1ラウンドもとれずの3連敗を喫している彼ら。最早心境は開催側にあらず、挑戦者のように緊張しているというが、参加者&視聴者が求めている結果になってしまうのだろうか…? ちなみに、挙手した参加者側が非常に多かったため、その様子が今回の称号さながら、対戦と勝利に餓えたヒーローたちに見えてしまった。
第一試合を担当するのは、色々な人にボコボコにされ、昨日のステージでもロレント使いの挑戦者にボコボコにされてしまったマスクマン2号。リベンジの気概をみせている彼だが、杉山氏いわく「負けたら始末書二枚目だよ?」と内なるプレッシャーをかけられてしまう。
豪鬼を使うマスクマンの相手は、色々な意味でマスクマンよりも強そうな男性のディージェイ。開幕から“わかっている動き”を見せる挑戦者に対し、マスクマンは対応で手いっぱい。「一試合目は遊ぶ」というどこかで聞いたことのある肩書きを背負ったマスクマン。一本落とした後の2ラウンド目ではガチ操作の空気をまとわせていたものの、飛び道具と投げと小ジャンプで的を絞らせない挑戦者に対して、マスクマンは多少の善戦も虚しくガチ敗北。
続いてはロレントを使用する杉山氏。相手はまさかのランダム使いで、「ウル4」の女神により選ばれたのはクリムゾン・ヴァイパー。基礎コンボとバーニングキックでダメージを稼いでいく挑戦者であったが、セイスモハンマーが要所で噛み合わず、杉山氏がイベント初となる1ラウンドをもぎ取る。2ラウンド目も勢いに乗っていた杉山氏だが、硬直にバーストタイムで割り込まれ決戦は第3ラウンドへ。
結果、早くなりがちな展開を投げで制した杉山氏により、カプコン陣営は初勝利となった。
3試合目はディカープリで挑む綾野氏の出番。昨日はPP2000前後のプレイヤーを要望して惨敗。本日はPP1000以下で募集をかける頭脳派な綾野氏であったが、相手は“できる空気”を身にまとったバイソン使い。ターンパンチとダッシュグランドストレートで差し込む挑戦者に、綾野氏も相手の突進を見てから昇竜(EXサイコスティング)で返すなど、巧みが光る。
試合は終始ジリジリとした間合いの詰め合いとなったが、3ラウンド目にして挑戦者が初めて見せた中段攻撃(EXダッシュスウィングブロー)からダメージを掴まれ、綾野氏はウルトラコンボ「DCM」のみに集中…していたがために反撃の機会を掴めず、なし崩しで綾野氏が敗北した。
さらに、既に参加称号以外の賞品はなくなってしまったものの、おまけで杉山氏と1戦、綾野氏と1戦のエクストララウンドが設けられることに。
初戦は強力なコンボで人気を博す殺意リュウこと「殺意の波動に目覚めたリュウ」。高めのコンボで一気にダメージを持っていけることで人気のキャラクターだが、杉山氏は波動拳にあわせてのメコンデルタで丁寧にダメージを計上していく。竜爪脚からの手痛いコンボでヒリヒリとした状況が続く中、ロレントならではのリーチと杉山氏持ち前の投げで対応し、持ち株ストップ高やむなしの2連勝を上げた。
ラストの試合はこちらも挑戦者による殺意リュウ。リュウ使いの正義・中K波動でしっかりとペースを固めていったが、綾野氏のディカープリの繰り出す突進技(ラピッドダガー)をガードしてからの読み合いがさまざまに混線し、二転三転で最終ラウンドに。
しかし、ここでいい恰好を見せたかったのか綾野氏の様子がオカシイ。杉山氏に「あいつDCMでフィニッシュしか考えてない」と看過されてしまうと、途端に挑戦者による旋武脚→EX空中竜巻旋風脚が刺さり、綾野氏はまたもや敗北を味わうこととなった。
なお、今回のステージではゲーム大好き平井さんが参加することができなかったが、世界を賑わす「ウル4」の新たなステージ、「ストリートファイターV」発表の暁には、皆でプレイすることもあるとか? 今と未来に期待感が高められるイベントであった。