スクウェア・エニックスは、iOS/Android向けアプリ「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy」のオフラインイベント「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy 1周年大感謝祭」を、2017年2月25日に開催した。

目次
  1. 第一部では、多くのプレイヤーが気になる多数のゲームデータが公開に
  2. 人狼TLPTによる、即興劇とは思えない濃厚なドラマとキャスト陣の熱演に、誰もが釘付けに
  3. 「ファンタシースターオンライン2」とのコラボレーションの他、最新情報が多数発表に

「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy(以下、予言者育成学園)」は、スクウェア・エニックスより配信中のスマートフォンアプリ。主人公は予言者の育成を目的とした魔法学園の生徒となり、予言テストと呼ばれる未来当てゲームに挑戦し、現実世界の出来事の未来の展開を予知するという、リアルと連動した独特のゲーム性が高い人気を集めている作品だ。ここでは、その1周年を記念して行われたイベントの模様をお届けする。

第一部では、多くのプレイヤーが気になる多数のゲームデータが公開に

まずMCを務める上村彩子さん、プロデューサーの藤澤仁氏らによる挨拶が行われた後、本作のイラストレーターを務めるサトウテンさんと、典樹さん(声のみ)らが出演。それぞれ提示されたお題に沿ったイラストを会場で描き下ろす、ライブドローイングのコーナーが行われていた。

「救援に来たジークフレオンのフリをしたタンポラゴラ」(写真左)と、
「○ものフレンズに登場しそうなタージャン先生」(写真右)。
数分という僅かな時間にも関わらず、お題に即したかわいらしいイラストに大きな歓声も上がっていた。

またイラストレーター陣に、プレイヤーを対象に行われていたアンケート結果と、会場で8面ダイスを使って決められたテーマに沿った、新アルカナをデザインしてもらうという驚きの企画も。今回テーマとなったのは「一見セクシーに見えるけど案外ツンデレ気味な一面もあってちょっと秘書タイプな妖精の女子」と「一見不思議に見えるけどヘタレな一面もあってちょっとマッドサイエンテイストな怪人の男子」というどちらも非常にユニークなもので、最終的に完成したアルカナが採用されるかの正否は、イベントの最後に発表されることに。

その後には、運営ディレクターの木村未来氏、予言テストディレクターの眞形隆之氏ら開発陣と、予言の問題作りを担当するクイズ作家の日高大介氏と小堀裕也氏らを迎えつつ、ゲーム中のさまざまなデータを公開する「大発表!学園リサーチ」のコーナーを実施。

サービスインからの歴史を振り返るコーナーでは、これまでの苦い記憶の数々についても語られ、
藤澤氏から「もっとまともなエピソードはないのかよ!」とツッコミが入る一幕も。

同コーナーでは事前に行われていたアンケートの結果として、欲しいグッズやゲームをプレイする頻度、家庭用とスマートフォンゲームのプレイ割合の差など、ゲームに関連するさまざまなデータも発表されていた。中でもプレイヤーとキャラクターの男女比の違いに関しては、プレイヤーの男女比がほぼ半々なのに対し、キャラクターの割合では15%程度女性キャラクターが多くなっているようで、納得の結果には爆笑も沸き起こる一幕も。また高レベルプレイヤーや億万長者といったプレイヤーランキングの公開も行われ、レベルは400前後、所持金は一億越えが当たり前という、まさに桁違いの世界に、客席からは驚きの声が多数上がっていた。

全プレイヤーの僅か0.1516%というS4キャラクターの所持率だが、会場にはS4を所持していることを明かす
プレイヤーが多数おり、かなりのコアな層が集結している様子だった。

その後に行われたのは、これまでに出題されてきたさまざまな予言の中からナンバーワンを決定する「あなたが選ぶ!第1回予言テスト大賞!」のコーナー。これは「アニメ・ゲーム」「芸能」「政治・経済」といった6つのジャンルから、藤澤氏が独断で選んだ予言ベスト3を発表。その中からもっとも優れていると思われる問題を出演者と客席で選び、最終的にはそれぞれのジャンルから選ばれた6つの予言の中からナンバーワンをニコニコ生放送のアンケートで決定するというものだ。

