12月26日、東京・港区のニッショーホールにてドラマ「ゆうべはお楽しみでしたね」の完成披露試写会が行われた。主演の本田翼さんと岡山天音さんをはじめとした、出演キャスト陣によるトークショーが行われたイベントの模様をレポートしよう。
「ゆうべはお楽しみでしたね」は、オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」で知り合った男女の物語を描く、金田一蓮十郎氏による同名漫画を原作としたテレビドラマだ。ゲーム内では女性キャラクター・パウダーを操作するさつきたくみが、ひょんなことからフレンドの男性キャラクター・ゴローをルームシェアに誘う。しかし、ゴローの正体はおかもとみやこという、ゲーム内の印象とは正反対のギャル系女子だった。結局2人は現実世界でルームシェアを始めることになり……というのが物語のあらすじ。
ドラマの放送は2019年1月6日から開始となり、試写会では2人の出会いやシェアハウスを始めてすぐの展開を収めた第1話が上映された。上映後はみやこ役の本田翼さん、たくみ役の岡本天音さんに加え、たくみが働くアニメイトの店長・大仁田役の宮野真守さん、みやこが働くネイルサロンの店長・栗山役の芦名星さんがステージに姿を見せた。
キャストがそろってからのトークでは、まず共演同士の第一印象が語られた。開幕から「本田さんを見た最初の印象は『本田翼だ』と思いました」というおもしろコメントで場を沸かせた岡山さんは、普段テレビなどで見ている本田さんを見て「本物がいるじゃん!」と思い、緊張していたと話す。そんな岡山さんに本田さんが話しかけ続けたことで、少しずつ緊張が解けてお喋りができるようになったとのこと。当の本田さんは「マイペースそうな人だなと思いました」と話すが、あとになって岡山さんが人見知りだったことを知ったという。
宮野さんも岡山さんとは最初に挨拶を交わした程度で、出会いのタイミングではお互いに人見知りを発揮したようだ。ただ、短い撮影期間のなかでも仲良くなれたらしく、宮野さんは「撮影が終わってから、『天音君がマモに会えなくて寂しがってるらしいですよ』って聞きました」というエピソードを披露。岡山さんは現場で「マモさん今何してるのかな」が口癖になり、家に帰ってからもYouTubeなどで宮野さんの動画を見ていたのだとか。
キャストからも人気の宮野さんは、テレビドラマへの出演は約10年ぶりとなる。本人はすごく緊張したというが、スタッフやキャストのなかでは現場を盛り上げてくれたという話でもちきり。岡山さんとのファーストシーンでは、「天音君が楽しんでくれたらいいなと思って、アドリブをちょいちょい挟んだりしました」と話すが、すぐに岡山さんから「ちょいちょいというか、ほぼアドリブですね(笑)」と訂正が入る。どうやら一発目のシーンから宮野さんのアドリブが飛び出し、監督もカットをかけないため、喋り続けるときもあったという。
アドリブでは宮野さん自身が「ドラゴンクエスト」好きということもあり、「ドラクエ用語をうまく入れられたらと思ったんです。『ドラゴンクエストV』で仲間になる“くさったしたい”の名前を入れてみたり」と、こだわりがあったようだ。実際に1話では“くさったしたい”のエピソードが使用されていた。今後も宮野さんのドラクエ語録がどれだけ使われているのか、というのも注目ポイントとなるだろう。
ちなみに本田さんは、当初宮野さんが「キングダム ハーツ」シリーズのリクを演じていることに気付かず、共演部分の撮影が終わってから友人と話していたときに気付いたという。本田さんが友人から聞く→本田さんが岡山さんとその話をする→岡山さんから宮野さんに伝わるという流れを経て、宮野さんもこのエピソードを知ることになる。このとき、岡山さんの周りでも宮野さんとの共演をうらやましがる声があり、「いろんな人に好きって言われていいな」という心境を伝えたようで、これを受けた宮野さんは「心を開いてくれているなと思いました(笑)」と、仲良し具合をアピールしていた。
