「スーパーロボット大戦」シリーズのコンシューマー向け最新作「スーパーロボット大戦Y」が、2025年8月28日よりPS5/Nintendo Switch/Steamで発売となった。PS5の製品版を触る機会を得られたので、プレイレポートをお届けする。
遊ぶことができたのは、プレミアムサウンド&データパックなどDLCを適用した状態のCHAPTER3までの範囲。今回は前回の試遊版では触れられなかった部分をはじめ、システム面や戦闘時に使える便利な機能を主軸にしつつ紹介していく。

4つの難易度から自分にあったものを選んで作品の枠を超えたクロスオーバーを楽しもう
既に配信されている体験版でも見られたが、ゲーム開始時にはまず難易度を選ぶことになる。初回から高難度を選んで歯応えのある攻略を楽しむのもありだが、やはり自分の好きな作品のキャラクター&機体をとことんまで鍛えて無双させるのもオツなもの。




というわけで、今回は普段通り周回プレイを前提に難易度NORMALでプレイを開始した。スパロボシリーズに慣れている方はHARD以上の高難度、この機会に初めてスパロボを始めて遊ぶ方は筆者と同じNORMALかその下のCASUALを選んでみるといいだろう。
特にシリーズ初心者の方は気兼ねせずにCASUALで遊んでみて欲しい。ひとりで遊ぶゲームなので誰かと競う要素はないし、せっかく好きな作品が様々な作品と共演しているのに、ゲームが難しくてそんな共演を自分で見届けられないというのはもったいない。


ストーリーの流れ的には、特戦隠密・朧と呼ばれる組織の月ノ輪クロス(※男性主人公)or月ノ輪フォルテ(※女性主人公)のどちらかを主人公として選び、移動要塞都市エーアデントの所有者であるエチカ・Y・フランバーネットのボディガードとして活動していくことになる。その道中で仲間を集めつつ、世界各地の争いに介入していく。

前回の試遊版で使用できたのが男性主人公のクロスであったことから、今回の体験プレイでは女性主人公のフォルテを選択。ストーリー中ではエチカと姉妹的な関係性を築いたり、参戦作品の女性キャラクターたちと友情を深めていくので見ていてグッとくる場面がいくつかあった。


男性主人公のクロスを選ぶと関わるキャラクターが少し変わるはずなので、最低でも2周は遊ぶことになりそうだ。また、誕生日や血液型を自分で設定できるので、これによって習得できる精神コマンドが変化するお馴染みの要素もありそうだった。強力な精神コマンドが揃うことで有名なのは11月11日のB型だったはずだが、本作では果たして……!?

本作の世界では前日譚的な位置付けとして革命戦争(※レヴォル・ウォー)なる大きな戦いが既に繰り広げられ終結したことになっており、一部ガンダムシリーズ作品での戦い、「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道」のゼロレクイエムなどの大きな事件が既に起きた後のというのも注目すべきポイント。


そんな世界を下敷きにして一体どんなクロスオーバーが見られるのか。周回プレイを重ねていくとストーリーはついついスキップしがちになってしまうが、そんなキャラクターたちのクロスオーバーに比重を置いて遊んでみるといいだろう。


UIの改善でより遊びやすく……痒いところに手が届く便利な機能も!?
遊び始めて最初に感じたのが、色々とわかりやすく丁寧になっているということ。新たにゲームを始めた際や新たな機能が使用可能になった際に、ゲームのコツや遊び方などをTIPS形式で解説してくれるので、非常にわかりやすい。テキストだけでなくその際の画像も同時に表示してくれるので、本作から「スパロボ」を遊ぶという方も安心だ。


それ以外の点で嬉しいポイントだったのが検索機能だ。筆者はスパロボを遊ぶ際、機体の改造資金やキャラクターの経験値をより稼ぐことを重視するのだが、そんな時に獲得経験値が倍になる精神コマンド「努力」の効果を指定したキャラクターに付与できる「応援」や、獲得資金が倍になる「幸運」の効果を指定したキャラクターに付与できる「祝福」には大変お世話になっている。