それぞれのジャンルに関するトークでは、「ボブ・ディランに関する問題は、どれだけ早く実装できるか時間との勝負だった」「広島カープのカレンダーに使われたのが集合写真で、選手一人一人の顔を見分けるのに知り合いのカープ女子に助けてもらった」など意外性満載の裏話の数々が語られており、それぞれ作成した予言に対し深い思い入れがある様子。最終的には、回答欄の「アンパンマンはいつも元気」がゲーム内で爆発的な流行語となったという問題「日本テレビ系の『それいけ!アンパンマン』の放送時間が変更される初回、4月1日(金)の第一話でアンパンマンの力が出なくなる原因は?」が、栄えある第一回予言テスト大賞に選ばれ、会場にいた多くのプレイヤーからの支持を集めていた。

さらに第1部を締めくくるサプライズ発表として、ゲーム中のマスコットとしておなじみの「タンポラゴラ」のぬいぐるみが受注販売されることも発表された。頭部の花は取り外し可能で、頭部にアフロとして装着できる綿毛も同封され、価格は7,800円。ただしこちらの生産には最低でも100体の予約が必要となっており、今後ゲームでも最終的に達成された予約数を予想する予言も出題されるとのことだ。

人狼TLPTによる、即興劇とは思えない濃厚なドラマとキャスト陣の熱演に、誰もが釘付けに

第2部では、「予言者育成学園」と舞台「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」(人狼TLPT)とのコラボレーション舞台が上演された。

人狼TLPTはステージ上の13名が言葉を尽くし、千変万化の物語をアドリブで紡ぐライブ・エンターテインメント。出演者がルールに用いるのは人気パーティーゲーム「人狼」で、脚本はオープニング以外まったくなく、開演直前に6種類13枚のカードで決まる役割に従い人間 vs 人狼の戦いを即興で繰り広げるというもの。観客は、舞台がある程度進んだ段階で、それまでに得られた情報を元に、どのキャストがどの役割を演じているのかを予想し、一緒になって舞台を楽しめるようにもなっているのが特徴だ。

今回はフォーチュン・テラーズ・アカデミーを舞台に、学園へと侵入した「人狼」と呼ばれる適性アルカナが侵入し、9人の生徒の中からその犯人を見つけ出すというストーリーとなっていた。

1日目は人間の犠牲者を出してしまうも、2日目、3日目は人狼を的中させることに成功。しかし、その代償として予言者と狩人という能力者を失ってしまったことで最後の人狼を絞り切れず、最終日は候補者となった2人の候補による決戦投票も行われる展開にもつれこむも、人狼の正体はもっとも疑いのかけられていなかった人物であったことが判明。最終的に破壊の魔王が降臨したことで世界は滅亡し、人狼側の勝利という壮絶な結末を迎えることとなった。

人狼の醍醐味はなんといっても人狼となった面々のつく嘘と、人間・能力者による疑心暗記の応酬で、キャスト陣によって行われる感情と理性のぶつけあいはまさに圧巻。人狼と見破られ追放された面々も、最期まで人間として熱演しながら事切れており、「限りなく怪しそうだったけど、本当は人間だったのでは?」とミスリードしてしまうほどだった。そうして生み出されていくリアルタイムならでは先の読めない展開に引き込まれつつ、自分自身も一緒になってゲームに参加できるという、まったく新しい舞台の魅力に会場の誰もが虜となっていたようで、終演時には割れんばかりの拍手喝采が沸き起こっていた。

「ファンタシースターオンライン2」とのコラボレーションの他、最新情報が多数発表に

第3部では、まずマルセイユ役として出演している声優の内田真礼さんや、スクウェア・エニックスの代表取締役社長・松田洋祐氏からの1周年を祝うメッセージが読み上げられた後、本来はメッセージのみの出演予定だったという、「ドラゴンクエストX」プロデューサーの齊藤陽介氏、「ドラゴンクエストX」チーフプランナーの安西崇氏が登壇。

後出しでカルタ企画が被ってしまったことから「侘びコラボ」という前代未聞の企画が行われるなど何かと親交の深い両タイトルだが、次なるコラボについても言及。「今年もしぐさを作ってくれるんですよね?」とプレッシャーをかけていく藤澤氏に対し、前回のコラボで実装されたしぐさが非常に好評だったこともあり、斎藤氏らも前向きに考えている様子。どんな仕草を実装して欲しいかを、「予言者育成学園」ゲーム内のアンケート機能を使って募集することを検討しているそうなのだが、斎藤氏からは新しいしぐさに関して「藤澤がモーションキャプチャーでやります!」という提案がされるなど、驚きの情報の連続に会場は大盛り上がりとなっていた。

