ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアが6月2日に配信したPS4ダウンロードソフト「ALIENATION(エイリアンネーション)」を実際にプレイ!古き良きトップダウンシューターの魅力を、最新のVFX技術で磨き抜いたとされる、その出来栄えやいかに?

【人類最後の希望】【無数のエイリアン】【大量の弾幕】【鮮やかなエフェクト】【3つのプレイスタイル】【最強の戦士の育成】【最強の武器の追求】【4人協力ミッション】【ミッションへの敵対侵入プレイ】――つまるところ「ALIENATION」とはこういうゲームである。

分かった? カンペキ?

まあ、これだけで終わるとまずいので、しっかりと「ALIENATION」を紹介していこう。本作はPS4ローンチタイトルの一角「RESOGUN」を手掛けたハウスマークの最新作で、6月2日よりPS4向けに配信されているトップダウンシューターゲームである。日本においてはトップビュー、もしくは俯瞰視点などと書いたほうが通りがいいかもしれない。

トップビューのゲームとなると、日本国内ではともすればクラシカルなゲームデザインと認知されているが、アメリカを筆頭に海外では“昔から馴染み深いゲーム形式”とされ、認知度も期待度も日本のそれとは比べ物にならない。事実、本作が先行配信された海外では、日本上陸前からして各種メディアやユーザーからの高評価を博していたほどだ。

というわけで今回は、この「ALIENATION」がどのようなゲームであるのかを確かめてみることにした。ちなみに一つ、私なりの経験談を記しておくと、価格2,000円台のダウンロード専売ソフトというのはPS Storeに巣食う魔物である。この魔物たちは人々の嗜好をピンポイントで突き穿ち、容赦なく時間を奪い取っていくのだ。その遊び応えは、決して侮るなかれ。

人類と地球外生命体の容赦なき死闘

ゲームの舞台は我々もよく知る母なる地球……が完全に荒廃した、いわば死地である。この世界では人類と地球外生命体「XENOS」が、己が生存を賭けた死闘を繰り広げている。そんな中、プレイヤーは人類最後の希望「UNX」の隊員となり、目の前に立ち塞がるエイリアンどもを次々と蹴散らしていくための任務に赴くのだ。実に単純で明快。

なお、ゲームは日本配信にあたり、音声がフルローカライズされているので言語の壁は気にしなくてよいよい。それにストーリーといえど、大部分はテキストだけの簡易的なものなので、フレーバー程度にしか効いていない。ほとんどのプレイヤーはプレイ開始から間もない時間で、「これは、頭を軽くしてヒャッハーするゲームだ」と気付くだろう。

戦闘の模様を短く表現すると、「ドドドーッと寄って集ってくるエイリアンたちを、ズドドドッと撃ち殺して、ズバババッと殴り倒していく」。こんな一文に収められる。敵エイリアンたちの移動速度はかなりのもので、プレイヤーキャラクターとほぼ同速度で迫ってくるために、初めてプレイする人は面食らうことだろう。

ここで特筆すべきはゲームのスピーディさにある。本作は走って撃って倒してのアナログタイプなアクションゲームであるが、基本動作はとてもスムーズで、攻防もキレッキレに仕上げられているため、体感速度が光っている。特殊行動のクールダウンは存在するが、それらは戦闘の駆け引きに落とし込まれているので、操作上の障害にはなっていない。

そのうえハウスマークにはお手の物か、ド派手で軽快なVFX(ビジュアルエフェクト)が画面を彩るものだから、「トップビュー型のアクションゲームとして、『ALIENATION』は爽快感における一つの到達点に届いた」と評したくなる。まあ、難しさに関しては口が裂けても「ゲーム初心者でもできる……と思う」とすらも言えないハードコアさだけど。

アナログスティックが生んだシューター

ここからゲームの具体的な操作方法に言及していこう。本作は左アナログスティックでキャラクターを移動させ、右アナログスティックでキャラクターの向きを変え、R2/R1トリガーで攻撃を行っていく。ゲームジャンルを細分化して当てはめると、いわゆる“ツインスティック・シューター”と呼ばれるジャンルになる。

