ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは本日1月15日、「ユニバーサル・クールジャパン」のアトラクションとして「モンスターハンター・ザ・リアル」と「バイオハザード・ザ・エスケープ2」が公開された。それを受けて行われたプレスツアーの模様をお届けする。

目次
  1. 5つのアトラクションの代表者たちが登壇したオープニング・セレモニー
  2. 仲間との絆を確かめ合う「バイオハザード・ザ・エスケープ2」
  3. 川田将央氏にインタビュー!
  4. 「モンスターハンター・ザ・リアル」に2つ名モンスターの等身大が登場!
  5. 辻本良三氏にインタビュー

「ユニバーサル・クールジャパン」は、日本で絶大な人気を誇るアニメやゲームなどのブランドをアトラクション化したイベント。初の開催となった昨年は、「モンスターハンター・ザ・リアル」「バイオハザード・ザ・エスケープ」など、4タイトルのアトラクションが登場し、好評を博した。

第2回目となる今回は、「きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド」「エヴァンゲリオン・ザ・リアル4D: 2.0」「進撃の巨人・ザ・リアル 2」「バイオハザード・ザ・エスケープ2」「モンスターハンター・ザ・リアル」と前年度よりも1タイトル増加、アトラクションの内容もパワーアップしている。

ここではその中から、「バイオハザード・ザ・エスケープ2」「モンスターハンター・ザ・リアル」を体験することができたので、関係者が登壇したオープニング・セレモニーとともに紹介していこう。

5つのアトラクションの代表者たちが登壇したオープニング・セレモニー

オープニング・セレモニーでは、ユニバーサル・クールジャパン 2016 特命大使を務めるきゃりーぱみゅぱみゅさん、「エヴァンゲリオン・ザ・リアル4D: 2.0」のメカニックデザイナーを担当した山下いくと氏、「進撃の巨人」の担当編集をしている川窪慎太郎氏、「バイオハザード・ザ・エスケープ2」のプロデューサーの川田将央氏、「モンスターハンター・ザ・リアル」のプロデューサーの辻本良三氏が登壇し、各アトラクションの魅力を語った。

左から山下いくと氏、川窪慎太郎氏、きゃりーぱみゅぱみゅさん、辻本良三氏、川田将央氏

「きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド」

きゃりーぱみゅぱみゅさん:エントランスなどはポップでとてもかわいらしいのですが、実際に乗ってみると結構怖くて驚きました。絶叫系のアトラクションが好きな人にあっていると思います。

「エヴァンゲリオン・ザ・リアル4D: 2.0」

山下いくと氏:我々は、エヴァンゲリオンを素材として提供しました。それが「エヴァンゲリオン・ザ・リアル4D: 2.0」のスタッフの手によって、どのように表現されたのか期待しています。みなさんもぜひ楽しんでください。

「進撃の巨人・ザ・リアル 2」

川窪慎太郎氏:「進撃の巨人」は漫画からはじまり、アニメ、実写映画、ゲームなどにもなりました。これ以上楽しむところがないのではないかと思っていましたが、今回の「ユニバーサル・クールジャパン」でまだ「進撃の巨人」は楽しめるコンテンツだと気付かされました。原作の諫山さんも監修段階で見に行きたくてウズウズしていると言っていました。

「モンスターハンター・ザ・リアル」

辻本良三氏:「モンスターハンター・ザ・リアル」はユニバーサル・スタジオ・ジャパンさんと何回もやらせていただきました。毎回クオリティーの高さに驚いています。今回の目玉となるのは「黒炎王リオレウス」と「金雷公ジンオウガ」なのでぜひ楽しんでください。

「バイオハザード・ザ・エスケープ2」

川田将央氏:「バイオハザード」を題材にするのは今回で4回目になります。脱出ゲームとして非常にクオリティが高く、今まで以上に面白い展開をお届けできると思っていますので、ぜひ体験していただきたいです。

それぞれの代表者たちが魅力を語ったあと、きゃりーぱみゅぱみゅさんの開会宣言と共に花火が上がりオープニング・セレモニーは終了した。

仲間との絆を確かめ合う「バイオハザード・ザ・エスケープ2」

前年度に引き続き「リアル脱出ゲーム」を制作しているSCRAPが担当した「バイオハザード・ザ・エスケープ2」では、アンブレラの研究棟を舞台にさまざまな謎を解いていくことになる。

ゲストたちは、今回アンブレラの研究棟の見学ツアーに参加している最中に、事件に巻き込まれてしまう。施設にTウィルスが散布され、ゲストを含む全員が感染してしまうので、抗ウイルス剤を探し出し、脱出を目指そう。

ゲストたちは複数人でチームを作り、抗ウィルス剤を入手するために、チームごとに渡されるタブレット端末とスマートフォンに表示された謎を解いていく。ネタバレになるので詳しい内容は控えるが、クリアするためにはチームワークが求められることになるだろう。

筆者のチームは一歩というところでタイムアップになってしまい、クリアできなかった。ヒントはすべて施設内部にあるので、くまなく調べよう。

施設の内部にはゾンビが至るところにいて、ゲストたちを驚かしてくる。お化け屋敷のなかにいるような恐怖感と、謎を解いたときの爽快感がたまらない本アトラクションにぜひ挑戦してみてほしい。

川田将央氏にインタビュー!

