キング・デジタル・エンターテインメントは本日1月7日より、iOS/Android向けアプリ「キャンディークラッシュゼリー」の配信を世界同時に開始した。それに先駆け、日本法人であるKing Japanがメディアに向けたブリーフィングを実施した。
本ブリーフィングでは、King Japan 代表取締役の枝廣憲氏より日本における近況が語られるとともに、満を持して発表された「キャンディークラッシュゼリー」の特徴が紹介された。
キング・デジタル・エンターテインメント(以下、King)は全世界でこれまでに200以上のゲームを提供し、“Bite size Brilliance(一口大の輝き)”を合言葉に、空き時間を埋めるような、ユーザーに対する負荷のないコンテンツ作りを標榜。ウェブ上のゲームを皮切りに、Facebook向け、そしてスマートフォン向けにいち早く着手することで成長を果たしてきた。
そんな中、近年マーケットの大きな成長を見せるアジア地域への戦略の比重を高めていくべく発足されたのが、日本法人であるKing Japanだ。日本での展開については、Kingの主力コンテンツに絞った展開を見せており、これまでに10タイトルをリリース。昨年は、関ジャニ∞出演のCMも話題となったパズルゲーム「キャンディークラッシュソーダ」や、同社の新たな試みとなるシミュレーションゲーム「パラダイスベイ」をリリースする中、日本のユーザーに向けた情報発信やマーケティング戦略を行ってきたという。
その指標として、同社ではアクティブユーザーの数に注目。Kingは日本においては最もアクティブユーザーの多いパブリッシャーとなっており、同社のユーザーの場合、複数のタイトルをまたいで遊んでいることが多い点をその要因に挙げていた。
そんな同社が新たに送り出すのが、看板タイトル「キャンディークラッシュ」の最新姉妹作である「キャンディークラッシュゼリー」だ。本作では、好奇心溢れる女の子ジェニーが、キャンディー王国に住んでいるおじさんのイエティに会いに行くために冒険へと出かけるところからゲームが進んでいく。
気になるゲームの内容だが、同シリーズの世界観や基本の操作は引き継ぎつつ、過去2作とは一線を画す新たなゲームデザインが用いられている。まず基本となるのが、ゼリーに包まれたキャンディーをマッチさせ、ステージ全体をゼリーで一色にすることでステージクリアとなる「ゼリーを広げよう」。これは「キャンディークラッシュソーダ」のステージで登場した、一面をジャムで塗るというルールをイメージしてもらうとわかりやすいだろう。
もう一つのゲームモード「パッフィーを探そう!」では、キャンディーをマッチさせることで甘い氷を割って、キャンディーを食べようとするマシュマロ・モンスターの“パッフィー”を探す。パッフィーは一度に全身を見つけ出さないと氷の中を移動してしまうため、氷を分断して逃げ道を塞いだり、スペシャルキャンディーを使って一気に氷を割るなどの戦略が求められる。
そして枝廣氏も初めて見た時は驚いたと話したのが、シリーズ初となる対戦型のプレイモード「対戦モード」だ。これは上記2種類のゲームモードを用いて、本作の新キャラクターであるボスのクイーンや、その子分であるカップケーキ・カールとの対戦が楽しめるもの。対戦モード(ゼリー)では、指定された自身のゼリーをステージ全体に広げることで、対戦モード(パッフィー)では、先に指定された数のパッフィーを探すことで、ステージクリアとなる。
基本的にはプレイヤーと対戦相手で交互にキャンディーを動かしていけるのだが、自分のターンでスペシャルキャンディーを作ると連続して行動可能に。そして、3回連続でスペシャルキャンディーを作ると4回目のターンで爆発が起こり、状況を一気に有利にすることができる。
実際にプレイしてみると、多彩なゲームモードで楽しませてくれた「キャンディークラッシュソーダ」とはまた違ったゲーム設計で、新たなプレイヤーでも楽しめる。また、ステージの移動時は実際に道を歩いているような表現になっていたり、「キャンディークラッシュソーダ」に続き、ロンドン交響音楽団によるオーケストラサウンドのBGMを楽しめたりと、よりリッチになったゲームを味わえることだろう。
リリース時に用意されるレベル(ステージ)は120。新しい仲間や新たなアイテムの「カラーボムロリポップハンマー」が加わるという。
ブリーフィングの最後にも枝廣氏が自信を覗かせた本作は、これまでのタイトルと同様にFacebookとの連携機能があり、友人間でライフを贈り合ったり、デバイス間で同期することも可能だ。すでにApp Store、Google Playよりダウンロードできるので、興味のある人はチェックしてみてはいかがだろうか。
(C) 2016 King.com Ltd.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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