カプコンが11月28日に発売を予定している「モンスターハンタークロス」。11月19日に配信された体験版を「モンスターハンター」初心者の筆者がプレイしてみた。
「モンスターハンタークロス」の体験版では、全武器種と全狩猟スタイル(ギルド、ストライカー、エリアル、ブシドー)、オトモアイルーが操作できる「ニャンターモード」を使用でき、それらを使って初心者向けのドスマッカォ討伐、中級者向けのホロロホルル討伐、上級者向けのナルガクルガ討伐の3種類がプレイできる。
またシングルプレイと、近くの人最大4人とプレイ可能なローカル通信によるマルチプレイの2つから選択することが可能だ。
今回「モンスターハンター」シリーズは知っていたがプレイしたことがない筆者が、シングルプレイで体験版をプレイしてみた。筆者と同じく本作からハンターになる諸氏の参考になれば幸いだ。
まずは武器とスタイルを選択する
何はともあれ、まずは武器を選択。武器は全部で14種類あり、片手剣、大剣などの近距離武器だけでなく、ライトボウガン、弓などの遠距離から攻撃できるものが揃えられている。
武器のなかには操虫棍や狩猟笛といった、一見どんな武器か想像できないものも存在したが、下画面に武器の説明が出てくるので安心して選ぶことができた。
今回筆者は、公式ホームページで初心者にも扱いやすいと書かれている大剣を選択。狩猟スタイルは、回避アクションで敵を踏みつけて跳躍するエリアルでプレイしてみた。
大剣はXボタンで縦斬り、Aボタンでなぎ払い、X+Aで斬り上げなどができ、さらにX長押しで溜め斬り、スライドパッド+X長押しで強溜め斬りなどが使用でき、攻撃速度が遅いが一撃の威力は高い武器になっている。またガードもできるので、攻守両面に長けたオールマイティな得物だ。
だが狩猟スタイルがエリアルになると、アクションが一部変更される。まず地上での溜め切りと強溜め斬りが使用できなくなり、その変わりに空中で溜め切りが繰り出せる。また納刀状態から攻撃する際は、ジャンプしてから敵に大剣を叩きつける動作に変更される。体験版にはチュートリアルがないので、操作方法がわからない場合には、クエストに行ったときにメニュー画面から「ハンターノート」を見ておくといいだろう。
エリアルを選んだ場合には、狩技は、なぎ払う攻撃をしたあとに次の攻撃が強化される「獣宿し【獅子】」がセットされていた。エリアルスタイルでは狩技は1つしか使えないが、ブシドー以外の他のスタイルに変更すれば、力を溜めてから斬り下ろす「震怒竜怨斬」やその場から緊急離脱することができる「絶対回避」が使用できる。
ホロロホルルの討伐に挑戦!
続いて、どのモンスターを討伐するのか決めることに。すでに事前情報で知識を蓄えた筆者は、「アクションゲームは得意だし、とりあえず中級者向けかな」と安易な考えから、鳥竜種の新モンスター・ホロロホルルの討伐を選択した。
ホロロホルルは攻撃時に羽から鱗粉をばら巻き、それを受けてしまうと混乱状態になり、方向キーの入力先と逆方向に移動してしまう。攻撃しても方向キー入力を間違えてしまい、見当違いの方向に剣を振り下ろしてしまった。また上空に飛んでから突撃攻撃を仕掛けたり、催眠効果を持つ超音波を放ったりするので、かなり厄介な相手だ。
敵の動きが素早いせいか、ジャンプ攻撃を狙うも空振りすることが多かった。しかし“2落ち”したものの制限時間ギリギリでなんとかホロロホルルの討伐に成功。敵の動きがわからなかったというのもあるが、状態異常攻撃が厄介な相手だった。
大剣をエリアルで使うとジャンプ中に最大で3段階まで溜められ、筆者は地上にいるよりも溜め攻撃が当てやすいと感じた。タイミングが掴めずにガードがうまく使えなかったものの、使いこなせればさまざまなモンスターと渡り合えそうだ。
今回使用した大剣、エリアル以外にも、狩猟スタイルによって武器の基本アクションが変化するものがあるようだ。1つの武器でも狩猟スタイルによって多彩な立ち回りができ、やり込み要素もあるので、購入を迷っている人はぜひ一度体験版に触れてみていただきたい。