コントローラーの持ち方は一般的なFPSと同様だが、プレイ感覚はまったくの別物。近似のタイトルには、昨年PS Storeで配信されたPS4「ヘルダイバー」、ハウスマークの前作にあたり、同じようなシステムでいて、こちらはゾンビを題材にしていた「デッドネーション」などが挙げられる。

移動中、L1ボタンで使用できるダッシュは効果が一定距離に限定されており、使用後にクールタイムも要求される。しかし、ダッシュは瞬間速度に優れているので、移動用途だけで腐らせてしまうのはナンセンス。死地からの脱出、離れた仲間との合流など、タイミングを見計らい、クールにスタイリッシュに使っていくのがコツだ。

まあ、制御できなくて敵群に吶喊することもあるけどね。メンゴメンゴ。

また、射撃が強いのは当然のことながら、近接攻撃も汎用性が高められている。モーションは手早く、威力も範囲も申し分ない。さらに(近接攻撃に限らずだが)倒した敵がコミカルに空高く飛んでいくのも見逃せないチャームポイントだ。この吹っ飛び演出にはそれなりに力が注がれているようで、トップビューでありながら高度や遠近感が演出されている。

強打者の気分で画面手前側に向かってバッティングトライをはじめてしまうのも仕方なし。

同行者とは3つの簡易チャット「よし!」「待て!」「ここだ」を使って、拙いコミュニケーションを取ろう!

そのほか、○/×/□ボタンでキャラクターごとのスキル1~3、L2トリガーでグレネード、十字キーで定型文による簡易チャットなどが使用できる。

スキルについては続くキャラクター紹介の項で説明していくが、共通の基本スキル(パッシブスキル)の中には「近接攻撃が強化」「ダッシュ近接攻撃が強化」が存在しているので、人によってはますます脳筋待ったなしである。

とはいうものの、ゲーム中盤ともなると近接攻撃は使い辛くなる。これは近接攻撃が弱いのではなく、“無理に近接攻撃をしにいったら、余裕でこっちが死ぬ”の意である。一応、近接攻撃はヒット時にノックバックを発生させられるので露払いには便利だが、主要で扱うのは厳禁だ。

3つのアーマークラスから選ぶのです

ゲーム開始時に選択するプレイヤーキャラクターには、それぞれ能力の異なるアーマークラス「バイオスペシャリスト」「タンク」「サボタージュ」が存在する。これらはロール(役割)としての見方もなされるが、“究極的なまでにロールと編成を求められるミッション”というのは存在しない……と思うので、すべて好みで選んで問題なし。

なお、プレイヤーキャラクターの選択はゲームのキャンペーンに紐付いている。ようは「キャラクター毎にセーブデータが用意されているので、ゲーム進行度が共有できない」ということだ。キャラクター変更は気軽にできるが、3つのアーマークラスを遊ぶためには、それぞれ最初からはじめなくてはならないのがネックとなる。

ゲームボリュームを考えるとそう悪い設計ではないが、手軽に試してみたい人には不服かも。

さてと、まずはバイオスペシャリストの紹介からだが、彼らはエイリアン用の毒を走り回って散布したり、自身や分隊(マルチプレイのパーティ)の仲間を回復したり、ナノマシンで周囲の敵を自動攻撃できる。説明だけみるとテクニカルな印象を受けるかもしれないが、選択画面のカーソル初期位置らしくスタンダードな性能。見かけもスマートだしね。

次のタンクはイメージ通りの火力特化であり、強力な打撃力を有している。ダッシュは速度が遅いかわりに持続に優れ、分隊全員にシールドを張ったり、地面と叩いて範囲攻撃をしたり、直線状に貫通弾を放つことができる。パワー系ならではのジレンマに悩まされるのは致し方ないが、強いもんは強い。それを地で行くスタイル。

最後のサボタージュは立ち位置的にも技巧派で、ダッシュが短距離テレポートになっている。また、周囲の光を屈折させて姿を消したり、両腕に仕込んだプラズマソードによる斬撃、そして空中支援で地上の敵を一網打尽にすることが可能だ。正直なところ、どのキャラクターも使い勝手が悪いということは一切ない。

