Relic EntertainmentとSEGA Europeはロサンゼルス・コンベンションセンターにて開催された「E3 2016」会場にて、人気RTSのシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War III」のプレゼンテーションを行った。

まずは「Warhammer 40,000:Dawn of War」シリーズについて簡単に説明しておこう。タイトルにある「ウォーハンマー40,000」とはSF世界を舞台にしたミニチュアゲーム(駒を使って盤上で戦争をシミュレーションするゲーム)で、4万年後の未来を舞台にしたハードかつ壮大な世界観が受け、海外で高い人気を誇っている。

「Warhammer 40,000:Dawn of War」は、この人気ミニチュアゲームの世界設定をベースにしたRTS(リアルタイムストラテジー)だ。プレイヤーはスペースマリーン、エルダー、オークといった勢力の中からひとつを選択。多彩なユニットをリアルタイムで操りながら敵勢力の撃破を目指して戦っていくことになる。日本ではさほど知名度は高くないが、海外ではRTSとしての高い完成度や爽快感抜群のバトルなどで絶大な支持を集めており、世界中にファンを持つ人気シリーズなのである。

開発会社のRelic Entertainmentはカナダに拠点を置く開発会社で、親会社のTHQの倒産にともない2013年よりセガ傘下入り。今作はセガでの第1作目で、2009年に発売された前作「Dawn of War II」以来、実に7年ぶりのシリーズ最新作の登場となる。

今回のプレゼンテーションでは、とあるステージの戦闘開始からクリアまでの流れが動画で紹介。スペースマリーンのキャラクター「Gabriel Angelos」や巨大ロボット「Imperial knight solaria」らのバトルシーンを見ることができた。特に目についたのが巨大ロボットの戦いぶりで、両腕に装備したガトリングガンで敵をなぎ倒していくさまは豪快のひとこと。無敵というべき強さで、自分がプレイしていたらさぞ爽快だろうと思わされた。

もちろん、敵側も強力なユニットを保有しており、今回のデモでは大型の飛空艇のようなものが登場。強力なレーザーを発射して味方ユニットを次々に焼き払っていくシーンが見られた。細かなユニットが各所で動き回るRTSでありながら、とにかく戦闘のひとつひとつが迫力満点で目が離せない。なるほど海外で高い人気を誇っているわけである。

戦略的な要素も見逃せない。マップの各所には拠点のような箇所が点在していて、そこを味方ユニットが占領するとバリアのようなものが張られ、敵の遠距離攻撃をほぼ無効化できるようになるのだ。しかも、占領している別の拠点に味方をワープさせることも可能で、自軍の重要な戦略拠点になっていた。こうした拠点を敵より早く奪えるか、うまく活用できるかも勝敗を分けるポイントのひとつになりそうだ。

日本ではなじみの薄いRTSであるが非常にスポーツ性が高く、ハマると底なしの中毒性を持っている魅力的なジャンルである。ことに本作はバトルシーンの演出が爽快かつ迫力満点で、派手なエフェクトが満載の映像は見ているだけでも楽しい。バトルシーンを紹介した公式トレーラーもあわせて掲載してあるので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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