マーベラスが手掛けるiOS/Android向けアクションRPG「スマッシュドラグーン」。発表と同時に早くもAndroid限定のオープンβテストが実施される本作のプレイレポートをお届けする。
マーベラスが満を持して送り出す、指一本でなぞるだけの簡単操作で楽しめるスマートフォン向けアクションRPG「スマッシュドラグーン」。
発表と同時に早速Android限定のオープンβテストがスタートしているが、果たしてどのようなゲームになっているのだろうか。ここでは、先行してプレイした筆者が、3つのポイントからゲームの魅力を紹介していきたいと思う。
簡単、でも頭を使う“つなぐ操作”
ゲームの基本となる流れは、クエストを進行していくこと。ストーリーを読み進めつつ、要所でフィールドを進み、敵モンスターを倒していくクエストが用意されている。クエストは、最奥に待つボスモンスターを撃破することでクリアとなる。
まずはバトルの仕組みだが、基本的には画面上に登場するさまざまな色の精霊コボックルを同じ色でつなげて、その最後に敵モンスターにつなげることでダメージを与えることができる。コボックルは色ごとにそれぞれ火、水、雷といった属性を持っており、敵モンスターと、自分の乗っているモンスターとの相性、そしてつないだコボックルの数に応じてダメージが決まってくる。基本的にはこれだけ知っておけば十分というくらい、シンプルに遊べるゲームに仕上がっている。
その上で、本作ではゲーム性を拡張させるさまざまな要素が入っている。装備しているモンスターの持つスキルは、同じ色のコボックルをつなげることで、攻撃力アップ、HPの回復などさまざまな効果をプレイヤーにもたらしてくれる。デッキに組み込んだモンスターがどのスキルを所有しているかを把握しておくと、より戦略的に進めることができるだろう。
また、ライドしているモンスターについては、左上のモンスターアイコン横のゲージを溜めることで、スマッシュスキル(Sスキル)と呼ばれるより強力なスキルを発動することが可能だ。攻撃、回復などモンスターごとに多種多様な効果をもたらすものとなっているので、こちらも編成時には注意しておきたいところ。
さらに、HPバーの下にある虹色に輝くSMASH GAUGEは、コボックルをつなぐごとに溜まっていく。これが満タンになるとレインボーコボックルが出現し、タップすることでSMASH TIMEが発動する。これは一定時間、画面上のコボックルがライドしているモンスターの属性の色のみになるもので、この間にコボックルをチェインすればするほど追加ダメージを与えられる。劣勢の相手やボス戦など、ここぞという時に活用したい要素だ。
当然、敵モンスターもただ立ち続けているわけではなく、フィールド上を移動したり、一定の間隔でプレイヤー側に攻撃を繰り出してくる。時間制限はないが(早くクリアできるとスコアにボーナスがつく)、プレイヤー側のHPが0になってしまうとゲームオーバーになってしまうため、注意したいところ。
そんな本作では、コボックルをつながずとも、行きたい場所をタップすることでキャラクターがそちらの方向に移動してくれる。相手がスキルを発動する場合には攻撃範囲も一緒に表示されるため、タイミングを見計らって避けるといった戦略も重要となる。
これらの要素を組み合わせることで、シンプルなゲームシステムに戦略性が加わり、よりゲームとしての遊びごたえが増している。特にボス戦はゲームが進めば進むほどに苦戦が強いられることになるので、万全の準備をして臨みたいところだ。
デッキに組み込まないモンスターも有効活用
クエストをクリアするためには、ライドするモンスターと装備から構成されるデッキの編成が重要となる。装備は武器、盾、鎧の3種類があるが、同一のモンスターでいずれも選択可能であるため、少なくとも4体のモンスターがいればデッキを編成することができる。
先述のスキルに関しては入手時点では解放されておらず、必要素材とゴールドを使い、解放させる必要がある。モンスターごとにライド、武器、盾、鎧のいずれも異なったスキルが用意されているため、まずは自身が選択している装備のスキルを解放していこう。
ちなみに、本作ではプレイヤーの分身となるキャラクターの設定も可能。パーツごとの設定もできるので、バリエーションも豊富だ。そして、設定はいつでも変更ができるので、装備の組み合わせに応じて変える、といった遊び方もできるだろう。
加えて、本作ではデッキに組み込まないモンスターたちの活躍の場として、遠征と呼ばれる要素も用意されている。これは、5体からなる遠征部隊を編成して遠征に出発、成功すると報酬がもらえるというものだが、実は遠征したモンスターたちにも経験値が割り当てられるのだ。
モンスターは手に入れたLv.1の時点では使いどころも少ないが、こうした要素によって活用できる機会が多いのは嬉しいところ。後々可能になる進化合成なども含めて、手に入れたモンスターを無駄にすることなく使っていこう。
ストーリー上のキャラクター表現にも注目
本作ではプレイヤー自身の目線で楽しめ、物語に没入できるまさにRPGならではのストーリーが用意されている。登場するキャラクターは全て3Dモデルで表現され、細かいしぐさも随所に盛り込まれている。ストーリーはクエストの合間に読み進めることになるが、さまざまなキャラクターが登場し、ゲームを盛り上げてくれる。
これらを遊んだ上で、さらにゲームを楽しむ要素として用意されているのが、最大4人で楽しめるマルチプレイだ。バトルはターンごとにプレイヤーが入れ替わり進行するのだが、コボックルの配置はそのまま引き継がれるため、闇雲に消すのではなく、相手の属性なども考慮しておくと良さそう。また、ルーム内やほかのプレイヤーのターンの時はスタンプを使ってのコミュニケーションも楽しめるので、活用したい。
ここまでゲームの序盤を遊んでみてのプレイレポートをお届けしてきたが、いかがだっただろうか。正直なところ、プレイヤースキルを上げ、その上でデッキ構築を楽しめるようになってから醍醐味が見えてくると思うので、まずは気軽に触ってみて、その一端を感じ取ってもらえれば幸いだ。
(C)Marvelous Inc.
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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