ちなみにキャラクターカラーはレッド、グリーン、ブルーなどをカラーアセットの中から選択することができる。ただし、部位ごとに細かくカラーリングしたり、RGBで調整したりはできない。

しかも、カラーはゲーム開始以降で変えることができないほか、カラーアセットの内容が“キャンペーン開始時にランダムで設定(例:赤があったり、なかったり)”されるようで、プレイ中はしばしば「なんだ、あの人の使っているカラーは?」という気分に悩まされる。これからはじめる人は最初のうちに納得いくカラーではじめよう。

まあ、アーマークラス×キャラクターカラーの組み合わせが、ほかのプレイヤーと被らないようにするには祈るほかないが。被ったら被ったで面白いけれど。

キャラクターにはレベルが存在する。ミッションで敵を倒すとEXPが手に入り、それが一定値まで溜まるとレベルアップするシンプルな仕組み。また、レベルが上がるとスキルポイントが入手でき、スキルツリーにポイントを好みに割り振っていくことが可能だ。

ただ、スキルには「習得スキル」と「基本スキル」があり、それぞれ使用するポイントが分かれている。レベルアップ時に入手できるのは片方のポイントだけ。ツリーは複雑ではなく、常時振り直しできるのが便利な反面、キャラクタービルドという観点ではプレイヤー毎の差別化が難しく、最終的にみんな似たり寄ったりで均一化されてしまうのが残念なところ。

まあ、スキルは強力なものの一過性のアクションが多いので、最初のうちはアーマークラスの違いにも気づかないかもしれない。結局、信じれられるものは武器なのだ、武器。

武器には基本装備(キャラクタークラスによって異なる)が属するメインウェポン、ショットガンやリボルバーが属するサブウェポン、ランチャーや火炎放射器が属する特殊ウェポン、そして投擲型や地雷型などを選べるグレネードがあり、それぞれ一つずつ装備可能。装備変更は戦闘中であろうといつでもできる。

武器は敵のドロップから獲得することができ、ハック&スラッシュのように種類・レアリティを選別していく楽しみ(もとい義務)がある。さらに、武器にはそれぞれ威力や射程などのステータスが存在し、個々の武器で数値が異なっている。

しかも、一定レアリティ以上の武器であればギャンブルよろしく、「強化パーツを拾って、使って、ランダムな数値にリロール(数値の振り直し)する」ことができるため、最終的には最強の武器を追求すべく、パーツをじゃぶじゃぶと投入していくこととなるのだ。

さらにもう一つ、武器毎に存在する強化スロットに強化素材をはめ込んでいく、指向性のある強化要素も存在しているので、ここら辺は追求せざるを得ない人にはたまらないことだろう。

パーツを使って、連射速度をリロール……。 大勝利! これを運任せで延々と繰り返すのだ。
強化用のコアもたっぷり集めるのです。

なお、武器に関してもプレイヤー同士の差別化はあまり見られず、武器スキンにしても「ライフルだろうと、ショットガンだろうと、リボルバーだろうと、みんな一緒に見える」くらいの誤差しかない。効率的な社会を目指したのだろう、規格統一に縛られている近未来の世界観が透けて見えてくるかのようである。

また、レベリング段階ではいくら武器を強化しようとも、次から次へと新武器がドロップするので、中途半端に強化素材を消費してしまうのがもったいない。ドロップした武器はその場で瞬時に装備することもできるので、気付いたら戦闘中に味方の武器が変わっていることもザラだ。

武器で追求されるのはその身に宿した性能のみ。このゲームはビルドやビジュアルの個性化を楽しむゲームではなく、UNXの隊員として人類の希望の光となることを目指すゲームなのだから、郷に入っては郷に従えである。ただ、協力プレイではプレイヤー毎の近似性がアーケードライクな楽しさに繋がっているので、それほど悪いことばかりではない。

エイリアン? 奴さんならそこで転がってるよ!

