ディースリー・パブリッシャーは、8月9日にオリンパスホール八王子にて「男遊郭~夏の宵の花吹雪~」を開催。ここでは夜の部についてお届けする。
出演者
森久保祥太郎さん(高尾役)
鳥海浩輔さん(ときわ役)
置鮎龍太郎さん(神楽役)
野島健児さん(かげろう役)
黒田崇矢さん(いろは役)
柿原徹也さん(伊東慶次役)
久野藍さん(主題歌ヴォーカル)
思わず悲鳴を上げてしまうような愛の囁きが続く朗読劇
オープニングでは花魁道中さながらに、出演者が客席側から登場。ファンは大歓声で出迎え、6人がステージに揃うと朗読劇「突き出しのお相手は」が始まる。
いつも以上に軽口を叩き合い、どこか落ち着かない様子をみせる高尾、神楽、ときわ、慶次、かげろう、いろは。菊屋の売れっ子をまとめて買い上げた“お嬢さん”を迎えつつ、いろはは一晩を共に過ごす相手を1人だけ選んでほしいという。
選ばれたかげろうは、まだ神楽の付き人である振袖新造。納得がいかないという様子のときわ、慶次をたしなめる高尾、喜ばしいという神楽、照れながらも礼を言うかげろう。そんなかげろうの案内で、皆は座敷へと向かう。
自己紹介から始まり、さまざまな話題で盛り上がっていく宴。酒も進む中、いろはがかげろうの突き出しを頼めないかという話へ。そこへ割ってはいる面々だが、ときわの提案で空気をかえようと「謎かけ」をすることに。「悲恋」や「お嬢さん」をお題に余興を楽しむが、“お嬢さん”は気恥ずかしさから席を外してしまう。迎えに行った神楽の、一時だけ伝えたいという想いを乗せた「恋物語」で朗読劇の前半は締めくくられた。
続いてPS Vitaソフト「男遊郭」のオープニングテーマ「徒桜」を担当した久野藍さんが浴衣姿で登場。ゲーム内では聞けないフルバージョンを楽しんでほしいと挨拶する。
朗読劇後半「酔い覚ましの懸想人」では外で涼んでいるという“お嬢さん”を相手に、6人が立て続けに熱烈な口説き文句を投げかける。艶めかしさを含んだ言葉やマイクパフォーマンス、さらには「壁ドン」やちょっぴり笑いも加わり、会場を悲鳴にも似た大歓声が包む。最後はかげろうが「七日之音」を披露し、賑やかな宴は幕を閉じた。
キザな喋りで古今東西!爆笑必須のバラエティコーナー
「夏宵の寄席」では司会を黒田さんが務め、5人はお題に沿った答えを次々と答えていく「古今東西」に挑戦。特別ルールとして「キザ」に話すことが条件となり、失敗した人には罰ゲームが与えられる。1問目「自分がすごいと思うところ」では黒田さんのジャッジに引っかかりながらもなんとか続くが、置鮎さんが順番を間違えてしまう。罰ゲームとして泣いているお嬢さんに対し、心配した気持ちを込めたアドリブのセリフを壁ドンしながら行うことに。お嬢さん役には強制的に野島さんが指名されてしまった。
2問目「八王子を褒め称える」では、八王子出身の森久保さんや一時住んでいたという鳥海さんが有利と思われたが、初めて訪れたという柿原さんも健闘。言葉に詰まった野島さんが、お嬢さんを強引に誘いながら壁ドンというシチュエーションに挑む。しかし相手役が場の流れで黒田さんに決まり、非常にユニークな展開となってしまった。
3問目は「男のカバンに入っていそうなもの」。テンポよく進んでいくかと思いきや、森久保さんが「グラサン」を被せてしまう痛恨のミス。罰ゲームは見知らぬ男に誘われているお嬢さんへ嫉妬心を抑えながらドンするというもので、相手役は置鮎さん、男役は鳥海さんが演じた。
さらにパンフレットにも掲載された、出演者のサイン色紙プレゼント抽選会も実施。初の「男遊郭」イベントは笑いあり、ときめきありの大盛況で終了した。そして、早くも本公演を収録したDVDの発売が12月23日に決定。D3P WEB SHOPなどで予約を受付中なので、お見逃しなく。