MAGES.が8月1日より一般公開する「シュタインズゲート」のコンセプトリノベーションルーム。今回は一般公開に先駆けて足を運ぶことができたので、シュタゲの世界観を満載にしたコラボルームの魅力をレポートしていく。
目次
初のナンバリングタイトル「シュタインズ・ゲート ゼロ」の発売日も決定した現在、科学アドベンチャーシリーズ「シュタインズ・ゲート」ではさまざまな場所・企業とのコラボレーション展開が推し進められている。
今回はその内、朝日リビングとのコラボ企画「賃貸物件コラボルーム」と、ソフトバンクとのコラボ企画「秋葉原ARデジタルスタンプラリー」を体験できたので紹介していこう。
「シュタインズ・ゲート」コラボルームを紹介
秋葉原駅を昭和通り口から出て、昭和通りの交差点を進み、大通りをまっすぐ進んだ先、たばこ屋を目印に左折して左手側、定食屋の2階にコラボルームは存在する。
場所柄、繁華街から少し外れた場所にあるので、足を運ぶ際は若干行ったり来たりをしてしまう人もいるかもしれないが、ワンサカと賑やかな景観でないことが、世界観的にも実に“らしい”。
朝日リビングが手掛けたこの部屋は“STEINS;GATEの世界観をコンセプトにリノベーションした公式コラボ賃貸ルーム”となり、8月1日以降より一般公開される。
現時点では予約受付などは予定されておらず、フラッと足を運ぶだけでも、現地で朝日リビングのスタッフがアテンドしてくれる仕組みだ。
部屋の中は「シュタインズ・ゲート」の世界観をイメージした家具、装飾、ガジェットで彩られており、空想科学読本など思わずソファでくつろぎたくなるアイテムも飾られている。
また、お馴染みのニキシー管で作られた「ダイバージェンスメーター」、岡部の愛用品「ドクターペッパー」の看板が用意されているほか、一般公開に向けて「ゲルバナ」も鋭意作成中だとか。
さらに、部屋の一角では「シュタインズ・ゲート ゼロ」の衣装を身にまとった岡部倫太郎、牧瀬紅莉栖の「AR(拡張現実)」を確認することもできる。ARはソフトバンクが配信中の周辺情報配信サービスアプリ「ふらっと案内」(利用法は後述)を使用することで確認でき、ただ見るだけでなく、小物として用意されている白衣をまとっての記念撮影も可能だ。
加えて、「ふらっと案内」ではコラボルームのARのほかに、全3種公開予定のポスターを読み取ることでここでもARが見れたり、「シュタインズ・ゲート ゼロ」のロゴを読み取ることで画面上に浮き出るPVがチェックできたりと、中々に先進的なギミックが取り入れられている。
なお、本イベントの正式名称に使われている「コンセプトリノベーションモデルルーム」だが、近年は家々の改修に使われる「リフォーム」という単語が、「リノベーション」という単語に変化してきていることから名付けられている。
前回、TVアニメ「海月姫」のコンセプトルームを手掛けた朝日リビングはコラボルームに関して、通常の賃貸マンション・アパートは内装、外装、機能がいずれも似通っているケースが多いことから、より独創性に富んだ、その人に合った部屋を提供していきたいという思いの元、新たな試みとして実施しているという。
ちなみに朝日リビングには「シュタインズ・ゲート」ファンがたくさんいるようで、今回のコラボルームに関しても、どっぷり浸かったファンである朝日リビング 代表取締役社長・斎藤新氏が自ら意見を出し、それをシュタゲファンである同社の若手女性スタッフたちが手掛けていったと、ファン心理をくすぐる成り立ちも話してくれた。
ARの利用方法
まずはiOS/Android向けアプリ「ふらっと案内」を、各プラットフォームにてダウンロード。
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/furatto-nei-shouno-zhongni/id320371451
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.softbank.mb.fa※端末の位置情報はONにしてください。
秋葉原の街に出て、ラボメンたちとスタンプラリー!
