dramatic createは、PS Vita用ソフト「赤い砂堕ちる月」を2016年春に発売すると発表した。
「赤い砂堕ちる月」は、実力派シナリオライター・山崎浅吏氏と、注目のイラストレーター沙月ゆう氏がタッグを組んだ女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。
アジアンファンタジーの世界観が魅力の本作では、「符術士」たる主人公が己の主と出会い、いつしか国の存亡を揺るがす動乱に巻き込まれていく。
序盤の選択によって主人公の性格が5種類に変化するシステムをはじめ、戦術を駆使して符術バトルに勝利することでストーリーが進行するなど、独自の要素も満載。
なお、本作は2013年に同人PCゲームとして発売されたタイトルで、今回のPS Vita移植版ではフルボイス&新OPなどさまざまな要素が追加されている。
PS Vita版のオリジナル要素
登場キャラクターのフルボイス化
江口拓也さん、柿原徹也さん、興津和幸さんらの男性キャストによる念願のフルボイス化が実現し、フルボイスで物語を彩られるようになった。
原作スタッフによる新シナリオ・新ビジュアルの追加
PC版原作スタッフの手によるヒロインの性格5種類に応じた新規イベント&エピソードが、PS Vita版では大量追加。原画・沙月ゆう氏、原作・シナリオ担当・山崎浅吏氏の全面協力により、イベントCG26枚は描き下ろしで収録される。
強化されるシステム面やおまけモード
独自要素の性格変化が、コンフィグから手軽に選択可能となった(※一度クリアした性格からの選択)。また、物語中に敵と符術で戦う「符術バトル」は、くり返しプレイをする際に使用できる符術を引き継ぐかが選択可能に。さらに、おまけモードでは世界観をより楽しめる用語集・年表、プロフィール情報、そのほかキャストコメントも搭載される。
PS Vita版ならではのタッチ操作
PS Vitaのタッチスクリーン操作にも対応することで、巻き戻しやクイックセーブ&ロードなどを完備した安定のシステムでゲームプレイを楽しめる。加えて、時計機能ではアラームやミニゲームも利用可能だ。
ストーリー
「主を探しなさい。君の全てを預けられる主を。相手が見つかるまで、顔を隠す布を取ってはいけない。その素顔を見ることができるのは、君が認めた主だけ。それが符術士の掟、契約だ」
東汪国(とうおうこく)の都、王陵(おうりょう)で符術士になるべく修行を積んでいた主人公は、ある日、修行場の紫永観を出て自分の主を探せと命じられる。様々な人物と出会い、人として、符術士として成長していく主人公。だがそんな中、主人公は次第に東汪国の存亡を揺るがす動乱に巻き込まれていく。
主人公は誰と契約を果たし、運命を共にするのか。終わりの日は、刻一刻と近づいていた──。
キャラクター紹介
春霞(シュンカ)17歳
CV:なし
※主人公・名前変更可紫永観で修業を積んだ符術士(ふじゅつし)。王陵で起きる様々な事件を解決するため奔走する。
主人公性格育成システム
物語の冒頭(1章)で選んだ選択肢により、主人公の性格が5種類に分岐します。(2章以降は固定)
火主人公:やや熱血で、前向き。明るくはつらつとした性格。
水主人公:常に冷静沈着。やや冷たい印象を与えることも。
風主人公:天然。おおらかで細かいことは気にしない。
光主人公:真面目で穏やかな性格。特に欠点はない。
闇主人公:素直になれないドSのひねくれ者。汪明(オウメイ)20歳
CV:江口拓也
「お前が好きだから、もっと触れたい。私が男だということを忘れてもらっては困る」
「いつの間にかお前は、私の心の奥に入り込んでいたんだな」
東汪国の太子。伯父の尚書令鄧択に仕える符術士、永祥との縁で主人公と出会う。武術に秀でており真面目な人柄だが、芸術方面の才能は壊滅的。
洛泉(ラクセン)20歳
CV:柿原徹也
「お前の顔は見えないが、心の形なら見えている。それを愛しいと言って、何が悪い」
「俺を主と呼んで、一生……側にいてくれないか」
16歳の若さで、王陵の裏社会を仕切る砂蜥蜴の首領となった男。漢方や鍼の研究をするのが趣味で、翔侠や手下たちを実験台に腕を磨く日々。
翔侠(ショウキョウ)20歳
CV:興津和幸
「大人になったらお前と一緒になって、幸せに暮らす……そんな単純な未来を思い描いてた」
洛泉と行動を共にする侠客。おおざっぱな性格だが、言動は常にひねくれている。
符術士を嫌っているため、主人公への態度も冷たい。
胡白(コハク)19歳
CV:河西健吾
「顔を見たこともない相手を好きになるなんて、オレって変わってるのかな」
金吾衛に勤める、妖怪退治専門の武官。両親が残した借金を返しながらたくさんの弟妹を養う苦労人。
伝説の妖怪との交戦後失踪した父親を探している。
永祥(エイショウ)32歳
CV:村田太志
「問われるまでもない。その赤い目も、手も足も全て……最初から私の物だ」
符術士養成機関、紫永観の観主。主人公の符術の師匠。東汪国で皇帝に次ぐ権力を持つ尚書令、鄧択に仕えている。
うっかり者で忘れっぽく、数歩進めば柱に頭をぶつけるダメな中年。
杏紅(キョウコウ)18歳
CV:種﨑敦美
「まったく、本当に鈍いわね。私が主にしたいのは、あなたよ」
主人公と共に紫永観で修業する符術士で、良き好敵手。
真面目で気が強いが、犬と犬っぽいものが苦手。
ハバリ ?歳
CV:蓮岳大
「ワシの目的はお前を守護することじゃ。どうじゃ、光栄だろう。ありがたく思うがよいぞ」
主人公の失敗符術で呼び出された犬っぽい妖怪。
「害のない安全な妖怪」を自称するが正体不明。
製品情報
タイトル:赤い砂堕ちる月
ジャンル:アジアンファンタジーAVG
対応機種:PlayStation Vita
発売予定:2016年春発売予定
発売価格:パッケージ版/6,900円、ダウンロード版/5,900円(いずれも税抜)
年齢区分:CEROレーティング 審査予定
公式サイト:http://www.dramaticcreate.com/akasuna/
公式ツイッターアカウント:@akasuna_info
開発スタッフ
キャラクターデザイン・原画:沙月ゆう
シナリオ:山崎浅吏
原作・制作協力:Landkarte
販売ブランド:dramatic create
制作・発売:ヒューネックス株式会社