2017年2月18日に公開される映画「劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」。公開同日よりクラブセガ 秋葉原 新館7Fにて開催される本作のコラボレーションカフェの様子を紹介する。
「劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」は、人気ライトノベル「ソードアート・オンライン」シリーズ(以下、SAO)の劇場作品。
原作者である川原礫氏書き下ろしの完全新作ストーリーとなっており、本コラボカフェでは作中内に登場するメニューやキャラクターなどをイメージしたオリジナルフード、ドリンクが提供される。
今回、2月18日の一般開催に先立ち、メディア向けのレセプションが行われた。仮想と現実、そして食欲が交差する“SAO”ファンにはたまらない会場の様子を、一足先に紹介しよう。
お店の入り口から店内に至るまで、等身大ポップやポスターなどが展示されており、キリトやアスナたち登場キャラクターの姿を見ることができる。店内では歴代TVアニメのOP・EDテーマソングが流れているほか、登場キャラクターを紹介したプロモーションムービーも放映されており、SAOの世界観が感じられる作りとなっていた。
店内の壁には、歴代TVシリーズのタイトルがずらりと展開。各タイトル毎の名シーンも散りばめられているので、友達と一緒に自身のお気に入りのシーンを探したり、思い出のシーンを語り合うのも面白そうだ。
また本コラボカフェでは、クリアファイルセットやマイクロファイバータオルといった、オリジナルグッズも販売されている。中にはコラボカフェをイメージしたデザインのグッズもラインナップしているので、いつもとは装いの異なるキリトたちの新しい魅力を楽しもう。
見て楽しい、食べて美味しいコラボメニューを紹介!
本コラボにて提供されるメニューは、どれも非常にこだわって作られている。味はもちろん、見た目の華やかさやキャラクターをイメージした装飾の再現度の高さなど、ファンにはたまらないメニューが目白押しだ。
まず、フードメニューでは「ユナのマスコットバーガー」と「キリトの具なし和風パスタプレート」が提供される(各税込1,200円)。劇場版の新キャラクターであるユナのマスコットの顔がパンに描かれたハンバーガーは、中にローストポークがサンドされており見た目以上にボリューミー。また、パスタのほうも具は入っていないものの昆布だしがよく効いており、何もなくともするすると食べられた。
デザートには、「黒の剣士のキリトパフェ」「閃光のアスナパフェ」「ユイのフェアリーパフェ」の3種が用意されている(各税込1,000円)。特に、キリトのイメージパフェにはラフランスが使用されており、甘いものが苦手な人にもありがたいあっさりとした仕上がりになっている。
また、「キリトなのに青色?」と思った人は、案ずるなかれ。パフェの中層にはキリトのイメージカラーである黒を意識したチョコレートクランチとソースが敷き詰められており、サクサクとした触感も楽しい一杯だった。
コラボドリンクには、「キリト」「アスナ」「ユイ」「リーファ」「シリカ」「リズベット」「シノン」「ユナ」「エイジ」の9人をモチーフとしたものが用意されていた。白ブドウ+マスカットゼリー(リーファ)など、キャラクターのイメージカラーに合ったドリンクとゼリーが組み合わされているので、2層に分かれた色合いが見た目にも楽しいメニューだ。
今回筆者は、「ユナのマスコットバーガー」を試食。ローストポークのジューシーさとチーズのクリーミーさが絶妙で、ガッツリと食べたい男性におすすめの一品だった。味が濃厚なので、気分を変えたい時はサルサソースを付けて食べるのがオススメだ。サルサの酸味がチーズとポークの濃厚な味わいを上手に中和してくれるので、一皿で二度美味しいになっている。
コラボフードには特別な意味が込められているものも?
本レセプションでは、アスナ役の戸松遥さんが登場し、本コラボカフェについてのトークも実施された。
戸松さんは、コラボカフェということで店内がSAO一色に装飾されていることを予想していたそうだが、実際に店内を見て改めて驚いたという。特に、壁紙が時系列順に並んでいることに感動した様子で、シリーズ初のTVアニメである「アインクラッド編」のビジュアルを懐かしそうに眺めていた。
シリーズの中で、特に印象に残ったシーンは何かと訊ねられると、戸松さんは「マザーズ・ロザリオ編」を挙げた。その理由として、「マザーズ・ロザリオ編」では特にアスナが乗り越えなければならない試練が多くあり、またユウキとアスナの関係もあって一段と思い出深い作品になっているようだ。
また、コラボメニューの感想を訊ねられると、その味と見た目のクオリティを両立させた作りに驚き、特に「キリトの具なし和風パスタ」については太鼓判を押していた。本メニューに関しては、特に劇場版との繋がりが色濃く反映されているようで、一緒に添えられているサンドイッチにも深い意味があるとのこと。どうして具がないのも劇場版を見ると分かるようだ。
TVシリーズ第一弾となる「アインクラッド編」から5年が経つ「ソードアート・オンライン」。戸松さんは、「5年前は、まさか劇場版でアスナを演じられるとは思いませんでした」と、長く愛され続けるSAOを感慨深そうに振り返った。多くの人々を虜にするSAOの魅力に改めて恐縮しつつ、TVシリーズの集大成と言える仕上がりになったという「劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」に期待してほしいとコメントした。
なお、コラボカフェのテーブルのいずれかには、戸松さんのサインが書かれた席もある。運良くサイン入りの座席に着けた人は、記念に写真撮影などを行ってみてはいかがだろうか。