猛暑は熱情(パッション)で吹き飛ばすぜよ!「超★超歌劇『幕末Rock』」ゲネプロの模様をレポート

発表会・イベント取材
0コメント アサミリナ

2015年8月13日より「超★超歌劇『幕末Rock』」の公演が、東京のZeppブルーシアター六本木にてスタート。それに先立ち、8月12日に関係者向けの公開ゲネプロが実施されたので、その模様をお届けしよう。

「超★超歌劇『幕末Rock』」は2014年12月に東京・銀河劇場で行われた「超歌劇『幕末Rock』」の再演となっており、8月8日から9日までは初の地方公演となる大阪公演も行われた。再演となるため、舞台の内容などの詳細は前回のレポートを参考にしてもらいたい。

今回の公演レポートは初演との違いなどに触れており、セットリストなど一部のネタバレを含んでいるため、注意してほしい。

新曲も追加されているぞ!雷舞(ライブ)セットリスト公開!

「超★超歌劇『幕末Rock』」は前述の通り再演となるが、セットリストや演出の一部が変更され、前回の舞台よりもパワーアップしたものとなっている。前回の公演同様、大半のシーンで歌やダンスがあるが、ペンライトが使用できる曲が前回より分かりやすくなっている。そういった詳細は、舞台が始まる前のアナウンスで確認しよう。

今回の公演のセットリストは、以下の通り。

セットリスト

1.「Rolling Thunder」
2.「Crash My Head」
3.「What's this?」※志士Ver.
4.「非常幻想 -オーバーミラージュ-」
5.「INTERSECT」
6.「REACTION」
7.「残響 -feedback-」※天歌Ver.
8.「ハチノジディストーション」
9.「光の原石」
10.「暁のFreebird」
11.「モット!!!」
12.「黒曜蝶 ブラックバタフライ」
13.「生きてゆこう」
14.「LAST SCREAM」
15.「五色絢爛」
16.「宙ノ翼」※徳川慶喜ソロVer.
17.「×××ing」
18.「What's this?」※ピアノVer.
19.「絶頂DAYBREAK」

「サプラーイズ!」お馴染みのあのシーンも!

再演ということもあり新曲が追加されていると思っていなかったのだが、総曲数自体は初演と変わらないものの、桂小五郎の歌う曲が「重力のない世界」から「ハチノジディストーション」に変更されていたり、土方歳三の歌う曲も「群青を射す光」から「モット!!!」に変わっていた。

「暁のFreebird」と「×××ing」は、2015年8月5日に発売されたばかりの「幕末Rock極魂ミニアルバム」からの新曲。発売から一週間しか経過していない楽曲が使用されているため、「まだ歌詞を覚えていない!」という煌(ファン)は急いでこの二曲だけでも覚えてから舞台に向かえば、より一層ステージを楽しめることだろう。

今回の再演でも、「幕末Rock」煌にはすっかりお馴染み沖田総司の「サプラーイズ!」な登場シーンや、パージシーンは再現されている。

笑いあり、ダンスや殺陣もあり、涙あり、という最高に盛り上がる演出は健在なのだが、再演でこれらの全てが見事なパワーアップを遂げていた。まずダンスシーンが圧倒的に増え、さまざまなキャラクターが初演のときよりも更に生き生きと舞台の上で輝いている姿が見れる。

また、演出も細かいところが改良されており、ステージ全体がとても見やすくなっていた。初演では、五人が同時に楽器を演奏する場面だとドラムの桂小五郎とキーボードの沖田総司が動けなかったためにどうしてもステージの動きや演出に限界があったが、今回は沖田総司のキーボードが肩から掛けるタイプのものに変更されたため、そういった制約が取り去られている。沖田総司のキーボードの設定は原作にはないものだが、舞台ということを活かした良い改善点だった。

演出の変更はダンスや殺陣シーンに限ったことではなく、ストーリーにもより深く没入できるようになっているように感じた。筆者はゲームも遊び、アニメ版も見て、初演の舞台も行き、CDやDVDも全て所持している「幕末Rock」煌の一人なのでストーリーはもう熟知しているのだが、今回のゲネプロを見て涙が零れてしまうほどだった。

舞台という、目の前でリアルタイムに展開するストーリーに引き込まれやすい場だったこともあるが、キャストたち一同が初演での舞台と大阪公演をこなして、一層自分の役を理解し、そして演じるキャラクターそのものに入り込んでいることも非常に大きな要因だっただろう。

観客は、「幕末Rock」という作品の煌の一人でありつつ、「超★超歌劇『幕末Rock』」では「幕末Rock」に登場する志士(ロッカー)や最高愛獲(トップアイドル)たちの煌になれるのだと、今回のゲネプロを通じて感じることができた。その心は初演の時から変わらぬものだろうが、再演でそのパワーが増したのだと痛感したとも言えるだろう。

キャストインタビューの模様をお届け!

