セガゲームスは、PS4用ソフト「龍が如く6(仮)」出演者オーディションの2次審査面接を、3月5日に都内某所にて実施した。
「龍が如く6(仮)」は、主人公・桐生一馬の生き様を描いた人気アクションゲーム「龍が如く」シリーズ最新作。現実の町並みを再現した広大なマップと豊富なサブイベント、男気溢れる魅力的な登場人物などといったさまざまな要素が幅広い層からの支持を集めているタイトルだ。
最新作「6」では、対応ハードがいよいよPS4専用となったことで、グラフィックをはじめとするさまざまな面での大幅な進化が期待されている。
「龍が如く」のシリーズといえば、定期的に行われている、満20歳以上の女性を対象にゲーム中に登場するキャバクラ嬢のモデルとなる人物を募集する企画。「6」では約6年ぶりの応募となったものの、1,000名を越える応募が殺到した。
今回は、東京会場にて行われた2次審査となる面接の様子と、終了後に行われた開発陣への囲み取材の模様を併せてお届けする。
モデル、グラビアアイドル、声優など……多種多様な経歴をもつ参加者たち
当日の審査員を勤めたのは、チーフプロデューサー・横山昌義氏、プロデューサー・佐藤大輔氏、プロジェクトマネージャー・植村幸司氏、そして「龍が如く」の生みの親である総合監督・名越稔洋氏の4名。なお例年と異なり、名越氏はメインの審査は担当せず、主に会場の後ろから参加者の経歴を入念にチェックしながら、面接の様子を見守っていた。
今回取材することができた中の1グループ目は、PRESENCE所属する女優・モデルの松本リコさん、プロダクション・エースに所属する声優の鍛代ふみかさん、一般企業に勤める鵜川雛菜子さん、エルモード所属のアイドル・潮田ひかるさん、フリー・グラビアアイドルの小熊絵理さんら5名。
「龍が如く」シリーズのプレイ経験は、普段それほどゲームをプレイしていない人も多かったためまちまちだったものの、事務所の先輩がシリーズの前作に出演していたり、肉親が大のシリーズファンであったりと、それぞれに違った「龍が如く」への縁があった様子。中でも鍛代ふみかさんは東京ゲームショウで、会場に来ていた名越氏と1人のファンとして偶然話す機会があり、その時の気さくな対応に大変感動したのだとか。
また偶然にも面接を受けることになったメンバー同士でも縁があり、松本さん、潮田さん、小熊さんの3人はともに2015年のミスヤングチャンピオンの選考で知り合っており(結果は、潮田さんがグランプリを獲得)、今回の面接が久しぶりの再会となったそうだ。
夢は自身の王国を作ることだという、声優の鍛代ふみかさん | 「龍が如く」シリーズの大ファンの姉に勧められ、 |
応募を決めたという鵜川雛菜子さん | |
アピールポイントとして、自身のお尻の形を力説していた | 全日本プロレスのイメージガールを務めた経験もある |
潮田ひかるさん | 小熊絵理さん |
会場の度肝を抜いたのは、現役の日本パラオ親善大使という一風変わった(?)経歴の持ち主でもある松本さん。「男性と一緒することが多いが、夜は恐いので必ずランチだけ」という魔性のエピソードも披露し、オーディション中も何度も軽快なトークで笑いを誘って存在感を見せていたのだが、最後のアピールタイムでは、なんといきなりスカートを脱ぎはじめることに。
これにはさすがの横山さんら審査員一同もどきりとした様子だったが、実はスカートの下は一体型のワンピースのようになっており、もう一枚のスカートをしっかりと着用。こうした衣装を決める際、よくマネージャーと意見が衝突して大変だという悩みも明かしていた。
2グループ目は、ライブアクスル所属のモデル・伊藤ゆいかさん、一般企業で事務職を務める浅野仙姫さん、エンタープロモーション所属のグラビアアイドル・桜井奈津さん、アルテミス所属のモデル・尾野田珠里亜さん、コペル所属のグラビアアイドル・染谷有香さんと、こちらも非常に個性的な面々。
