Nintendo Switch 2版が2025年11月13日、PS5/Xbox Series X|S版が2025年12月8日に発売予定の「龍が如く 極2」。Nintendo Switch 2版の試遊レポートをお届けする。
桐生一馬と郷田龍司、東西の「龍」の対決が見どころ
2006年に発売された「龍が如く」シリーズ第2作「龍が如く2」のフルリメイク作品となる「龍が如く 極2」。2017年にはPS4、2019年にはSteam(PC)が発売されたが、Nintendo Switch 2とPS5/Xbox Series X|Sでも発売が予定されている。

今回プレイさせていただいたのは、11月13日に発売となるNintendo Switch 2版。基本的なゲームの内容は発売中のPS4/Steam版と同じで、Switch 2でもしっかりと「龍が如く 極2」が遊べる。バトルシーンでの処理落ちなども体感ではほぼなく、ロードも高速でスムーズに遊ぶことができた。

改めてプレイして感じたのが、やはりストーリーの魅力だ。
「極2」では、シリーズの顔ともいえる桐生一馬が主人公を務め、“関西の龍”と呼ばれる最強の極道・郷田龍司とのエピソードが描かれる。今回プレイしたのは、ゲームの序盤、「龍は一人でいい」と「関西の龍」と呼ばれたことに激昂する郷田と、桐生が初めて出会うシーンのあたりだったが、序盤から東城会の事務所が爆破され、近江連合と東城会の対立の激化を予感させる息つかせぬ展開が続く。

また、本作における桐生のライバルといえる郷田の存在感の大きさも改めて感じられた。「2」の後に発売されたスピンオフの「龍が如く OF THE END」では、主人公の一人としてプレイアブルキャラクター化もされたほど。「2」の物語の魅力を担っている重要なキャラクターでもあり、桐生と郷田の二人の「龍」の戦いは、シリーズ屈指の熱い展開となっており、大いに注目して欲しい点だ。


まだセガだった時代のゲームセンター。今遊ぶからこその懐かしさを感じられるプレイスポットも
「龍が如く」シリーズの特徴である、フィールドを探索して様々なプレイスポットやサブクエストをこなす遊びももちろん健在。
「極2」の主な舞台となるのは東京・神室町と大阪・蒼天堀の2つのエリア。どちらも近年の作品でも舞台として登場しているので、「久しぶりに戻ってきた」みたいな感覚はないのだが、「極2」は現代より約20年前の時代なので、同じ神室町と蒼天堀でも店の並びや景観には違いがある。


わかりやすいのはゲームセンターで、20年前なのでしっかりとクラブセガのままになっており、少し前の時代にタイムスリップしたような気分を味わえた。このあたりは、2025年に改めて「極2」を遊ぶ時ならではの感覚といえるだろう。

そのクラブセガ内では、他のシリーズ作品と同様にセガの懐かしいのアーケードゲームの数々が遊べるようになっているが、「極2」ではあの名作ロボットアーケードゲーム「電脳戦機バーチャロン」もプレイできる。操作性がかなり独特なので、まともに動かせるようになるまでの大変さはあるのだが、やはり思い出のあるゲームは今プレイしても楽しい。筆者は世代的には直撃なのだが、近くにゲームセンターがなく、家にセガサターンもなかったので、友達の家で集まった時に対戦して遊んでいたという思い出が蘇ったりもしていた。
数ある「龍が如く」シリーズの中でも、「バーチャロン」が遊べるのは「極2」のみということもあり、「名前だけは聞いたことがあるけど……」という人には是非ともプレイして欲しいところ。

また、別の意味で懐かしさを感じたプレイスポットが「トイレッツ」だ。
名前を聞くだけだとピンとくる方は少ないかもしれないが、約10~15年ほど前、居酒屋やゲームセンターなどの男子トイレの小便器に設置されていた、小便を的に向けて飛ばして行うミニゲームのようなもの……というと、男性は覚えがある方も少なくないのではないだろうか(2016年に販売は終了)。