さて、ここからは実際のゲームの流れを追っていこう。メインメニューでは地球上の世界地図が表示されており、そこに記されている各地のミッションへと挑んでいく。なお、本作には2つの難易度として、ゲーム全体のキャンペーンの難易度「ノーマル」「ハードコア」、ミッション毎の難易度「ルーキー」「プロ」「ベテラン」がそれぞれ存在する。

組み合わせによっては地獄を見るので注意だが、まあこういう類のゲームやる人は大抵「それ難しいからね!? 絶対に難しいからね!?」といくら言われようとも聞く耳を持たず、裸足で高難易度に突撃してしまう人がかなり多いだろうから止めないけどね。私も同じ病気持ちですし。

ただし、キャンペーンの難易度・ハードコアだけは「死んだら、そのキャラクターのデータが抹消」という恐ろしい仕様になっているので、こればかりはやり込み段階に入ってからのチャレンジをオススメする。

準備を済ませて、突入場所を選んだら、現在そのミッションをプレイしているほかのプレイヤーのルームに合流するか否かを選ぶ。このようなシステムなので、ソロプレイ時は入室拒否にしていないかぎり、部屋を見つけたプレイヤーがバンバン入ってくる。野良プレイヤーにはありがたい。当たり前だが、あらかじめフレンドと分隊を組むことも可能だ。

ミッション開始時、スタート地点にプレイヤーキャラクターがヘリで運ばれてくる。ヘリからマップに降り立ったプレイヤーたちは、ミッションごとの目的(「~~を爆破せよ!」など)をこなした後、最終地点でヘリを呼び戻し、再びヘリに乗り込んで帰路に就く。ヘリにはじまり、ヘリにおわると覚えておこう。ヘリ以外もあるけど。一文で何回ヘリって言ったかな?

マップ内では四方八方からさまざまなエイリアンが襲いかかってくる。ときには昼下がりの談笑タイムのように群れていたり、チェックポイント(※全滅時のリスポーン地点)を見つけて近寄ると物陰からひょっこり襲い掛かってきたりと、その動向はバリエーション豊か。また“いきなり大群でラッシュを仕掛けてくる”こともあるので、常に気は抜けない。

エイリアンには雑魚敵の個体をはじめ、射撃攻撃を行ってくるソルジャー、怪物然としたドラゴンなど、さまざまな種類が存在する。中型・大型にもなると途端に手強くなり、油断していると2~3回撫でられただけで死んでしまう。

まあ、仮に全滅してもチェックポイントでリスポーンできるし、同行者がいれば共闘らしく救命アクションで復活可能だしで、それほど気に病む必要もないが。これも醍醐味だしね。

吐き気を催すほど厄介な「見えざる」系。 ソロプレイの時はトレインも止む無し。
ラッシュがくると辺り一帯は地獄絵図に。

マップは総じて広めに取られている。目的地マーカーから外れて探索していると“WANTED”のアラームとともに、当該マップにしては強力な能力を持つユニークエイリアンが襲い掛かってくることもある。倒すことができれば報酬が美味しい。

なお、これを含む突発イベントは希少な出来事ではなく、「ええー、またいるし……」と思わずぼやきそうになるくらい沢山待ち構えているので、執着せずとも大丈夫。

基本として体力や弾薬は存在するが、回復アイテムの類はドロップだったり、道中のオブジェクトだったりで手軽に入手できる。唯一、スキルだけは使用権回復アイテムを入手しないと再使用できないが、それだけで継戦能力が欠けるということもない。

しかし、バイオスペシャリストが持つ汎用性に優れたメインウェポンのゼノライフルは弾切れしやすく、難易度に応じて弾薬に困窮する。帳尻合わせの近接攻撃、特色あるサブウェポン、高火力の特殊ウェポン、弾数無限のグレネードを上手く混ぜるなど、ゲーム進行に合わせて弾薬管理を覚えることは大切だ。

逆にラッシュや大型エイリアンとの会敵に合わせて特殊ウェポンやスキルを温存しておかなければ、一瞬で壊滅することもあるけど。

個人的な最強武器「火炎放射器」をスティックグルグルでぶん回す! 画面全体を炎上!