女性陣も、本田さんと芦名さんの共演時は撮影場所に控室がなかったようで、狭いバーカウンターのような場所で「お酒飲む?」といった話で盛り上がった様子。撮影スケジュールの都合上、あまり話ができる時間はなかったというが、そんな中でも芦名さんは本田さんのことを“空気を明るくしてくれる女性”という印象を持ったと話す。「私が持っていたイメージ通りで、彼女の周りは陽の気が流れているみたいでした」と当時を振り返った。
キャスト同士の話でひとしきり盛り上がったところ、MCから「つまりお互いのことは十分に分かっているということでいいですか?」と、怪しげな“フリ”が入る。ここから「ドラクエX版 本田翼さんご本人当てゲーム」と称したコーナーがスタート。用意された「ドラゴンクエストX」のキャラクター3人の中から、舞台裏で本田さんが操作しているキャラクターを当てようというもの。
ステージ上では本田さんを特定するために、3人で協力して撮影時のエピソードや「1日何時間ぐらいゲームをやる?」「天音君のことをどう思う?」といったことを質問。ゲームのプレイ時間は「18時間」「30分」「ゲームは1日1時間」と返事があり、最後の答えをした人を「これ絶対昭和のおっさんだよ!」と想像して盛り上がる。岡山さんについて「ネコに似てる」「名前がきれい」「おとなしい」と返事が来たのを見ると、当の本人は「これ本当に本田さんいます?今日初対面みたいな感想でちょっとショックなんですけど(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘う。
質問が終わると3人で答えを1つに絞り、答え合わせの時間に。暗幕が開いて出てきたのは男性スタッフで、残念ながら不正解。本田さんが操作していたのはゲームのプレイ時間は「30分」、岡山さんのことを「名前がきれい」と答えていたキャラクターだった。コーナー開始すぐに当てられそうになったため、ゲームのプレイ時間は嘘をついて答えたとのこと。ステージに戻ってきた本田さんは「天音ってすごい素敵な名前じゃないですか?」とも話していたが、岡山さんは「あ、ありがとうございます」とちょっと複雑そうな表情を見せていた。
なお、「ゲームは1日1時間!」「ネコに似てる」と答え、しきりに「おっさん」と言われていた残り1キャラクターは、本田さん演じるみやこの親友・あやの役である筧美和子さんが操作しており、サプライズ的に登場。キャスト陣もまさかの展開だったが、「操作だけじゃ中身が誰か分からないものですね(本田さん)」「このドラマみたいですね(宮野さん)」と、見事なオチにつなげていた。
サプライズゲストの筧さんは、みやこの親友という役柄もあり、撮影時にゲームをプレイする本田さんの姿をよく見かけたという。その姿からゲームに慣れている感じが漂い「リアルにみやこが存在するんだなと思って面白かったですし、普段ふわふわした雰囲気で現場にいられるので、すごく入りやすかったです」と、本田さんのさまざまな一面を話す。
肝心のあやのは1話には登場しないが、2話以降に場をかき乱してくる重要なキャラクターになっている。岡山さんは筧さんと共演する場面が多く「僕はとにかく振り回される役で、撮影が楽しかったです」と話す。一方の筧さんも「破天荒なあやのは自分とは生きているリズムが違う感じで演じるのは難しかったですが、岡山さんにたくさん引き出してもらった気がします」と話しており、互いに刺激しあえた現場だったようだ。
イベントの最後には、岡山さんと本田さんからそれぞれ作品の見どころが語られた。岡山さんは「たくみが“自分とは関わらない人種”と勝手にジャンル分けしていたみやこと少しずつ理解しあっていきます。そうした他人と他人が交流していく過程の美しさを表現できればと思って演じましたので、楽しみにしていただけらと思います」とコメント。続けて本田さんが「2人を取り巻く個性的な方々も見どころになっていますし、2人のこれからを見守ってほしいと思う作品でもあります。深夜の放送ですが、疲れた心を癒してくれる作品ですので、ゆっくり見てもらえたらと思います」と締めくくった。
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