オルトプラスは、2016年5月1日付けで同社社内に技術研究部門「オルトプラスラボ」を設立することを明らかにした。
同社はこれまで、スマートフォンゲーム事業をはじめ、オフショア開発事業、スタートアップ支援事業などを展開してきた。そのなかでも、関係各所から新技術についての情報提供や人材育成を期待されることが多く、そこからさまざまな取り組みを進めてきたという。
近年はバーチャルリアリティ、IoT、機械学習、AI、ブロックチェーンといったさまざまな技術が生まれ、ゲーム・ITサービスにとどまらずさまざまな分野への応用が期待されている。そんな社会的な関心の高まる昨今にあって、日本国内および海外を含めた企業や官公庁との連携による情報発信や協業促進を通して、次世代を担う人材の育成を行い、より新しいイノベーションの創出へ寄与していきたいという考えから、同社は技術研究部門「オルトプラスラボ」を設立することを決定した。
なお、オルトプラスラボ設立にあたり、スクウェア・エニックス、ライブドア(現・NHNテコラス)において技術研究活動を指導し、国内においてのICT教育の推進に尽力してきた伊勢幸一氏が首席フェローへと就任し、活動を牽引していくとのこと。
今後オルトプラスラボでは、今までオルトプラスグループで培ってきたノウハウはもちろん、新技術の情報発信と人材育成支援に取り組み、新しいイノベーションに貢献できるよう活動していくとしている。
伊勢幸一氏 略歴
室蘭工業大学産業機械工学科卒。
機械メーカー、オープンシステム系SI事業者を経て1996年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)に入社し、その後北米にてフルCGのハリウッド映画製作に参加。
2000年、PlayOnline/FF11プロジェクトに参画しシステムネットワークの統括を担う。
2005年、ライブドアに入社し技術部門の統括指導を行う。
2016年、オルトプラスラボ首席フェローに就任。