編集部注目のスマートフォン向けゲームアプリを毎週レビュー!今週は、iOS/Android向け癒し系VRアプリ「なごみの耳かきVR」を紹介!
今週のおすすめは「なごみの耳かきVR」!
「なごみの耳かきVR」は、田舎で過ごす夏休み、しばらく会わないうちに成長した従姉妹の“なごみ”に耳かきをしてもらう、そんな夢のようなひとときが過ごせる癒し系ゲームだ。
タイトルのVR(バーチャルリアリティ)とは、現実ではないものを現実のように感じられる技術の総称、つまりプレイヤーはスマートフォンを介してなごみがいる2次元にダイブし、リアルな耳かき体験が堪能できる。今回はそんな「なごみの耳かきVR」を楽しむための準備とポイントをお伝えしていく。
ストーリー
季節は初夏。忙しい毎日を過ごす中で、ようやくの夏季休暇。そんな中、従姉妹(いとこ)である”なごみ”から「久しぶりに遊びにこないか」との連絡が入ります。
昔はよく遊んでいた”なごみ”が住む、田舎へとやって来たあなた。しばらく会わないうちに成長した姿に驚きます。最初は二人であれこれ世間話をしていたものの、あなたは疲れからかウトウトとしてしまいます。
あれ、疲れてるのかな…そうだ!
見かねた彼女は、疲れているあなたが癒されるようにと、あるものを取り出しました。
なごみ(日本語版CV:浅見ゆい/英語版CV:山名枝里子)
とある田舎で暮らす、主人公のいとこ。昔よく遊んでいたものの最近はほとんど会っていない。
少し人見知りで、普段はあまり感情を表に出さないが、仲良くなると感情表現が豊かになる元気っ子。
なごみに耳かきをしてもらうために、スマートフォン(iOS/Android)とイヤホン、そしてスマートフォン用VRゴーグルを用意しよう。ここで言うVRゴーグルとはスマートフォンやiPhoneを搭載することでVR映像が楽しめるもの。安いものでは1000円くらいから購入が可能だが、右目用と左目用の画像の視差で立体的になごみを見るためには「二眼モード」に対応したVRゴーグルが必要になるので注意しよう。
なお、スタート画面の設定から「二眼モード」のオンオフが選べ、オフにすれば単眼用のVRゴーグルや、直接手に持って楽しむこともできる。ちなみに設定画面では言語の変更も可能なので、英語に堪能な人は一石二鳥だ。
VRゴーグルは設定次第でなくても楽しめるが、絶対に欠かせないのはイヤホンだ。本作ではバイノーラル録音による立体音響が採用されており、頭の角度に合わせてなごみの声や息遣いが変化する。耳をかく音もゴショゴショと強弱がつけられ、耳かきの醍醐味のこしょばゆさを鼓膜で感じられる。個人的には遮音性が高くダイレクトに音が響く上に、耳の中に異物感の感じられるカナル型のイヤホンを強くオススメしたい。
ゲームを起動すると緑鮮やかな庭が臨める和室に2人きりというシチュエーション。なごみに促され膝に頭を乗せたら耳かきが始まるので、なごみが横にくるように座り、そのままなごみの方に倒れよう。「体の向きは大丈夫?じゃあはじめるね」と言われればスタートだ。
この頭を乗せる作業には少しコツが入り、筆者はVRゴーグルをつけて布団の上で10分ほど格闘した。このゲームをプレイしている時は大変無防備になりがちなので、家族や他人に見られないように注意しよう。
耳かき中は、なごみとのたわいない会話に耳を傾け、夏の庭を眺める、まさに癒やしのひととき。視点を持ち上げればなごみと目が合い、起き上がれば「もう、危ないよ」と優しく注意してくれるなど、こちらの動きに対する反応も楽しめる。耳かきに集中するなごみのひとり言や息遣いなど、イヤホンだけでも十分耳が幸せになるが、VRゴーグルも併せて使えば、ほかでは味わえない没入感が得られるはずだ。
手軽にVR体験をしたい人も、暑さに疲れてしまった人も、今年の夏はクッションを片手に「なごみの耳かきVR」に癒されてみてはいかがだろう。