トイレッツはいつでもプレイできるわけではなく、隠しパラメータ的な要素である、尿意が一定数たまると遊べるミニゲームとして用意されている。お茶の方がポイントが溜まりやすかったり、飲み物ごとに細かく設定されていてやたらと凝っているのも特徴。
2つあるルールの内、「北風と太陽とアタシ」は、溜まっている小便が多ければあとはボタン押しっぱなしでクリアできる(ご褒美でちょっとセクシーなイラストを見られる)のだが、もうひとつの「ぶっかけバトル! 鼻から牛乳」の方は、相手が放出している小便の強さと同程度に自分の小便の強さを調整して覚醒ゲージを貯める……という手順が必要で、ちょっとおバカな見た目に反して(?)意外と複雑だ。普通に失敗して、何度もお茶を飲み直す羽目になった。

当時実際にトイレでトイレッツを遊んだ時は、どんな内容だったのかはほとんど覚えていなかったのだが、それから10年以上経ってから「龍が如く」の中で遊ぶことになるというのは、なかなかおもしろい体験だった。
中毒性の高い大型プレイスポット「水商売アイランド」に夢中に
また「龍が如く」シリーズといえば、大型のプレイスポットが存在するのも恒例だが、本作では「龍が如く0 誓いの場所」に実装された「水商売アイランド」をよりパワーアップさせた、「新・水商売アイランド」がその一つ。
窮地に陥っている蒼天堀のキャバクラ「フォーシャイン」の経営を立て直し、日本一のキャバクラにすることが主な目的で、営業時間内に次々と訪れる、様々な好みをもつ客に対して、相性の良いキャバ嬢を適切に配置することで収益あげていく。

客の中にも「貧乏」や「一般」といった羽振りの良さを示すパラメータがあり、どの客に能力の高い嬢を割り当てるかという臨機応変な判断や、キャバ嬢たちの体力と休憩時間にも気を払いつつ、時には発生する客とのトラブルに対応する必要もあったり。その分的確な判断と対応で収益を上げられた時は純粋に気持ちよく、1プレイが短めに区切られているのもあって、つい続けてプレイしてしまう中毒性がある。
今回の限られた試遊時間の中でも、気づけば想定以上に水商売アイランドに時間を割いてしまっていた程だ。
グラビアアイドルの青山ひかるさんと橋本梨菜さんが登場する「グラビア撮影スタジオ」もユニークなプレイスポット。


制限時間内に相手が喜ぶ選択肢を選ぶ、「サクラ大戦」シリーズのアドベンチャーパートを彷彿とさせる会話イベントも発生しつつ、カメラを手にした桐生が本気で悔しがったり喜んだりするリアクションで思わず笑いそうにもなってしまう。こうしたメインストーリーでのシリアスな姿とのギャップは、やはり桐生一馬という主人公ならではの面白さだ。

本編とは違った毛色のアクションを楽しめる外伝「真島吾朗の真実」も遊べる
オリジナル版にない「極2」の新要素の最大目玉となるのが、シリーズ屈指の人気キャラクター・真島吾朗を主人公とした外伝ストーリーである「真島吾朗の真実」。東城会の若頭の座を巡って新興勢力の植松組と対立することになった真島が、蒼天堀を巻き込む大きな騒動に巻き込まれていく、「龍が如く」と「龍が如く2」の間に起きたエピソードが描かれる。

「極2」での真島編は、真島が主人公の一人となった「龍が如く0 誓いの場所」との結びつきが強いシナリオとなっており、マキムラマコトも再登場する。とくに「0」をプレイしているなら、楽しみにしてほしい。

また、「極2」では、シリーズお馴染みの様々なヒートアクションや街中のオブジェクトを利用して戦うアクションバトルが採用されているが、真島には桐生とは別にドスを使って戦う専用のバトルスタイルが用意されており、桐生を操作する本編とはまた違った爽快感を味わえる。ブレイクダンスのような動きを交えたトリッキーな動きも健在で、実に真島らしいアクションを自分で操作できるのは楽しい。


神室町や蒼天堀を桐生と同じように回ることもでき、真島として一部のプレイスポットもプレイ可能。真島は本編での桐生とは違ったリアクションをとってくれるので、すでに本編で遊んだというプレイスポットでも、新鮮に楽しめるようになっている。

Switch 2版のリリースで、より手軽にプレイできるようになった「龍が如く 極2」。「極2」から始めても楽しめるが、地続きの世界観になっているので、前作の「龍が如く 極」をプレイしておくとより楽しめるのは間違いない(両作をセットにしたパックもあわせて配信される)。シリーズを遊んだことがない方も、是非ともプレイしてみて欲しい。
(C)SEGA
※画面は開発中のものです。
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。








































