【TGS 2015】PS Vita「学戦都市アスタリスク 鳳華絢爛」が2016年1月28日に発売決定！実機プレイも行われたステージイベントをレポート

原作ライトノベルが9巻まで刊行され、10月にはTVアニメが放送開始、PS Vita用ソフトの発売も控える「学戦都市アスタリスク」。

このステージでは、原作プロデューサーの池本昌仁氏（KADOKAWA）、アニメプロデューサーの梅本聡一郎氏（アニプレックス）、ゲームプロデューサーの二見鷹介氏（バンダイナムコエンターテインメント）、さらには主人公・天霧綾斗役の田丸篤志さん、沙々宮紗夜役の井澤詩織さんが登壇し、原作、アニメ、ゲームそれぞれから本作の魅力を語った。

「学戦都市アスタリスク」の魅力

まずは池本氏が、原作「学戦都市アスタリスク」を改めて紹介。本作はちょうど3年前、2012年9月25日に第一巻が発売されたライトノベルだ。6つの学園に囲まれた水上学園都市「六花」を舞台に、自らの願いを叶えるべく武闘大会に挑む少年少女の物語を描く。

著者の三屋咲ゆう氏は、本作が初のライトノベル作品だ。イラストはokiura氏が手がけ、外伝ノベルやコミックスも展開されている。

主人公の天霧綾斗について、彼を演じる田丸さんは、見た目は普通の高校生だと語る。巻き込まれやすい性質で、少々意外な言動が魅力のキャラクターだという。

井澤さん演じる沙々宮紗夜は、綾斗の幼なじみ。とろんとした目が特徴だが、無表情なルックスに反して意外としゃべるキャラクターだ。そんな彼女を井澤さんは、マイペースで素直、嘘をつかない女の子だと表現した。

本作は原作、アニメ、ゲームのコラボプロジェクトとして展開されている。始めに原作ありきというわけではなく、ゲームやアニメを制作していく上で原作にはない設定が作られ、それが原作にフィードバックされたりするという。まさに三位一体のプロジェクトというわけだ。

梅本氏は、文字で書かれた必殺技を絵にするために、ゲームとアニメの制作スタッフが会議をしたというエピソードを語ってくれた。ユリスであれば、どんなポーズ、どんな炎が出るということを三屋咲氏にに語ってもらい、それをアニメやゲームでどう表現するかを話し合ったという。

その梅本氏は、本作の魅力を、登場人物が敵味方問わずみんな前向きであることだと話した。また池本氏は、6つの学園と3つの大会、膨大なキャラクターが織りなす緻密かつ壮大な世界観と、okiura氏による近未来イラストデザインが特長だと表現。

そして二見氏は、キャラクターが魅力的だと語る。一人ひとりが信念や叶えたい願いを心の奥底に抱えながら日々を過ごしているという、ハードな背景から生じるカタルシスに惹かれるという。

一方、キャラクターを演じる側から見ても、やはり登場人物は魅力的なようだ。それぞれ芯がしっかりしていて、演じている人とかぶっているキャラがいないと井澤さんが話したように、多彩なキャラクターが物語を彩っていく。

PS Vita「学戦都市アスタリスク 鳳華絢爛（仮称）」を実機プレイ！

ここで話題は、先日発表されたPS Vita用ソフト「学戦都市アスタリスク 鳳華絢爛（仮称）」に移る。スクリーンには最新PVが映し出され、2016年1月28日に発売されると発表された。

通常版はパッケージ版、ダウンロード版ともに6,800円（税抜）。初回限定版は9,900円（税抜）だ。そのほか、通常版と初回限定版のパッケージビジュアルや、初回限定版特典としてドラマCDや座談会を収めたBlu-rayディスクが検討されていることも明かされた。

発売日も正式に決まったとこころで、二見氏からゲームの内容が紹介された。

本作は疾走感のあるアクションで2vs2のタッグバトルが楽しめる作品だ。学園でキャラクターを育成し、育てたキャラクターで一緒に戦うというシミュレーション要素も持ち合わせている。

また、原作やアニメとは結末が異なるオリジナルストーリーも展開。二見氏は綾斗にいっぱい“楽しいこと”が起こると話しており、また台本を読んだという井澤さんによれば、キュンキュンしてしまうシーンもあったそうだ。

ここでステージには実機が登場し、二見氏が実際にプレイしているところが披露された。

キャラクターの扱う武器はいくつか用意されており、プレイヤーは好きな武器を選ぶことができる。また、タッグバトル中はパートナーに「分散攻撃」「集中攻撃」などといった指示を出すことが可能だ。

戦闘中のモーションはスピーディー。実機プレイではラッシュ攻撃が飛び出すなど、展開の早いバトルが繰り広げられていた。

ゲームの発売日が決定し、TVアニメの放映も控え、さらには9月19日より関連書籍が4週連続で発売される「学戦都市アスタリスク」。

今後の展開に向けて、田丸さんが迫力ある戦闘シーンに負けない芝居を見せたいと熱量あるコメントを残すと、二見氏も全員が熱い気持ちで作っているので、ゲームもアニメも原作も楽しんでほしいとメッセージを送った。