ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、米国時間6月12日に「PlayStation E3 Media Showcase」を開催した。ここで発表されたタイトルをまとめて紹介しよう。
昨年と同じく、The Shrine Auditoriumにて開催されたPlayStation E3 Media Showcase。全世界からメディアが訪れ、広い会場は新たなタイトルや発表を待ちわびる人々の熱気で満たされていた。
注目タイトルが続々と発表!
アンチャーテッド ザ ロストレガシー
楽器隊が奏でる東南アジア風の音楽とともに幕が上がると、彼らの後ろに滝が流れ落ち、さまざまな形に変化。その滝が紋章を形作ると、「アンチャーテッド ザ ロストレガシー」のムービーがスタートした。
本作の主人公は、2人の女性トレジャーハンターだ。彼女たちが遺跡の謎を解いたり、絶壁を登ったり、はたまた仲違いしたりと、ムービーからは壮大なアクションとドラマ性が感じられる。とある紋章が描かれたメダルが物語のキーとなりそうだ。
Horizon Zero Dawn Frozen Wilds
会場内に雪が降るかのような演出とともに映像がスタート。雪山で暮らす原始的な民族が対峙するのは、機械獣たち。今年2月に発売されたハンティングアクション「Horizon Zero Dawn」の新作だ。ムービーには主人公・アーロイの姿も映し出された。
なお、本作が新作になるのか、DLCになるのかは不明。2017年のローンチと発表されている。
DAYS GONE
昨年の「PlayStation E3 Media Showcase」の最後に発表された「DAYS GONE」のプレイムービーがお披露目。昨年は大量のゾンビに追われる印象的な場面が公開されたが、今回はデニムにスカジャン、キャップと軽装の主人公が、ゾンビを飼い慣らす組織の集落に潜入するシーンだ。
ただ殴り込みをかけるのではなく、身を隠しながら音を立てて敵をおびき寄せたり、体術を駆使したりと、ステルスアクション的な要素が垣間見えた。途中、驚くべき方法で組織を混乱に陥れる姿も。
モンスターハンターワールド
「モンスターハンター」がPlayStationフォーマットに帰ってくる!
今回公開されたムービーでは、大剣を装備した男が小型、大型のモンスターと対峙する姿が描かれている。粒子を飛ばして採取できるものを探したり、草の被り物をかぶってモンスターから身を隠したり、蔦を使ってモンスターの動きを封じたりと、立体的かつリッチな動きがこれでもかと映し出された。こちらは2018年早期に発売予定。
ワンダと巨像
強大な巨像と対峙するゲーム性、哀しく凄絶なストーリーが高い評価を得た「ワンダと巨像」が、PS4に登場する。PS4でより精緻に描かれた巨像との戦いに注目だ。こちらは2018年発売予定。
マーベル VS. カプコン インフィニット
マーベルとカプコンのキャラクターが一堂に会する「マーベル VS カプコン インフィニット」。映像には春麗やハルク、アイアンマンのほかに、「ロックマンX」よりゼロ、「モンスターハンター」よりダレン・モーランの姿も映し出されていた。こちらは9月19日発売で、本日よりストーリーデモのダウンロードが始まっている。
Call of Duty WWII
先日、11月3日の発売が発表された「Call of Duty WWII」のマルチプレイムービーが公開に。銃剣やライフル、火炎放射器などを使った戦闘シーンの苛烈さがただただ印象的であった。本作では近代を舞台にしたこともあり、実在の銃を多く扱えることになりそうだ。
PS VRには多彩なジャンルの作品が
The Elder Scroll V: Skyrim VR
「The Elder Scroll Online V Skyrim」のVR版がPS VRに登場。中世の世界を舞台に、異形の者たちと剣でわたりあうほか、雷や炎の魔法攻撃が手から飛び出す場面も。
STAR CHILD
SFの世界観を舞台にした、横スクロールアクションの様相を呈した作品。意志を持つロボットが味方のようだ。
THE INPATIENT
「Until Dawn」のクリエイター陣が手がける、古きアメリカの廃病院が舞台のホラーゲーム。どうやら病院がまだ開いていた頃の記憶がカギになるようだが――。
MONSTER OF THE DEEP: FINAL FANTASY XV
綿密に作り込まれた「ファイナルファンタジーXV」の釣り要素が「MONSTER OF THE DEEP」としてPS VR専用コンテンツに。プレイヤーはノクトたちと本格的なフィッシングを楽しめるほか、時には魔物と対峙することもあるようだ。
BRAVO TEAM
PS VRに新たなFPS作品が登場。「Farpoint」とは異なり、現代的なシチュエーションで銃を撃ち合うタイトルだ。特殊部隊の一員として戦うことになるのだろうか。
moss
可愛らしい小さな白いネズミが主人公のアクションゲーム。剣を振るって敵と戦うほか、主人公の周囲を飛ぶ白い光を使った謎解き要素もあるようだ。
発表済みタイトルの続報も
ゴッド・オブ・ウォー
昨年のPlayStation E3 Media Showcaseのオープニングを飾り、大歓声を浴びた「ゴッド・オブ・ウォー」の最新ムービーが公開。豪快な敵の倒し方は健在で、斧はもちろん、回転して展開する盾を使って戦う姿も映し出された。
本作では、主人公のクレイトスとその息子の関係が描かれる。ムービーには息子がクリーチャーを倒すシーンも収録されているが、父としてのクレイトスは彼に何を教えようとしているのだろうか。
ムービーの最後には、巨大すぎるほど巨大なサーペントと対峙するシーンも。こちらは2018年早期の発売と発表されている。
DETROIT Become a Human
人間とアンドロイドが共存する近未来が舞台のアドベンチャーゲーム「DETROIT Become a Human」の続報が公開。こちらのムービーでは、アンドロイドを率いて反乱を起こすマーカスという男が描かれ、昨年の発表からさらに具体的なストーリーが語られている。
DESTINY 2
アクションシューティングゲーム「DESTINY 2」のムービーでは、ギアやシップ、特殊ウェポン、PvPマップといったさまざまな要素が立て続けに紹介されていた。こちらは9月8日の発売予定と発表されていたが、2日前倒しされて9月6日に変更されたようだ。
スパイダーマン
会場のステージに巨大がニューヨークの街並みが登場。そこを自由に飛び回るのは、スパイダーマンだ。ウェブを駆使して高層ビル群の中を飛び回るのはもちろん、死角から放って敵をがんじがらめにして動きを止めたり、罠にしたり、モノを捉えて投げつけたりと、その用途は実に多彩だ。
敵との格闘シーンはスパイディらしく軽快に動かせる様子。またコンボをつなげる際には、専用の演出がなされるなど、その表現は実にリッチだ。
広大な街並みはオープンワールドかと思うほど広く、その中を飛び回るスパイダーマンを映すアングルは自由自在。壊れるビルの表現も迫力満点で、まるで新作の映画を鑑賞しに来たかと錯覚するほどであった。マーベルファンならずともぜひ見てほしい、2018年の発売が待ち遠しくなる映像だ。