――今回の意気込みと「ユニバーサル・クールジャパン」2回目に期待することを教えてください。

川田氏:「バイオハザード・ザ・エスケープ」が2回目ということもあり、非常に面白いギミックを作れました。それらのギミックを入れたことで、今回のゲームで「絆」を感じてもらえると思います。

――アトラクションを体験した感想を聞かせてください。

川田氏:一言でいうと「分隊長」です。前回の「バイオハザード・ザ・エスケープ」を体験した人だったらわかると思うのですが、オープニングとエンディングで大掛かりな演出を用意してあります。その演出のなかで、男らしさ、仲間を思いやる気持ちが入っていて、非常に盛り上がる演出になっていると思います。

――今後の展望を聞かせてください。

川田氏:「バイオハザード」シリーズは20周年ということで、これまで以上の驚きを提供したいと思っています。

――「バイオハザード」シリーズをプレイしているとニヤリとできるような演出はありますか?

川田氏:聞いたことのあるBGMや遠くから聞こえてくるゾンビの声など、「バイオハザード」らしい演出がいくつも用意してあります。

――「バイオハザード」をプレイしたことがない人でも楽しめますか?

川田氏:目の前にゾンビが現れたり、戦闘をしていたりするので、アトラクションとして面白くなっていると思います。また、難易度もギリギリまで調整してもらったので、私でもサクサク進めることができました。

――ありがとうございました。

「モンスターハンター・ザ・リアル」に2つ名モンスターの等身大が登場!

「モンスターハンター・ザ・リアル」には、「モンスターハンタークロス」で戦うことになる2つ名モンスター「黒炎王リオレウス」「金雷公ジンオウガ」が等身大で登場。またハンターたちが装備する武器や防具なども展示されている。

「黒炎王リオレウス」は爆炎ブレス、「金雷公ジンオウガ」は金色の雷撃を放つアクションをとるようになっている。「金雷公ジンオウガ」は前年度にジンオウガと同じく地面に小刻みに揺れる演出が入っており、「黒炎王リオレウス」は爆炎ブレスを吐き出すときに口から霧状のお湯が出ているので、炎の熱さを少しだけ体感することが可能だ。どちらもド迫力の演出を味わうことができるので、ぜひ現地で確認してみてほしい。

「黒炎王リオレウス」の赤黒い翼や「金雷公ジンオウガ」の片方だけ長い角など細かく再現されている。

また、「モンスターハンタークロス」の4大メインモンスターの1体「斬竜ディノバルド」に乗った瞬間が撮影できるフォト・オポチュニティもあるので、記念撮影も用意されている。

辻本氏と小嶋氏も記念撮影を行ったそうだ。

そのほかにも「モンスターハンタークロス」の拠点である「ベルナ村」をイメージしたエリアでは、「ニャン星シリーズ」のオトモ装備に身を包んだリアル・アイルーとの出会いや「モンスターハンタークロス」のイベントクエストの先行配信、オリジナルグッズがもらえるタイムアタックなどが実施されている。

辻本良三氏にインタビュー

――今回のイベントに参加した意気込みを聞かせてください。

辻本氏:「モンスターハンター」シリーズとしては5回目になり、いつも前回を上回るためにはどうすればいいのかを考えています。今回は、より体感できるものにしたいと思い、ハンターの気持ちになれるようなもの入れました。

――今回の出来栄えや感想を聞かせてください。

辻本氏:等身大のモンスターが2体で並んいるところはあまり見られないと思います。まずは2体を同時に見てから1体ずつじっくり確認してほしいです。

――「モンスターハンター」シリーズの展望を教えてください。

辻本氏:「モンスターハンタークロス」は多くのダウンロードコンテンツを用意しつつ、今からはじめる人でも先輩ハンターに助けてもらえるような環境が作れていると思います。

あと今年発売を目標にしている「モンスターハンター ストーリーズ」もありますので、期待していてください。

――2つ名モンスターのなかから「黒炎王リオレウス」「金雷公ジンオウガ」を選んだ理由を教えてください。

辻本氏:このスペースで一番栄えるのは誰かと考えたときに建物内は暗いので、「黒炎王リオレウス」の爆炎ブレスや「金雷公ジンオウガ」の放電が理想的だなと思いました。

――「黒炎王リオレウス」「金雷公ジンオウガ」以外でオススメの部分はどこでしょうか?

辻本氏:ディノバルドのフォト・オポチュニティです。モンスターに乗るというのはアイディアとして何回か出ていたのですが、スペースの問題などもあり実現できませんでした。ですが、今回はすべての条件をクリアできたので実施しました。

――ありがとうございました。

このほかにもフィネガンズ・バー&グリルなどで「バイオハザード」と「モンスターハンター」のコラボフードが販売されている。こちらは定番の「こんがり肉」をはじめ、「ニャンコック料理長のチーズフォンデュまん」「黒炎王リオレウスの剥ぎ取りタブレット」「狩技ドリンクX」などがあるので、ぜひ食べてみていただきたい。

本イベントは2016年6月26日まで実施されているので、興味のある人は公式サイトをみて情報を確認のうえ足を運んでみてはいかがだろうか。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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