コラボルームから出て、次は秋葉原ARスタンプラリーに出向くことに。本日7月28日よりスタートしている本企画は、AR撮影時に利用した「ふらっと案内」を主軸にしたデジタルスタンプラリーとなり、アプリ内のアナウンスに従い、該当地点に足を運び、カメラを向けることで、ラボメンたちのARを確認することができる。
こちらのARは秋葉原駅電気街口から神田明神周辺まで全13ヵ所が用意されており、撮影に成功するとまゆりの大好きな「うーぱ」のスタンプをゲットできる。13ヵ所全てを集めることができれば、特典として「オリジナルデジタル修了証」がプレゼントされる。もちろん、コラボルームと同様にARと一緒に記念撮影することも可能だ。
特に下記のタイムマシンの撮影は面白く、認識する場所の遠近や角度でタイムマシンの直下、前面、後部など、さまざまなアングルで撮影することができる。認識し続けている限りは米粒大になるまで映し続けられるようだ。
…ただし、端末を直上に向けながら前後左右に動こうとすると、“歩きスマホ”以上に大変危険な行為になるので、無理な撮影は厳禁だ。
デジタルスタンプラリーの利用方法
こちらもiOS/Android向けアプリ「ふらっと案内」を、各プラットフォームにてダウンロード。
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/furatto-nei-shouno-zhongni/id320371451
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.softbank.mb.fa
1.項目内、シュタゲARラリーを選択 2.案内後、開始(再開)を選択 3.該当地点で一覧より場所を選択 4.画面上のアナウンスに従うと… 5.秋葉原に上空にタイムマシンが出現! 6.撮影成功時にスタンプがもらえる。 ※端末の位置情報はONにしてください。
AR事業を進めているソフトバンクは今回、“徹底的なリアリティの追求”をテーマに最先端ARを導入しているという。本企画のARは、2D空間情報のみを認識していた従来のモデルから、3D空間情報を読み取る新たな技術が採用。新たなアルゴリズムを用いることで景色、顔、位置に加えて、天候、明るさ、太陽の方位と高度、キャラクターまでの距離など、人間の五感に近い精度で認識することが可能になっている。
これにより、ARと人間を一つの画面に収めて撮影する際、「時刻によってキャラクターの影の方向や長さが変化」「暗い場所ではキャラクターの明暗が変化」するなど、景観に合わせて撮影対象も変化するのだ。
つまり、「キャラクターと人間の影の向きが逆方向」「キャラクターのコントラストが明るすぎて浮く」などの違和感が低減され、自然な形での記念撮影が可能となる。また、光源がとり辛い夜間帯では趣も変わり、アドベンチャーゲームの画面を模したメッセージウィンドウが表示され、各キャラクターの特別な台詞をチェックできる。
もちろん、テキストは「シュタインズ・ゲート」開発陣により手掛けられているので、ファンにはたまらないものとなるだろう。…ただし、こちらもやはり撮影時間が夜間となるので、無理な撮影や迷惑になる行為は控えよう。
今回は関係者一同がワラワラと現地に足を運び、一斉にスマートフォンを上空に向けるなど、知らない人が見たら???を浮かべる構図であった。周囲の人たちもつられて上空を眺めたり、同じくスマートフォンをとりあえず向けているなど、面白い光景がたちどころに連鎖していたのだ。
読者の皆さんもスタンプラリーに実際に参加する際、撮影時に???を浮かべている人を見たときや、記念撮影を頼みたい時などは、現地で色々な人とコミュニケーションを取ってみるのもいいかもしれない。
「シュタインズ・ゲート」コンセプトリノベーションモデルルーム
日程:2015年8月1日~2015年8月31日
展示:12:00~18:00(予定)
場所:東京都千代田区神田和泉町1丁目7-13 201号室
アクセス:秋葉原駅 昭和通り口より徒歩5分程度
詳細:http://www.asahiliving.co.jp/?p=7571
神戸では未来ガジェット研究所を再現
日程:2015年8月1日~2015年8月31日
展示:平日/11:30~20:00、土日祝/11:00~21:00
場所:神戸アニメストリート
詳細:http://kobe-anist.com/
秋葉原スタンプラリー
日程:2015年7月28日~
対象:13ヵ所
場所:秋葉原駅電気街口~神田明神周辺