千葉・幕張メッセにて9月21日より開催された「東京ゲームショウ2017」。ここでは、9月24日にDMM GAMESブースにて行われた「文豪とアルケミスト」ステージの模様をお届けする。

「文豪とアルケミスト」は、人々の記憶から文学が奪われる前に“侵略者”から文学書を守り抜くことを目指す文豪転生シミュレーションゲームだ。

近代風情漂う独特の世界観や、日本の文豪のキャラクター化、実際のエピソードと絡めた文豪たちの関係性などが魅力で、11月でサービス開始から1周年を迎える。

東京ゲームショウ2017では、小野坂昌也さん(織田作之助役)、鳥海浩輔さん(夏目漱石役)、前野智昭(志賀直哉役)と、原作・脚本家のイシイジロウ氏、DMM GAMESプロデューサーの谷口晃平氏が登場し、「文豪とアルケミストTGS出張版生放送」として新情報や生アフレコと世界観を掘り下げるステージが行われた。

今回のステージの司会を務めたのは、アメリカザリガニの平井善之さん。呼び込みでゲストを「ゲスタ」と噛んでしまったことで、小野坂さんをはじめ出演者陣はもちろん観客、スタッフにもステージ終了までいじられるという、終始笑いが絶えないイベントとなった。

石井氏と谷口氏は、東京ゲームショウ2016のビジネスデイに本作のステージに立ったことを振り返り、1年経ってこの場でプレイヤーと直に触れ合うことができて感無量だと語った。さらにステージが開催された9月24日は新宿区立漱石山房記念館の開館日であることや、現在開催中の菊池寛記念館と「文豪とアルケミスト」とのコラボレーションにも触れられ、文学に対する関心の拡がりを感じることができた。

隙あらば始まる小野坂さんと平井さんの漫才もそこそこに、鳥海さんの仕切りで生アフレコのコーナーに。3人の演じるキャラクターが食堂で過ごす一時が描かれた東京ゲームショウ2017限定のシナリオで、志賀直哉の手料理と金銭感覚に物申す織田作之助とマイペースに羊羹を食べようとする夏目漱石がコミカルに演じられた。

生アフレコを受け、史実ではあり得ないメンバーやシチュエーションでの会話劇が聞けるということに文豪ファンとして感動、と今回もご満悦のイシイ氏。夏目漱石についても、活動時期や年齢的にも他の文豪より上に位置するため、いるだけで場が締まるのが萌えポイントと熱弁した。ちなみに、夏目漱石が他のキャラクターより実際のビジュアルに寄せられているのは、芥川龍之介より年上に見えると違和感があるから、とのこと。キャラクター同士の関係性を考慮した世界観へのこだわりが語られた。

今後の「文豪とアルケミスト」の展開として、新コンテンツ「召装」が発表。文豪に装備することで能力を増幅させる「装像」や、ここでしか手に入らない「衣装」が入手できるコンテンツとなっており、研究やイベントで入手できる「召装石」を消費して行うことが明らかになった。

ここでは召装で入手できる、書生風衣装の徳田秋声とモダンな衣装を身に纏った尾崎紅葉、そして和傘をさす泉鏡花の装像が公開。装像は最大まで強化すると絵柄が変化するということで、尾崎一門の3人が街へ買い物に出掛けた帰りが描かれた美麗なイラストもお披露目された。

そして本作を彩る楽曲のピアノアレンジCD「文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集」の発売や、ピアノコンサート「文豪とアルケミスト ピアノ独奏會」の開催も発表。さらに10月に登場予定の新文豪のシルエットも公開されたが、名前やCVはまだ秘密とのことだ。

小野坂さんと平井さんの漫才に、鳥海さんの夏目漱石ビジュアル問題、そして前野さんのウインクと文章に起こしにくい見所満載の文豪愛に溢れた今回のステージ。9月27日の「召装」実装をはじめ、1周年に向けた記念イベントを展開し益々盛り上げていきたいとして幕を閉じた。

文豪とアルケミスト

EXNOA

iOSアプリiOS

  • 配信日:2017年6月14日
  • 価格:基本無料

    文豪とアルケミスト

    EXNOA

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2017年6月14日
    • 価格:基本無料

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