第1話ではスレイと出会う前のアリーシャが描かれる―TVアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」プレミア先行上映会をレポート

本日6月25日、シネマメディアージュお台場にて、2016年7月より放送開始予定のTVアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」のプレミア先行上映会が開催された。

7月からの放送を控えたTVアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」。それに先駆けて、早くもTVアニメの4話までを一挙に上映するというイベントが行われることとなった。

冒頭では出演者を代表して茅野愛衣さん（アリーシャ役）が登壇し、来場への感謝と作品へと真摯に臨んでいることに触れたうえで、早速1～3話までを上映。終了後は、茅野さんに加え、逢坂良太さん（ミクリオ役）、下屋則子さん（ライラ役）が壇上に姿を現し、逢坂さんのカジュアルな服装に触れるなど、和やかな雰囲気のまま、早速アニメの内容に関するトークへと移った。


ミクリオ	アリーシャ	ライラ

ゲーム「テイルズオブゼスティリア」の冒頭とは異なり、1話はスレイと出会う前のアリーシャを描くエピソードとなっている。スレイと出会う前の王女としてのアリーシャという立ち位置から、茅野さんは少し柔らかく演じたと演技のポイントを話す。またミクリオとライラを演じた逢坂さんと下屋さんがロープウェイのアナウンスを担当していた、徳島のマチ★アソビのことも話題に上った。

今回は3人にとっても初めてアニメの本編映像を見る機会で、舞台裏でパソコンを使って見ていたそうだが、大画面で見れることが羨ましいと率直な感想が語られつつ、そう感じるほどに綺麗な映像だったことに触れていた。そして、アニメからの参加となる下屋さんは当初は緊張していたものの、アフレコの合間にスレイ役の木村良平さんから声をかけられるなど、やりやすい雰囲気を作ってもらっていると振り返った。

続いて、アニメを制作するufotableより監督の外崎春雄氏、制作プロデューサーの近藤光氏も加わって、さらに内容に突っ込んだトークが繰り広げられることに。1話に関しては、作中で触れられる“災厄の時代に導師が現れる”という伝承から、人間にとっての災厄の時代とはなんだろうと考えた結果、アリーシャの前日譚になったということが近藤氏から語られる。また、外崎氏は映像に関してもこだわりをもって作っていることを説明し、その出来栄えにも自信をのぞかせていた。

さらにここで、スレイが導師となるまでを描く第4話が上映される。今回、この第4話までを上映したことについて近藤氏は、せっかくライブビューイングで各地の劇場で上映されるのだからと、作中でのひとつのポイントとなる“導師誕生”までを上映することで、ひとつの映画のようにしたかったとその理由を説明した。

その後も、音楽を担当した桜庭統氏、椎名豪氏とともに、ゲーム内の音楽を使いつつも絵に合うようにブラッシュアップしていったことや、キャストにも自由に演じてもらうため、アフレコとプレスコの間のようなかたちで収録したことなど、こだわりの制作を続けている様子が出演者のトークからもうかがえた。

さらに、オープニング映像にも登場した、「テイルズオブベルセリア」の主人公、ベルベットに関しても話題がおよぶ。これに関してはタイトルにもある"ザクロス”がキーワードとなるようで、どのような関係があるのか、今後にも期待したいところだ。

ここでエンディング主題歌アーティストのfhànaが登場し、映像上でお披露目となった「calling」を生演奏で披露。「calling」には使命や天職といった意味があるそうで、運命に立ち向かう気持ちをこめていると曲のテーマについても紹介していた。

スペシャルゲストとして登場した、「テイルズオブゼスティリア」のマスコットキャラクターともいえるノルミンを交えたフォトセッション、そして7月3日から登場する「テイルズオブゼスティリアザクロス」仕様アドトラックの都内走行や、ニコニコ生放送での無料ライブ配信（7月3日より毎週日曜23:00～）の告知を経て、最後は登壇者から会場へ向けたメッセージで、2時間半におよぶイベントを締めくくった。