ゲネプロの開始前に、坂本龍馬役の良知真次さん、高杉晋作役の太田基裕さん、桂小五郎役の矢田悠祐さん、土方歳三役の輝馬さん、沖田総司役の佐々木喜英さんの五人が報道陣の取材に応じた。

左から、佐々木喜英さん、矢田悠祐さん、良知真次さん、太田基裕さん、輝馬さん

――まずは大阪公演を終えての感想をお願いします。

良知さん:前回の初演をやらせていただいたあと、再演と地方公演を望む声がとても多く、今回はその要望に応える形で大阪からはじまりましたが、普通に再演するよりも何かもっとパワーアップしたものを見せたいと思い、五人全員で歌って踊るナンバーを一幕のラストに入れたり、ただの再演にならないようにしました。それを大阪で演じることができ、より一層パワーアップした状態で今回東京に帰ってきました。東京公演もキャストスタッフ共々、頑張って作り上げたいと思います。

太田さん:再演ということで、キャストもスタッフもより一層良い関係を作ることができまして、みんなで一丸となってこの「超★超歌劇『幕末Rock』」を盛り上げることができているんじゃないかと思います。大阪でもお客様との一体感やライブ感というものが共有できたと思っていますし、大阪での熱を東京でもいっぱい出して、パッションを高めながらロックしていきたいなと思っています。

矢田さん:僕は大阪出身なのですが、前回は東京公演のみということで祖母に見せられずに残念でした。ですが今回大阪公演が出来たことで祖母にこの舞台を見せることができて、すごい嬉しかったです。もちろん祖母以外にも、大阪でやることで東京には来れなかったファンの方たちに生の舞台を届けることができて良かったです。

輝馬さん:前回に負けない内容になっていると思います。初演も盛り上がりましたが、大阪公演ではお客さんの反応が前回よりも更に大きくなっていたように感じました。今回は「超★超歌劇『幕末Rock』」ということで”超”がついた分、僕たちの関係性も密になりましたし、初演から更に研究をして、改善をして、より良い舞台を見せられたと思います。そして大阪公演を終えて更なる改善点や反省点や良かった点を持ち帰っての、今回の東京公演になります。大阪よりも更にパワーアップした公演をお届けできればと思っていますので、よろしくお願いいたします。

佐々木さん:再演ということで、初めて大阪でできたことが嬉しかったです。あと今回は再演ですが、メインの9人のメンバーが誰一人として変わることなく同じメンバーでこの作品に挑めたことが、僕は本当に幸せです。お客様と何曲か一緒に歌うシーンがあるのですが、大阪でその歌声が初演の時よりもパワーアップしていると感じまして、一層お客様の愛を深く感じました。

――東京公演への意気込みと、お客様へのメッセージをお願いします。

佐々木さん:再演なので前回以上にキャラクター作りをしっかりして頑張りたいと思います。僕が演じる沖田総司の役はキーボード担当なのですが、前回は固定型のキーボードだったのが今回は原作にないショルダータイプのものになっていまして、それによってダンスなど動けるシーンもたくさん増えました。ぜひそこにもご注目ください。

輝馬さん:初演とは違った見せ方、演出になっていますので、初演に行った方も見比べて楽しめるようになっていると思います。また、僕が演じる土方歳三の持ち歌も変わりました。前回は歌がメインでしたが、今回は動きも踊りもあり、更にバージョンアップした土方歳三を見ていただければ嬉しいです。

矢田さん:再演ではありますが新曲が何曲も増えまして、僕のソロも変わりました。みんなでダンスするシーンも初演より増えたので、そこが見どころになっていると思います。あと個人的に桂小五郎という役をもう一度自分で見つめなおして演じたので、そこをぜひご覧ください。

太田さん:大阪が本当に盛り上がりまして、大阪のその一体感を超えるような空気を東京公演で作れたらな、と思います。新曲もありますし、再演で変わったところもたくさんあるので、そのあたりもチェックしながら見て下さい。がんばります!

良知さん:初演のときに「ミュージカルではなく、『幕末Rock』というのはウルトラミュージカルだ」とプロデューサーから聞いて「ウルトラミュージカルってなんだろう」と思っていたのですが、今回再演になってそこに更に”超”がついて「超★超歌劇『幕末Rock』」になって更に「超★超歌劇ってなんなんだろう」と考えたのですが、それはお客様と一緒に作り上げないとできないミュージカルなんだな、という答えにたどりつきました。演出の中でみなさんにペンライトを振ってもらったり、一緒に歌ってもらわないと話が進まない部分があったり、そういう意味でもよいミュージカルになっていると思います。今さまざまなミュージカルがありますが、日本を代表するような2.5次元ミュージカルというものが、今回再演として戻ってきたんじゃないのかなと感じています。キャストスタッフ一同、そういうつもりで頑張っていますので、皆さんに楽しんでいただければと思います。

――ありがとうございました!

「超★超歌劇『幕末Rock』」の上演は、8月16日まで東京のZeppブルーシアター六本木で行われる。千秋楽では全国17ヶ所でライブビューイングも実施されるので、東京に行けない人やチケットが取れなかった人たちはぜひライブビューイングに足を運んでみてほしい。

ライブビューイング公式サイト
http://liveviewing.jp/contents/bakumatsu/

作品概要

原作:「幕末Rock」(マーベラス)
演出・脚本:吉谷光太郎
出演:坂本龍馬役・良知真次 / 高杉晋作役・太田基裕 / 桂小五郎役・矢田悠祐 / 土方歳三役・輝馬 / 沖田総司役・佐々木喜英 / 井伊直弼役・小谷嘉一 / 徳川慶喜役・Kimeru 他
劇場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、Zeppブルーシアター六本木
公演日程:大阪公演:2015年8月8日(土)、9日(日)、東京公演:2015年8月13日(木)~8月16日(日)
製作:超歌劇『幕末Rock』製作委員会

※画面は開発中のものです。

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