ゲーム主題歌や録り下ろし楽曲を凝縮!いとうかなこさん6thアルバム「Reactor」&ニューシングル「シンギュラリティ」インタビュー

ゲーム主題歌や録り下ろし楽曲を凝縮!いとうかなこさん6thアルバム「Reactor」&ニューシングル「シンギュラリティ」インタビュー

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5月27日に6thアルバム「Reactor」、さらに7月22日にはニューシングル「シンギュラリティ」を発売するいとうかなこさんへのインタビューをお届けする。

いとうかなこさん

6thアルバム「Reactor」には、PS Vita「東京新世録 オペレーションバベル」オープニングテーマ「Operation Babel」や、PS Vita「花咲くまにまに」オープニングテーマ「花ノ輪舞曲」など、初収録となるゲーム主題歌を5曲収録。他にもゲームやアニメの主題歌を多数収録し、表題曲「Reactor」はいとうさんが作詞・作曲した録り下ろし楽曲と、全13曲の充実した内容となっている。

また、DVD付盤にはボーナストラックとして奥井雅美さん作詞・作曲の録り下ろし新曲も収録。付属のDVDには「Reactor」Music Clipに加え、ゲームのオープニングムービーを収録している。

ニューシングル「シンギュラリティ」はPS4/PS3/PS Vita用ソフト「CHAOS;CHILD」のオープニングテーマ。カップリングも含めてこちらも注目の1枚だ。

いとうさんの魅力がたっぷりつまった今回のアルバムとシングルについて、聴きどころやレコーディング秘話などお話を聞くことが出来たので紹介しよう。

5月27日発売の6thアルバム「Reactor」(左:DVD付盤、右:通常盤)

――6thアルバム「Reactor」のテーマやコンセプトを教えて下さい。

いとうさん:テーマは「Reactor」というタイトルに込めています。「Reactor」は化学反応装置という意味なのですが、各作品の主題歌として化学反応を起こしてきた楽曲を1ヶ所に集めて、さらに限界を突破したいという意味でつけました。作品もジャンルもバラバラな楽曲を1つに集めることで、さらに広まるといいなという思いも込められています。

――曲順はどのように決めたのでしょうか?

いとうさん:曲順は私が決めさせてもらいました。作品同士をなるべく近くしてあげたいとか考えながら、無限ループで聴けるような並びになっています。

――それでは、録り下ろし曲や初収録曲についてお聞きします。表題曲「Reactor」はいとうさんが作詞・作曲された楽曲ですね。

いとうさん:アルバムのタイトル曲が欲しくて、張り切って作っちゃいました(笑)。「Reactor」というタイトルから作り始めまして。“化学反応装置”という言葉はケミカルでデジタルチックなイメージがありますけど、どちらかというと「温かい人のパワーで限界を超えよう」というテーマに寄せています。サウンド的にはフォークソングのような楽曲を作りたくて、そうしたらいい曲が出来ちゃいました!

――タイトル曲なのでパワフル全開で来るのかと思ったら、心にグッと来る曲だったのがすごく印象的でした。

いとうさん:そうなんですよ。PVも作ってもらえて。自分が作曲した曲でPVを作っていただいたのは初めてなので、すごく嬉しいです。

――PVはどのようなイメージで作られたのでしょうか?

いとうさん:監督が楽曲から受けたイメージで作っていただきました。もともとは自分自身に向けた曲だったのですが、監督は「若者のための応援歌と思って作りたい」とおっしゃってくれて。バレリーナを目指している女子高生のストーリーで、私は若者を見守る“赤い鳥”。「いけるよ!」と言ってあげる神です(笑)。神と言いましたが、人がかけてくれる言葉を若者には大事にして欲しいし、大人になっても大事なこと、それをこの曲で言いたかったんです。

――ご自身に向けた楽曲だったのですね。

いとうさん:そうなんです。「もっと行ける!」と思っている今の自分を描きたかったんです。シンプルですっと入ってくる曲を作りたくて、メロディはよく聴くとワンメロディだったりします。AメロからBメロが一瞬あり、サビはAメロと同じ動きで。アレンジは磯江俊道さんにしていただき、納得の曲が出来ました。

――3曲目の「Operation Babel」はPS Vita「東京新世録 オペレーションバベル」のオープニングテーマで、いとうさんが作詞されています。

いとうさん:曲調は「(志倉)千代丸曲か!」というぐらいアッパーでデジタルチックな曲です。シナリオを読ませていただきキーワードや前作の言葉を入れたりして、作品に寄せた歌詞になっています。ぜひフルで聴いてもらって、プレイ後にもまた聴いてもらいたいですね。

――いかにもオープニングという感じの曲ですね。

いとうさん:デモを聴いた時に、戦隊モノか! と思ったんですよ。そういう歌詞を書いたらダメ出しをくらいましたけど(笑)。そこから世界観を作りこんだので、思い入れがあります。最近はゲームの主題歌も歌詞を書かせていただけるようになり、必ずシナリオを全部読んでから書くんです。作品のキーワードを入れたいですし、私がお話の中から言葉を拾いたいので、結構時間をかけて作っています。

――ゲームやアニメの楽曲を作詞する際に意識している点はありますか?

