千葉県の幕張メッセにて、9月21日より開催中の「東京ゲームショウ2017」。Wargamingブースで9月23日に行われた、「World of Tanks Meets ガールズ&パンツァー」スペシャルステージの様子をレポートする。

1億を超える戦車好きプレイヤーが集うオンラインゲーム「World of Tanks」(以下、「WoT」)と、戦車道に励む美少女を描くアニメ「ガールズ&パンツァー」(以下、「ガルパン」)。戦車という共通テーマでつながる両者は、2013年からコラボプロジェクト「World of Tanks Meets ガールズ&パンツァー」を開始し、毎年東京ゲームショウでコラボ出展を続けている。

今年の「ガルパン」は、12月9日に「ガールズ&パンツァー 最終章」の劇場公開を控えているため、前半はその紹介、後半は声優陣が「WoT」の一般サーバーに乱入プレイという構成だった。

登壇者は、西住みほ役の渕上舞さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、河嶋桃役の植田佳奈さん、プロデューサーの杉山潔氏の4名。まずは、それぞれが劇場版「ガルパン」の最終章に対する想いを語った。

「まだ続く喜びと、これで終わりというさびしさで、発表を聞いたときは少し複雑な気持ちでした。でも、まだ1章なので、終わるまでにはあと数年かかるかも?」(渕上)

「まだ、終わりに向かっている実感はありません。それよりも、こんなにおもしろい作品の新作が、これから6章ぶん観られるワクワク感のほうが先だってます」(尾崎)

「私は逆にホッとしました。もうないかもと思っていた生徒会の出番がちゃんとあったので」(植田)

「もともとTVシリーズで完結するつもりだったので、まさかこんなことになるとは思っていませんでした。ただただ感謝の気持ちです」(杉山)

また、司会者から「最終章で活躍を期待しているキャラクターは?」と質問されると、こんな答えが返ってきた。

「どのチームにも見せ場があるのがガルパンのいいところ。でも、新生徒会がどうがんばるのか注目しています」(尾崎)

「劇場版で胸を熱くする王道展開に感動したので、また、おねえちゃん(西住まほ)に転校してきてほしいです! いっしょのチームで戦いたい」(渕上)

「やっぱり華ちゃん! 自由奔放な前会長にならっていくのか、新体制を作るのか楽しみにしています」(植田)

ここに至るまでの5年間という時間をかみしめつつ、トークコーナーは最後の話題へ。

じつは、最終章の制作にあたり、杉山氏はイギリスのボービントン戦車博物館を取材したのだとか。最終章では、この博物館収蔵の戦車が何種類か新登場することになる。会場ではその際のVTRが流れ、貴重な映像を目の当たりにした観客からはどよめきが……。

今回の取材では、Wargamingの働きかけにより、通常では非公開になっている戦車内部などの撮影にも成功している。杉山氏は、この資料をしっかり活かした作品を創ると約束してくれた。

ステージの後半は、声優陣3人が挑戦する「World of Tanks ミッションチャレンジ」が開催された。ここからは、実況役としてタレントの虎池鉄平さんが登場。このコーナーは、クジ引きで決めた指令に従って「WoT」をプレイし、観客がそれが指令とマッチしているかを判定するというもの。ミッション成功なら、3人には「ウォーゲーミング公認! World of Tanks大好き声優」の称号が授与されるが、失敗すると罰ゲームが!

1戦目のお題は「1人でもいいから3分間生き残る」

プライベートでもガチゲーマーである植田さんが、セッティングの段階から渕上さんや尾崎さんをフォロー。イベント専用のフィールドではなく、一般プレイヤーとの本気対戦だったが、植田さんが無事に3分間を耐え抜いた。

2戦目のお題は「3人で協力して、敵を1両撃破する」

これは、果敢に挑むもあえなく失敗。初心者には難易度が高かったのと、フレンドリーファイヤーを避けようと慎重になったのが敗因?

3戦目のお題は「相手陣地のフラッグまでたどり着く」

こちらは3人ともあっさり達成。その後、敵を発見した植田さんが、遮蔽物を巧みに利用しながら攻撃を仕掛ける腕前を披露して会場を沸かせた。

全3回の挑戦のうち2回をクリアしたことで、満場一致でミッション成功とジャッジ。その場で3人に「ウォーゲーミング公認! World of Tanks大好き声優」の称号が授与された。

約1時間にわたって行われたステージはこれにて閉幕。最後に、ゲスト4人からのメッセージをお伝えして、このレポートを終える。

「告知です! 12月22日に劇場版シネマティック・コンサートのBlu-rayが発売されます。あと、11月19日に大洗で『あんこう祭』があります。よろしくお願いします」(杉山)

「最終章公開まで、『WoT』を遊んだり、これまでの『ガルパン』を観て待っていてください」(尾崎)

「「ガルパン」で戦車に興味を持った人は、ぜひ『WoT』もやってみてください! 『ガルパン』仕様のペイントもできますよ」(植田)

「12月9日に最終章が公開されますので、みなさまお誘いあわせのうえ、ご覧になっていただけたらうれしいです。本日はありがとうございました!」(渕上)

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