セガゲームスは、2017年12月7日に発売を控える「龍が如く 極2」のリアルイベントを、11月25日・26日に大阪・道頓堀で開催。ここでは会場やステージの模様をお届けする。
2006年に発売されたシリーズ第2作「龍が如く2」を最新のPS4専用エンジン「ドラゴンエンジン」で蘇らせた“極”プロジェクト第2弾「龍が如く 極2」。今回のイベントでは、本作の舞台の1つ大阪・蒼天堀のモデルとなった大阪・道頓堀にて、ゲーム内に登場する飲食店舗連動の大抽選会や、試遊体験会をはじめ、コラボフードの販売や試遊体験会など、さまざまな企画が行われた。
桐生と真島のコラボフードに「極2」試遊体験会とイベント会場は大盛況!
メイン会場となる角座広場では、コラボフード「真島吾朗のメロンパンアイス」「桐生一馬のトルネードポテト」がお出迎え。メロンパンアイスは、真島吾朗の眼帯と真島建設のヘルメットをイメージし、バニラアイスに苦味のあるハーシーチョコとマンゴーソースがトッピング…と、一見奇抜だが絶妙なバランスでぺろりと食べてしまった。
そのほかにも「龍が如く」グッズの出張販売や、「スーパーカップ1.5倍」がもらえるフォトスポットと、会場はまるで祭りの様相。中でも、「龍が如く 極2」試遊体験会では、老若男女、国籍を問わず多くの人が列に並んでいたのが印象的だった。
さらに今回のイベントでは、大阪王将やがんこなどの店舗で飲食をすると、PS4やギフトカードが当たる抽選会に参加できるというコラボレーションも実施。「龍が如く 極2」体験版で練り歩いた街並みをリアルに体感する興奮と緊張を味わうことができた。
開発陣による裏話や“あのシーン”も初公開された「龍が如く 極2」ステージイベントをレポート!
トークショーには、横山昌義氏(チーフプロデューサー)、島野光弘氏(プロデューサー)、佐藤大輔氏(プロデューサー)、阪本寛之氏(ディレクター)が登壇。発売直近、“極”プロジェクトということもあり、“ファンが見たいもの・聞きたいことをお届けする”というレアなステージが展開された。
大阪を訪れたことはあるかという質問に、「龍が如く2」製作時に30名の大所帯で道頓堀の取材に訪れたという横山氏。現地の人のリアルな姿をゲームで描くため、通行人の生の会話をマイクで集めたり、隠しカメラで撮影したりと徹底した取材を行ったそうだ。当時は公にカメラを回せば何事かと注意されたが、今やスマートフォンで撮影しながら歩くのが当たり前…と、当時の苦労を振り返った。
また、横山氏は蒼天堀の街を描く際に意識したことを聞かれると、雑多な看板や街並みを忠実に再現するという点に加え、画面をエネルギー溢れるオレンジ色に調整して見せること、人間とゲームの視野角の違いを意識してCGだからこそできるカッコよさを作り出したと語った。
「龍が如く 極2」の製作で苦労したことを聞かれると、横山氏はPS4のゲームを作るのにはPS2の10倍の手間がかかるとし、PS4の性能や表現力を活かした美しいグラフィックを作り上げるのは大変だったとコメント。
「龍が如く6」から、現実のものはリアルな大きさで作ることにしたため、かに道楽の蟹からレジ1つに至るまで、ゲームに出てくるものは実際にメジャーで測る必要があったという阪本氏。リアルな街を再現するために背景班のクルーと朝8時から開店前の店舗を回って写真取りや寸法を測ったりと、建築会社のような作業を行ったと振り返る。そのほかにも、イベントの翌週から始まる台湾や韓国といったアジア圏のプロモーションなど、発売に向け、まだまだ苦労が絶えないと語った。
本作に登場する「新・水商売アイランド」の話題から、「龍が如く」第1作目が「キャバクラのゲームがあるらしい」という口コミで“じわ売れ”したという裏話に。第1作目が発売された2005年は“キャバクラがきてるらしい”という時代で、ここからキャバクラは一大ブームとなる訳だが、「龍が如く 極2」が発売される2017年現在の道頓堀には、“爆買い”を象徴するかのように大型ドラッグストアが軒を連ねている。こうした時代にあわせて変化する街や遊びも、作品の中に盛り込んでいくと語った。
今回のイベントでは女性の参加者やステージ観覧者が多く見られたが、「女性受けはまったく意識していないし、これからも意識するつもりはない」と横山氏。大人の男がプレイすれば、女子供は捨てても良いというくらいの尖ったコンセプトで作り出したが、まったく狙っていなかったキャラクターの人気が出たりと予想外の驚きがあったという。実際、ステージを観覧していた女性に好きなキャラクターを聞くと「最初は桐生だったが、『龍が如く0』で真島が好きになった」とのこと。総選挙でも1位を獲得した真島は、不器用・寡黙・強いと鉄板の主人公・桐生と対照的だからこその人気かもしれないと開発陣も納得の様子だった。
会場に集まったファンからの質問に答えるコーナーでは、「龍が如く0」の制作秘話や、ヒートアクションへのこだわり、桐生一馬という主人公が第1作目を制作する過程にあわせて完成していったことなどが語られた。
実機プレイのコーナーでも、大阪城が割れるシーンから桐生が佐山薫を守るシーンまで、ファンの要望に答える形でいずれも初公開。そのほかにも桐生がバトルで使う武器の数々や、闘技場でのバトルロワイアルを阪本氏が実機でプレイしてみせ、会場を沸かせていた。
最後に「龍が如く 極2」は、単なるリメイクではなく、ユーザーの好きなものを詰め込んだファンのための作品とし、もう一度楽しみたい人はぜひ遊んでほしいとのコメントでステージは幕を閉じた。
開発陣の囲みインタビューをお届け!