いとうさん:ゲームやアニメの歌詞を書くのはジグソーパズルのような感覚です。パズルのピースがシナリオの中に宝の山のようになっていて、そこからピッタリ! というのを探し当てるとすごく嬉しくて。1発OKをもらうともっと嬉しいですけどね(笑)。作詞していて楽しいです。

――「君の名前の風が吹く」は、iOS/Android「オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-」オープニングテーマですね。

いとうさん:配信開始されたセガさんのRPGで、TVCMが面白いんですよ。伊藤一朗さんがDJ KOOさんに変化して「KOOOOO」となったところで、この曲のサビが流れるんです(笑)。

――インパクトありますね。

いとうさん:この曲はオーケストラサウンドで生録音していたりと、すごくゴージャスなんです。サビ前まではすごく静かで、そこからバンドサウンドも混ざってカオスになり、大サビでズーンと落ちて、また盛り上がって終わるという組曲みたいな展開になっています。ぜひフルで聴いて欲しい曲です。アイテム課金のあるゲームですから、この曲も売ってくれたらいいのに(笑)。ゲームファンの方に真っ先に聴いて欲しいんですよね。

――レコーディングはいかがでしたか?

いとうさん:レコーディングは最初悩みました。歌い出しを普通に歌ってみたら、「囁くような感じがいい」と言われて。やってみたらハマったので成功でしたね。DVDにはオープニングムービーが収録されるのですが、これがまた美しいのでぜひ見てもらいたいです。

――8曲目にはPS Vita「花咲くまにまに」オープニングテーマ「花ノ輪舞曲」が収録されます。

いとうさん:7曲目の「悠久ノ空咲ク花」(PS3/PSP「花咲くまにまに」オープニングテーマ)はシングルカットしたのですが、「花ノ輪舞曲」はしなかったんです。そうしたら、女性ユーザーから「CD化してください」というメッセージが直接Twitterで来たりして(笑)。「皆さんの声があれば作るかもしれない」と言っていたら叶いました。

――この楽曲もいとうさんが作詞されています。乙女ゲームという点は意識されたのでしょうか?

いとうさん:特に意識せずに、普通のラブソングとして聴けるように書いています。シナリオを読まないとわからないようなキーワードを入れたらとても喜ばれて。ネタバレはしていないですけど、最後までプレイすると、「あ、なるほど!」と思えるようになっています。

――女性の方が男性よりもキーワードや込められた思いに敏感な気がします。

いとうさん:そうかもしれないです。それで気に入ってもらえたのは嬉しいです。かけ離れたことは言わずに、「花咲くまにまに」のテーマをわかりやすい感じで書いてみました。

――PSP「Enkeltbillet」オープニングテーマ「Fantastisk udsigt」は、ゲーム同様に楽曲もオシャレですね。

いとうさん:美しい男の子がいっぱい出てくる、旅をする系の乙女ゲームの主題歌です。外国を舞台にしたオシャレなイメージになっています。作曲・編曲の磯江さんに「ジャズっぽい感じ」とオーダーが来たんですよ。磯江さんはロックの人だからジャズは苦手だと言っていたのに、すごく優しい感じの素敵な曲を作ってくださいました。

――歌う時に気をつけたことはありますか?

いとうさん:メロディが優しいので、そんなに強くならずに優しい気持ちで歌いました。歌詞にあるデンマーク語は一生懸命辞書で調べて練習したんですよ(笑)。

――PS Vita「クロガネ回姫譚 -閃夜一夜-」エンディングテーマ「幾千の夜を越えて」も初収録となります。

いとうさん:絶対にこの曲はアルバム本編の最後で!と思っていました。アルバムのエンディングにしたかったんですよ。

――エンディング感がすごいですよね。

いとうさん:そうなんですよ。「君の名前の風が吹く」とはまた違ったクラシックサウンドで、安心して聴けるというか、自分でもいい曲が出来たなと思っています。ゲームはまだプレイしていないので、エンディングで流れるのを早く見たいです。

――ご自身が担当したゲームはプレイされるのですか?

いとうさん:しますね。エンディングの場合は、開発の人に聞いたり攻略サイトを見たりしてエンディングに真っ直ぐ向かいます(笑)。以前、自力でやってみたら同じところをグルグルして、私の曲ではないエンディングが何回も流れちゃって(笑)。エンディングは大変ですが、1回は見ます。このゲームもどのようなエンディングになっているのか見るのが楽しみです。

――そして、DVD付盤には、最後にすごい録り下ろし曲が入りますね。

いとうさん:「Reactor」のテーマをちょっとだけ奥井さんに伝えて、あとは自由に作っていただいたんですよ。「熱いやつでお願いします」と言ったら、まさにそのままの曲が来てすごく嬉しかったです。出だしの「Oh Oh Oh Oh Oh Oh Oh~♪」という掛け声を聴いたら、「きたー!!」と思って笑っちゃいました(笑)。私の楽曲にはこういう気持ちが前面に出た熱い曲があまりなかったので、奥井節炸裂!という感じです。

――いとうさんのスタイリッシュな楽曲は熱さとは少しベクトルが違いますからね。

いとうさん:すっごい難しいのが来たらどうしようとドキドキしていたんですけど、歌詞もスッと入ってきて歌いやすくて。ライブで歌ったら楽しいだろうなという格好良い曲が出来ました。

――やはりポイントは冒頭ですか?