その後には、プレイヤーがもっとも気になっているであろうゲームに関する最新情報が多数公開された、「『予言者育成学園の2年目』大予言!」のコーナーが行われた。

最初に発表されたのは、セガゲームスが運営する日本を代表するオンラインRPG「ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)」とのコラボレーション。出題される問題は、「PSO2」の新コンテンツ「バトルアリーナ」で、3月15日までに最高ランクである「レジェンド」に到達する人数を予想する、といった内容になっていたのだが、実はこのバトルアリーナでは、ランクに関する情報はまだ「PSO2」側でも伏せられており、セガゲームス側の好意により本イベントで公開することができたのだとか。

こちらの予言では参加賞として「PSO2」のマスコットである黄色い「ラッピー」を使い魔として獲得できるほか、的中賞として1000アメジストが用意されている。

それに合わせた新たな試みとして、もっとも大勢のプレイヤーが予言した選択肢がどれかを予言する「一番人気的中チャレンジ」も実施され、一番人気を的中させるとさらに1000アメジスト、そして「PSO2」の150スタージェムを獲得できるという大盤振る舞い。一番人気だけではなく、予想した選択肢が2番・3番人気を的中させた場合にも、アメジストとスタージェムを獲得できるようになっている。

その後には、3月のランクSSの召喚確率が10倍となるキャンペーンの対象リストも公開されていた。

また以前に行われたアップデートにより、予言テストの予知点数を従来の4から3に下げるという調整が行われていたが、これには一問分の重みを強くすることで、予言テストを盛り上げたいという思いと、ゲームのログイン頻度を下げてプレイヤーにもっとライトに楽しんで欲しいという2つの狙いがあったという。

事実、これらはプレイヤーからも歓迎の声も多く寄せられたそうなのだが、PPがあまりがちになってしまうという意見も少なくない。そこで現在は『アルカナ捜索』の各強度を全体的に強化した上で、「強度6」のボスは必ずランクSとなるように変更」するか、「問題数は3のまま、上限予知点数を4へと戻す」という2つの対応策が検討されているという。ただ、現状の方がいいといいう意見も根強いことから、今後の方針としては、上限予知点数を戻すかゲーム内のアンケートを実施してプレイヤーの意見を聞き、その結果を踏まえた上で藤澤氏が最終的な決定を下すことになるそうだ。

ストーリーに関する新発表では、大アルカナに次ぐ新たなボスとして登場する、「春先型決戦兵器 ダンデポラゴラ」が公開となり、そのインパクトの抜群なかわいらしい外見に、爆笑も入り混じった大きな歓声が上がることに。ダンテボラゴラに藤澤氏が自身のパーティで挑むという実機プレイも実施され、攻撃が非常に通りやすい分、過去最大級の膨大なHPをもつエネミーとして設定されていることが明かされていた。なおこのプレイの結果、予言として出題されていた、藤澤氏が与えることができたダメージ量に関して、選択肢2の「5000~10000P」が正解として発表されることとなった。

コーナーの最後には、スクウェア・エニックスのハッピー木村氏も乱入。月の欠片をかけて、
人狼TLPTのメンバーを相手に行われたカルタ大会に見事勝利して月の欠片を獲得し、多くのプレイヤーを喜ばせていた。
オープニングで二人のイラストレーターに課せられた新アルカナも公開に。イラストが表示された瞬間には
共に大きな歓声も上がるなど、プレイヤーからは非常に好評で、共にゲーム内にも正式に採用されることとなった。

そしてイベントの最後には、サラ・オレインさんも登壇。本作の主題歌「glory」をアカペラで熱唱するという特大のサプライズも行われ、会場のボルテージは最高潮に。力強く美しい歌声を前に、客席の誰もが虜となっており、サラさんに自身の手がけたゲームの主題歌を歌ってもらうのが夢だったという藤澤氏は、感極まった様子で瞳をうるませていたほど。感動的なエンディングの余韻が残る中、「予言者育成学園」の1周年を祝うイベントの終幕を飾るに相応しい、盛りだくさんのイベントの幕は閉じられた。

予言者育成学園 Fortune Tellers Academy

スクウェア・エニックス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2016年2月15日
  • 価格:基本無料

    予言者育成学園 Fortune Tellers Academy

    スクウェア・エニックス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2016年2月15日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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