――この4人が揃うという意味でも今回はレアなイベントでしたが、終えてみての感想をお願いします。
横山氏:今まで「龍が如く」プロジェクトでは完成披露会をやってきましたが、今回は「龍が如くスタジオ」の新作発表会で本作を発表しました。いつもと違うスタートでしたが、本作でキーワードとなる大阪という街で大きいことをやりたいと思っていました。大阪の街を知っている方や、こちらに住んでいるファンの方に感謝の気持ちを伝えたい、少しでも楽しんでもらいたいという思いからやらせて頂きました。
ステージでもお客さんと生のやりとりができて、作品のどういう所を愛して下さっているのかという所を聞けました。気温は寒かったですけど、皆さん暖かくて、楽しませて頂き、ありがとうございます!また明日から発売まで頑張っていこうと思います。
阪本氏:発売日から遠いと段取りで決まっている場所を見せようというイベントになりがちですが、今回はライブ感がありましたね。発売日直近ということもあって、なんでも見せられるという。
横山氏:発売日直近なのと、“極”プロジェクトだからということですよね。そうじゃなければ、お客さんに言われたシーンを見せるとかできないし、そもそも知らないから「大阪城割れるシーン見たい!」って言えないですもんね。それが特別な作品性なので、合ったものを見せられて良かったですね。
島野氏:新たにタイアップの店舗さんも増えて、いろいろ連動したイベントができました。そういう意味でシリーズの大きさだったり、だんだん増えていく過程もありながら、こんなイベントができてすごく楽しかったです。
――大阪に来られてからタイアップ店舗などには行かれましたか?
横山氏:とても混んでいるので、予約がなければ入れない状況なんですよね。大阪の街が11年前と比べて人混みのレベルが10倍くらいなので、今の街をゲームで再現しようと思ったら処理落ちます。リアルな街の盛り上がりがゲームを越えてきているので、もう一回頑張らないとなと人混みを見て思いました。
――“極”プロジェクトということで、改めて「龍が如く2」という作品に向き合われて感じた魅力などを教えてください。
横山氏:二度と作れないです。シナリオもすごい狂気の沙汰と思うくらいの詰め込み方ですし、僕自身のやりたいことが荒ぶって入っていたりするんですよ。イベントシーンを見るだけでも、「この時この画がめっちゃハマってた」とか、どうしてもこのシーンやりたかったんだなっていうのが分かって、当時の自分と向き合えるというか。
今の自分にしかできないものを作り続けて行くのが大事だと思いますが、この作品に至っては今の自分に作れないものなんですよ。それが最新の技術で今の人たちにやってもらえるってすごい幸せなことなので。作品自体が受け入れられてなければ、時間と労力をかけて「極2」なんて作るわけがないので、改めて幸せな環境にいるんだなと思いました。その上で、今の人たちに面白いものを作って、遊んでもらわないとという使命感でチームの皆もやってきました。
阪本氏:「龍が如く2」の頃は皆の熱量がすごかったんです。隅から隅まで残さずぶち込もうという、その仕事をもう一度見ることになるじゃないですか。その当時すごく頑張ったなというのもあれば、逆にシリーズを積み重ねて得たスキルで改善できる箇所もいくつかあって。今回「極2」では、今いるスタッフができることをすべて反映したという意味では、懐かしさもあり、トライした部分もあり、良い刺激を受けました。
――最後に一言ずつメッセージをと、「極2」で注目してほしいポイントがあれば、お願いします。
横山氏:価格。気づいてました?「極2」って安いんですよ。ボリュームの少なさとかリメイクだからではなくて、感謝の気持ちの価格なんです。シリーズが続いてきたのはファンの人たちのおかげなので、そこへの感謝の気持ちです。年末年始、2017年から2018年またぎで「龍が如く 極2」で燃えて下さい!
阪本氏:「極2」というプロジェクトで、やれることは全部出しきったつもりではありますが、まだまだずっとゲームは作り続けていくので、引き続きご注目頂けると有り難いと思います。
佐藤氏:「極2」という作品はドラゴンエンジンで2作目なので、これまでの「龍」シリーズとドラゴンエンジン「6」の良いところが全部詰め込まれています。過去最高の「龍が如く」になるんじゃないかなと思いますので、ご期待下さい。
島野氏:とにかくオリジナルの作品がストーリー含め最高傑作と言われていますが、新しく追加された部分に関しても本当に良いできなので、今後の評価も含めて良いものに鳴るのではないかと思っています。よろしくお願いします。
(C)SEGA
※画面は開発中のものです。
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