角川ゲームスの新たなる企業戦略―海外企業との資本業務提携、今後の開発体制が明らかに

ゲームのグローバル配信体制の構築

角川ゲームスは今後、世界各地域のゲーム会社とのアライアンスを推進し、オリジナルゲームのグローバル配信体制の構築に取り組んでいくとのこと。本日はその一環として、中国・Alpha Groupおよび台湾・SNSplusのゲーム会社2社と、合計で発行済株式数の17％相当の第三者割当増資による少額出資の資本業務提携について合意したことが明かされた。

この提携により、同社は提携会社と協力し、中国、台湾、香港、マカオ、さらには東南アジアでの配信体制の構築を年内に着手するという。また、今後も資本提携や事業提携によるゲームのグローバル配信体制の拡大に積極的に取り組んでいくとしている。

開発体制の強化

同社は開発体制の再編を行い、これまでKADOKAWA GAME STUDIOが担ってきた開発業務を角川ゲームスへと移管し、内製化を進めていくという。角川ゲームスの最高開発責任者には、安田善巳代表取締役社長が引き続き就任するほか、開発部門にマーケティング機能や販売推進機能を統合させ、家庭用ゲーム、モバイル、ネットゲーム等の主要なゲームプラットフォームへの対応力、ライン稼働力の増強に取り組んでいくとしている。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。