シアリーズがベルベットに託す想いとは―TVアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」プレミア先行上映会IIをレポート

0 2016年8月5日 23:55

担当：ささみ

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現在放映中のTVアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」について、本日8月5日にシネマメディアージュお台場にて、#5、#6の「プレミア先行上映会II」が開催された。

「テイルズオブゼスティリア（TOZ）」のTVアニメとして2016年7月より放映が開始された「テイルズオブゼスティリアザクロス（TOZX）」。非常に美麗なアニメーションの出来栄えもさることながら、オープニングに2016年8月18日に発売を予定している「テイルズオブベルセリア（TOB）」の主人公・ベルベットが登場したことでも大きな反響を呼んだ本アニメだが、本日実施された「プレミア先行上映会II」では、なんとそのTOBの内容が2話にわたって描かれるTVアニメ本編第#5、#6が上映された。

まず、ベルベット役の佐藤利奈さんが白い浴衣姿で登壇、挨拶を行った。今回の上映会で放映された映像は特別編ということで、アニメとゲームが“クロス”するような作品に仕上がっていると語った。

今回放映された映像は、TOBの冒頭、主人公であるベルベットの復讐の始まりとなる監獄島から始まる。既報にある通り、ベルベットの脱獄を手助けするシアリーズも登場し、ベルベットが監獄島から脱出するまでが描かれていた。

映像のあとは、佐藤利奈さん、岸尾だいすけさん（ロクロウ役）、佐藤聡美さん（マギルゥ役）のキャスト陣が登場。さらに、TVアニメの制作プロデューサーを務める近藤光氏と、監督である外崎春雄氏が舞台に挙がった。

近藤氏は、TOBがTOZと繋がった物語であると言及。その上で、作中に散りばめられたワードやさまざま要素から“繋がり”を感じて欲しいとコメント。また、今回放映された内容について、佐藤利奈さんは「ここまでがっつりとTOBの内容が描かれるとは思わなかった」と、2話分の尺を使い切って丁寧に描かれたTOBの冒頭の物語に驚いていた。


左から、佐藤利奈さん、岸尾だいすけさん、佐藤聡美さん外崎春雄氏、近藤光氏

お気に入りのシーンを聞かれると、佐藤利奈さんはやはりアクションシーンをチョイス。ベルベットの激情をそのまま写したような激しい戦闘シーンは制作もかなり大変だったようで、改めてスタッフクレジットを目の当たりにした近藤氏は「原画を担当する人多いなあ（笑）」と語った。

さらにマギルゥに関して、監督である外崎氏は「ゲームとはまた違う、かなりぼくの好きなように動かすことができた」とコメント。そのマギルゥ役である佐藤聡美さんは「シリアスな雰囲気なんてお構いなしな、あのマギルゥの登場シーンが大好きです」と、掴みどころのないマギルゥのキャラクター性に触れた。制作陣の中にもマギルゥ好きはかなり多いということで、ベルベットの激しい動きと同じくらい、マギルゥの作画にも力が入っているということだ。

ここで外崎氏と近藤氏は降壇、入れ替わりにライフィセット役である浅倉杏美さんが舞台に上がった。ライフィセットを演じた感想を訊ねられた浅倉さんは「愛おしさすら感じる」と、徐々に感情が芽生えて“人間らしさ”を得ていくライフィセットの成長を表現した。

続いてロクロウについて訊かれた岸尾さんは、「たったアレだけのためにずっとベルベットに付き添っていくんだから、本当に義理堅いですよ」とコメント。ロクロウがベルベットから受けた恩とは何か、こちらはぜひ本編の放送を楽しみにしてもらいたい。

さらに壇上では、出演陣による店頭体験版の実機プレイが行われることに。パーティリーダーではあるものの、やや不慣れな様子の佐藤利奈さんの操作を岸尾さんが的確にフォローしつつ戦闘を開始。すでに配信が開始されている体験版をプレイ済みだという岸尾さんは秘奥義なども披露し、巧みな操作を見せてくれた。また、戦闘後のキャラクター同士の掛け合いでは、ライフィセットとベルベットの会話に女性陣が「かわいい！」「身長差がたまらない！」と絶賛していた。