しかし、筆者自身の記憶力の問題でもあるものの、特に自軍の所属キャラクターや1度に出撃できる機体が多くなってくるストーリー終盤では、どのキャラクターが「応援」や「祝福」といった精神コマンドを所持持していたのかわからなくなることがあった。
そんな時に検索機能を使って所持しているキャラクターを見つけていたのだが、本作では検索結果が非常に見やすく、大きく該当の精神コマンドを所持しているキャラクターのグラフィックがリスト上でまとめて表示される。

このキャラクターを選択することで、戦闘マップ上で現在そのキャラクターがいる位置に瞬時にカーソルが移動するので、再度そのキャラクターが搭乗しているユニットを選択することで、すぐさま使いたい精神コマンドが使用できるようになっていた。
先ほど例に上げた「応援」や「祝福」など他のキャラクターに効果を及ぼす精神コマンドについても同様で、選択した時に自部隊の出撃中ユニットのグラフィックがリスト上に出てくるので、そこから使用したいユニットを選ぶだけで瞬時に使用できる。

戦闘マップでも敵味方のユニットにカーソルをあわせると、今そのユニットがどれだけの気力を保持しているのか、SPはどれだけあまっているのか、どんな精神コマンドが掛かっている状態なのかが一目瞭然。HPやENに加えて移動力やサイズ、地形適正までもがユニットにカーソルをあわせるだけで一瞬にして視覚化されるので、本当に遊びやすく感じた。
オートモードも非常に優秀で、撃破されそうな時は自動で精神コマンドを使用してくれたり、防御や回避といった戦闘時の行動を適切に選んでくれる。高難易度はある程度自分で触らないとクリアは難しいだろうが、筆者が選んだ難易度NORMALまでならステージ攻略を任せてみるのも面白い……かもしれない。



また、今回はSTGメモリー開放のシステムも触ることができた。緑のラインが広がる左下のエリアに改造資金が安くなる効果や獲得CREDITが増加する効果が固まっているので、周回プレイによる稼ぎなどを重視するなら先に左下エリアの解放を進めるのがおススメだ。


スパロボと言えばやっぱり戦闘アニメは欠かせない
プレイし続ける内に何度も見ることになるので、戦闘アニメは飛ばしがちになっていくのはスパロボプレイヤー的には世の常かと思う。しかし、それでも一つ一つ見たくなる演出があるのもまた事実。


今回はプレミアムサウンド&データパックなどDLCを適用した状態でのプレイだったことは先述した通りだが、これがまたプレイする際にいい味を出してくれていた。特に最初のステージで張五飛が現れた際に、TWO-MIXの歌う「LAST IMPRESSION」が流れた時なんて感涙ものだった。

もちろんDLCを購入せずとも遊ぶことはできるのだが、自分の好きな機体を自分の好きなBGMをバックに戦わせるといった遊び方は自分で購入してプレイしなければできない。


例えば筆者なら「マクロスΔ」勢が自軍部隊として扱えるようになった瞬間に、オプションメニューのサウンド設定からメッサー・イーレフェルトの操るVF-31Fの戦闘BGMを、カナメ・バッカニアの歌う「AXIA~ダイスキでダイキライ~」に即変更した。
メッサーをカナメの歌をバックに戦わせるというのは、プレミアムサウンド&データパックに収録楽曲が発表された時から決めていた。きっと同じことを考えている「マクロスΔ」ファンは多いのではないかと思う。

このような感じで戦闘アニメの演出やバックで掛かる楽曲もカスタマイズして、自分の好みの状態で遊ぶのが楽しいのがスパロボなのだ。実際にやってみるとプレイ中の自分のテンションが結構変わるので、ぜひおススメしたい。


また、今回プレイできた範囲はまだ序盤なため、まだ参戦していないユニットや使用可能になっていない武装がいくつかある。物語が進むにつれそういった部分も解放されていくはずなので、それを楽しみに攻略を進めていくのもいいだろう。


以上、「スーパーロボット大戦Y」序盤を遊んだ所感をプレイレポートでお届けした。ゲームとして遊ぶのはもちろんだが、スパロボシリーズの新作はロボットアニメ好きにとって数年に一度のお祭りでもあるはずだ。ぜひ、自分の好きな作品同士のクロスオーバーや、自分の好きなキャラクター&機体で戦う体験をこの機会に楽しんでみてはいかがだろうか。


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