こちらで印象的だったのが「龍が如く」シリーズのファン率の高さで、中でも浅野さんはシリーズを全作プレイ済、既にグッズ総数は50を越え、「龍が如く」のために東京ゲームショウに毎年行くようになったという筋金入り。今回のオーディションにも「龍が如く」に参加したいという一心で応募したそうで、「合格したら誰よりも早くプレイできるんでしょうか!?」と、完全にゲーマー目線で審査員に逆質問をするという一幕も見られた。
「龍が如く」シリーズへの思い入れを熱く語る浅野仙姫さん | |
義理人情に溢れた男性が好みのタイプという染谷有香さん。 | ボーカルとして音楽活動も行っており、歌声には自信がある |
せめて「龍が如く」の世界の中で出会いたいのだとか | と話す尾野田珠里亜さん |
初代作品が発売された10年前、リアルタイムでプレイしてどハマリしていたという桜井さんも、「もしキャバクラ嬢がダメでも、どんな役でもやりたい」と、形に拘らない本作への出演を熱望。実際にキャバクラ嬢オーディションの落選者が、他の役で出演するというケースは過去にもあり、今回も可能性は十分にありうるのだとか。
さらにアピールポイントでは、伊藤さんが「ニ重あごを使ってペンを挟む」というモデルらしからぬユニークな特技を披露することに。なかなか挟むのにちょうどいい重さのペンがなく苦戦するも、僅かな時間だったものの確かにペンを挟むことに成功。その瞬間に会場にいた全員が拍手喝采を送るという和やかな雰囲気の中、面接は終了となった。
今回取材することができたのは、2次審査の中でもほんの一部のグループのみ。3月下旬から4月にかけて実施される予定の最終選考を経て、果たして彼女たちは本編に出演することができるのか。今後の情報に要注目だ。
名越稔洋氏、横山昌義氏、佐藤大輔氏インタビュー
――改めて、今回のオーディションの役どころを教えてください。
名越氏:これまで何度か実施してきたオーディションですが、近年はファン層が大分若返っている印象もありましたし、以前とは違う熱気をいただけるのではと思い、またやってみようという考えに至りました。
――約6年ぶりの企画にも関わらず、1,000人を越える応募がありました。
名越氏:はじめる前は、応募数が少なかったりすると盛り下がるんじゃないかと不安だったのですが、1000人以上の応募があったと聞いて大変うれしく思っています。
――PS4専用にハードを変更した「6」ですが、キャバクラ嬢についても大きな変化はありますか?
横山氏:まだ詳しいことは話せませんが、グラフィックに関していえば過去作とは比べものにならないくらい進化していますから、再現度も上がると思います。毛穴の1つまで分かってしまいますから、逆に女の子にとっては恐い時代なんだろうなとは思いますが、アナログ的な部分も含めて人間らしさは上がりますし、臨場感は間違いなく増すのではないかなと。ただ、ゲームとしてどのように発展していくかという部分に関しては、今後の情報にご期待ください。
――まだオーディションは始まったばかりですが、本日の参加者の中で気になる人はいらっしゃいましたか?
佐藤氏:僕は今回が初めての参加だったんですけど、気になる人はもう何人かいましたね。
名越氏:オーディションをやる度にすごく綺麗な方の割合が増えている印象があるのですが、カジュアルなファンが多い「龍が如く」ならではの現象なのかなと。従来と比較すると、今回はとにかく“脱ぐ人”が多かったのも印象的でした(笑)。
横山氏:とにかく綺麗な方ばっかりで、これをどうやって選考していけばいいんだろうと今の段階で頭が痛いです。ただ、今までも合格した方には長いインタビューをしていて、それぞれのパーソナリティをキャラクターのエピソードとして盛り込んだりもしますから、見た目が綺麗なだけではなく、その人の心のもつユニークさといった要素も重要になってくると思いますね。
――本日はありがとうございました。
(C)SEGA
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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