ハッカーは企業に潜入しない―「ゲームさんぽ」で現役ハッカーとひろゆきさんが「ウォッチドッグス2」「サイバーパンク2077」を解説

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ライブドアニュースは、動画コンテンツ「ゲームさんぽ」について、「ウォッチドッグス2」および「サイバーパンク2077」の解説動画を公開した。

今回公開された動画で使用されたタイトルは、全てのデバイスが一つのオペレーティングシステムに支配された世界に主人公がハッキングで挑むアクションゲーム「ウォッチドッグス2」(以下、ウォッチドッグス)と、2077年を舞台にサイボーグ手術などの身体改造が一般化した世界を舞台にしたアクションRPG「サイバーパンク2077」の2タイトルだ。

解説者は、2ちゃんねる創設者でありエンジニアの西村博之さん(以下、ひろゆきさん)と元海外特殊部隊に所属し、現役のホワイトハッカーである大佐さん(仮名)。

動画シリーズは全3話公開予定で、今回は第1話が公開された。なお第2話、第3話は順次ライブドアニュースYouTubeチャンネルにて公開予定となっている。

ライブドアニュースYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/gotouchi10sec

企業に潜入なんかしない。ハッカーのイメージを覆すハッカーの実際

「ウォッチドッグス」では、目的の施設に潜入しPCに直接アクセスをして情報を盗んだり改ざんするような「フィジカルハッキング」という行為を行います。その潜入シーンを見て、大佐さんは現実のミッションではそうした手法はあまり聞いたことがないといいます。ひろゆきさんは現状の大企業は重要情報が入っているサーバーの物理的場所はわからないようになっているので、現実的にはその場所に行くことすら難しいと指摘します。また、ひろゆきさんは潜入が可能なレベルの物理的なセキュリティの施設はオンラインで全て収集できる可能性が高いと考えられるといいます。

大佐さんは実体験から、現実的には出入り業者に変装して情報を取得したり、放置されたPCを確保したり、そもそも監視カメラの会社と連携を行って情報を得るなど対象の内部に溶け込んでから情報を取得するケースを紹介します。

セキュリティの弱点は人間。人間の盲点を付くのがハッキングのポイント

話題はホワイトハッカーになる方法や知識の収集のしかたなどにも広がっていきます。大佐さんからは実際の現場では攻撃側のレッドチーム、防御側のブルーチームにわかれて検証がおこなわれるといいます。ブルーチームの構築したセキュリティに対し、レッドチームがその思考の漏れを付くというもので、実際にセキュリティの穴は人間の思考の漏れから起きることが多いと説明します。例えば、パスワードが名前と誕生日の組み合わせで設定されていることなども多く、総当たりであっさりハッキングできる事例も頻繁にあるといい、ハッキングの能力はそうした人間の思考の漏れのパターンをいかに多く試しているかという経験値によって培われる部分も多いと語ります。ひろゆきさんもそれにあわせてパスワード流出の事例を説明し、ハッキングの知識はシステムを作る側を経験していると思考の漏れのパターンが経験的に理解できるのでハッカーになるにはまずエンジニアを経験することもポイントだといいます。

スマホのハッキング、車のハッキング、兵器のハッキングなどIoT時代のハッキングの事例も紹介

「ウォッチドッグス」では施設のサーバー以外にも、スマートフォンをハッキングして対象の人物の年収を表示したり、金銭を送金させたり、車をハッキングしてコントロールを奪ったりすることができます。また、「サイバーパンク」では人間がサイボーグ化されており、視神経と接続されたカメラデバイスをハッキングしたりすることもできます。その他、デジタル化された軍事兵器も登場し、相手を追尾する銃弾なども登場します。

動画内では、ひろゆきさんと大佐さんが現代におけるそれらのハッキングの可能性について語ります。大佐さんはスマートフォンでBluetoothに常時接続している端末が多いことから、振動をさせて着信があったと誤解させるような技術は現在でもあるといいます。また、ひろゆきさんは現代のスマートフォンのセキュリティが固いことからデータを盗むのは難しいという話やフランスではオンラインで確定申告をする人が多く税務署にハッキングができれば個人の年収の情報も取得することが可能というフランス在住のひろゆきさんならではの話題も紹介されます。加えて、現時点で自動運転車に対し外部からハッキングすることでコントロールを奪うという事例があったことや軍事分野では銃撃をするドローンがハッキングされた際に電波を遮断して機能を停止してしまうといったハッキングされたあとの対策まで進んでいるという事例など現代のハッキングの状況が紹介されます。また、人体に対する電子化およびハッキングについても現状と未来の可能性が議論されます。視神経が常にネットワークに繋がっている状態を継続するとそもそも視神経が疲れてしまうので、視神経を経由するのではなく脳にデータを入れたほうがいいかもしれないなどの議論や視覚をハッキングして姿を隠すという技術についても電子的にハッキングせずとも心理的に集中していないものについては気づくことができないという実験結果からそうした心理分野の応用もできるだろうと考察するなど、事例を背景に想像が膨らんでいきます。

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