コンピュータエンターテインメント協会は、「日本ゲーム大賞 2015」のアマチュア部門について、受賞11作品による「大賞」ならびに「優秀賞」「佳作」「個人賞」を発表した。
募集テーマを「時間」とした今年の応募総数285作品の中から最も栄誉ある大賞に選ばれたのは「10動説(てんどうせつ)」(制作者:Alice とTeles[アリストテレス]、東京工芸大学)に決定。また、個人が制作した作品に贈られる「個人賞」は、「TWINS(ツインズ)」(制作者:松本拓之氏)が選ばれた。
大賞作品「10 動説」(制作者:Alice と Teles [アリストテレス]、東京工芸大学)
作品紹介
プレイヤーはモンスターと対峙。10 秒ごとに切り替わる「昼」と「夜」を生き抜く、サバイバルアクションゲーム。安全な「昼」はモンスターの卵を破壊し、危険な「夜」は迫りくるモンスターから逃げまどいます。
攻略のポイントは、昼と夜が切り替わる、その一瞬にタイミングを合わせ、敵を見通すソナーを発動させ、攻撃すること。ソナー発動のタイミングを逃すと、あっという間に襲われます。切り替えまでの残りの秒数は表示されず、あくまでプレイヤー自身のカウントダウンに委ねられるスリル感とテンポの良さが光る作品です。
受賞理由
今回は「時間」というテーマが与えられておりました。
優秀賞を受賞したどの作品もこの「時間」というテーマに真摯に向き合って作られておりましたが、こうして大賞に選ばれました「10動説」は、その中でも特に≪テーマ→コンセプト→ゲーム≫の落とし込みが見事だと思いました。
モンスターの卵を破壊して回る「安全な昼」とモンスターから逃げ回る「危険な夜」が 10秒毎に切り替わり、その「攻・防の時間」を駆使して生き残るサバイバルアクションゲームというコンセプトは、ぱっと聞いただけで「新しくて面白そう!」と思えるものでした。
実際にプレイしてみると、ゲームデザインには「時間制限」「自己カウント」「タイミング」「カウントダウン計算」など、様々な時間を使った遊びの要素が自然に織り交ぜられており、しっかり考えられたゲームデザインだなと感心させられました。ストーリーやグラフィック、サウンドもこのコンセプトを活かして作られており、テーマからコンセプト、ゲームプレイまで「時間」の面白さを十分に引き出していると感じました。
何よりも好感を持てたのは、チームとしてゲームの完成形のイメージを常に共有しながら作れているんだなと随所に感じられたことです。ゲームとしても良いゲームでしたが、チームとしても大賞にふさわしい良いチームだったのではないでしょうか。
最後に。審査中めっちゃハマってプレイしちゃいました。シンプルに面白かったです。
今回は本当におめでとうございます。
株式会社バンダイナムコスタジオ 村野 大輔
個人賞は「TWINS」
応募総数285作品中、個人からの応募は43作品。そして受賞3作品の中から松本拓之さん制作の優秀賞受賞作品「TWINS」が個人賞に選ばれました。
審査員の松井徹哉氏(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)は、同作品に対し「独特なセンスを持つシンプルなグラフィックとゲーム性が新しく、個人で作られたことで実現できた魅力ある作品」と称賛されました。
※画面は開発中のものです。
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