さて、最大4人での協力プレイの楽しさについては、誰もが瞬時に体感できると思うので割愛することにした。本当に、説明を必要としないほどに分かりやすく楽しいので、みなの想像の通りとしておきたい。対して、本作にはこの協力プレイの対岸に、ほかのプレイヤーの敵対者となってミッションに侵入できる「侵略モード」が搭載されている。

これは文字通り、誰かが切磋琢磨して挑んでいるミッションへと潜り込み、PvPを仕掛けるというものだ。侵入側のキャラクターには赤いオーラが纏わりつき、アーマークラス固有のスキルが使用できくなるものの、マップ内に点在しているエイリアンたちが“敵の敵は味方”となる。昨日の味方は今日の敵。エイリアンと手と手を取りあい、人類の救世主たちをぶちのめすのです!

しかしながら、侵略の可否については基本的にOFF(NO 侵略者!)に設定されているので、侵略者に怯えずミッションを攻略できるのでご安心を。これはエイリアンのみならず、同じ人類でありながらも敵対してしまう輩だけをあぶり出すためのモードなので、平和にゲームを楽しみたい人は縁を持たずしてクリアまでいけるはずだ。

さらに本作には「全世界の総計エイリアン撃破数ランキング」をはじめ、さまざまなランキング機能も備わっている。エイリアンの撃破数ランキングはリアルタイムで更新されているので、数値の変動を眺めているだけでも楽しい。

ちなみに我が日本は20位前半~後半をうろちょろしつつ、上位とは圧倒的な大差がついてしまっている。本作はフランスを筆頭に、北欧のプレイヤー層が非常に厚いようなのだ。今後生まれるであろう、エイリアンを倒したくて倒したくて仕方がない症候群のプレイヤーたちに期待だ。

6月4日時点。不甲斐なし。 6月7日時点。頑張った!

ああー燃やしたい エイリアン燃やしたい

このように本作は、アーケードライクなゲーム性、マルチプレイの気軽さ、ハック&スラッシュのリプレイ性を兼ね備えたタイトルである。だが、やはり万民向けのゲームとは言い難い。直観的に遊べるゲームではあるものの、これが2000年代前半の日本であればスタンダードになりえたのだが、いまどきの日本のゲーム事情を踏まえると、やはり誰でも簡単にプレイできるとは……言い辛い。それは難易度であったり、ゲームとしての取っ掛かりの問題でもある。

ただし、人によってはそれこそゲーム実況者によるプレイ動画などで親近感を持ちやすいタイトルのはずだ。文章で紹介している手前でいうのも馬鹿げた話だが、気になる人は一度、動画で確認してみるといいだろう。とても動画映えするゲームだしね。

それにしても、当初は「レビュー用にちょろちょろっと遊んでおくか」であった。初プレイの日は「これは自宅で遊びきってから書こう」であった。その後の週末で「イヒッ……イヒヒ……ヒヒッ!(射撃ドドド、敵ブシャー)」となってしまった。

このゲームの後半ステージときたら、「なんでそういうことするの?」とエイリアンとの対話を試みたくなるほどに意地が悪い。それも決して悪性のストレスではなく、誠実に真っ直ぐなプレイヤーへの挑戦状なのだから、立ち向かわずして終われるわけがない。

「ALIENATION」は冒頭で記したとおり、2.000円のダウンロード専売ソフトである。クリア後のやり込みは深いが、クリアまではおおよそ6~8時間ほど。これが安いか高いかの判断は各々に任せるが、筆者は「数十時間も遊ばなくていい。短時間で濃密なゲーム体験はいかが?」といっておきたい。このニッチで異彩なプチ体験こそが、私のいうPS Storeの魔物なのです。

最後にもう一つだけ。みなさんがもしも「ALIENATION」に興味を持ち、PS Storeでゲームを購入し、プレイしたときは、ぜひとも侵略モードをONにして臨んでいただきたい。思わぬハプニングがもたらす、スリリングで味わい深いゲーム性が体感できるので、ぜひともみんなでONにしようね! だって筆者、こういう対人、だーいすき。

ALIENATION

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

PS4ダウンロード

  • 発売日:2016年6月2日
  • 15歳以上対象
  • PS Store ダウンロードソフト

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(C)Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Housemarque OY.

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