いとうさん:そうですね。「みんなで一緒に歌える曲が出来たよ~!」と言いたいです。

――ライブと言えば、5月30日(土)から東京、名古屋、大阪でライブツアーがあります。どのようなライブにしようと思っていますか?

いとうさん:本当にごちゃまぜなアルバムなので、新曲はもちろん、昔の曲も歌いつつ“まぜこぜパーティー”でいこうと思います。昨年のワンマンライブでアンケートを取ったら、昔からずっとライブに来てくれる方もいることがわかりまして。アンケートで人気の上位3曲ぐらいはきちんと歌う予定です。

――昔の曲でもこれは聴きたい!と思うんでしょうね。

いとうさん:そうそうそう。私もニトロプラスの曲はいまだに聴いたりしていますし、人気の曲は海外でも歌ってくださいと言われることが多いです。最近は、昔の作品がスマホに移植されることもあるようで、なぜこの曲が!?ということもありますね。「沙耶の唄」とか、くら~い曲なのに(笑)。ライブ向きではないのに、聴きたいという声があったのは驚きでした。

――「この曲をライブで聴きたかった!」という思い入れがあるんでしょうね。

いとうさん:そう言ってもらえるのは嬉しいです。いとうかなこの曲では「科学アドベンチャーシリーズ」が目立っていますが、それ以前の曲も大好きですと言ってくれる人がいるので、古い曲も織り交ぜていこうと思っています。

――続いて、ニューシングル「シンギュラリティ」についてもお聞きします。表題曲はPS4/PS3/PS Vita「CHAOS;CHILD」オープニングテーマです。

いとうさん:このゲームはXbox Oneのユーザーから高評価をいただき「移植を待っています」というお客さんも多かったので、皆さんに楽しんでいただけるとワクワクしています。

――志倉千代丸さんが作詞・作曲されていますが、楽曲はどのような感じでしょうか?

いとうさん:歌詞が意外でした。サビで「恋をしてキスをして」ですよ。どうした千代丸! 恋でもしちゃったのかい! と(笑)。曲調はXbox One版の主題歌「非実在青少年」(アルバム「Reactor」に収録)よりも怪しさやダークさが加わっていて、湿度が高い感じがピッタリです。千代丸さんも「すごくいいよ!」とお気に入りだそうです。格好良い曲が出来たと思います。

――カップリングについてもお聞かせください。

いとうさん:2曲目には「silent wind bell」(Xbox One「CHAOS;CHILD」エンディングテーマ)のアナザーバージョンが入ります。もともと優しい楽曲をさらにアコースティックっぽくしようと考えています。この曲もシナリオを全部読んで歌詞を書かせていただいていて、曲がすごく良かったので気合入れて作りました。歌詞がグッとくるという感想をいただいたので、嬉しいです。

――もう1曲は「TRUE QUALIA」(PCゲーム「ボクとセカイのユークリッド」オープニングテーマ)が収録されます。

いとうさん:こちらは7月発売予定の乙女ゲームで、オープニングらしく疾走感溢れる曲になっています。ムービーも格好いいんですよ。どんな物語が始まるかワクワクするムービーなので、曲もゲームもお楽しみに!という感じです。

――主題歌を担当されるゲームのジャンルもバラエティ豊かになりましたね。

いとうさん:最初に乙女ゲームのオファーが来たときは心配でした。乙女ゲーム好きの人に「いとうさんが歌って大丈夫なのかい?」と聞きに行きましたから(笑)。彼女が「絶対に大丈夫です」と言ってくれて安心した思い出があります。最初はエンディングだけでしたが、とうとうオープニングのオファーも来るようになって。浸透してくれて良かったです。

――女性ユーザーに評価してもらうのは嬉しいですね。

いとうさん:本当に嬉しいです。ライブにも来てくれるようになりました。やはりこうしてずっと歌わせていただいているのが、すごいことだなとしみじみ思っています。アルバムが出て、次のシングルが決まっているのは幸せなことです。

――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

いとうさん:あちこち旅に出ていた主題歌たちが、「Reactor」というアルバムで1ヶ所に集まりました。普段は手を出さないジャンルのゲーム主題歌を聴いてみるきっかけになればいいなと思います。個人的にはDVDにムービーが入っているのも嬉しいですし、DVD付盤には奥井さんが作った曲も入っています。超おすすめです。この熱い曲は必ずライブでやりますので、ぜひ覚えて一緒に歌いましょう! ニューシングル「シンギュラリティ」も楽しみにしてください。よろしくお願いします!

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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