千葉・幕張メッセで9月25日~28日に開催中の「東京ゲームショウ2025」。本稿では、26日にコナミデジタルエンタテインメントのブースで行われた「ワイワイワールドCraft(仮)」発表ステージの模様をお届けする。

「新プロジェクト発表ステージ」と題された本イベントには、MCの細谷美友さんとエグゼクティブディレクターの谷渕弘氏が登壇。谷渕氏からは、本作のコンセプトや概要が紹介された。


谷渕氏はまず、昨今のエンタメ環境に触れつつ、自ら作るエンタメも大きな魅力があると語り、近年増えているUGC(ユーザー生成コンテンツ)ゲームを踏まえて、本プロジェクトが立ち上がったと経緯を説明。ゲームづくりは楽しさがある反面、完成までに挫折してしまう例も多いことに触れ、「ゲームづくりの“みんな化”」を掲げ、誰でも気軽に制作・共有できる仕組みを構築したと語った。




タイトル名の「ワイワイワールドCraft(仮)」は、1988年発売のファミコンソフト「コナミワイワイワールド」から引用。複数のゲームをミックスし、ひとつのサービスに多様な要素を盛り込むというコンセプトの近さから名付けられたという。あくまでタイトルだけで、続編ではないと念を押していた。

本作ではゼロから制作するのではなく、用意された公式ゲームをベースに選び、そこからカスタマイズ可能。公式ゲームはリリース後も順次追加予定で、選択肢の幅は広がっていく見込みだ。
制作方法は3種類用意されており、初心者向けの「マジックポッド」は、アシスタントロボの質問に答えるだけで自動的にゲームが生成されるモード。谷渕氏はまずは完成させてリリースする体験を味わってほしいとコメント。

「ワールドエディタ」は、地形や敵、演出などを自由に設定できるモードで、簡単に作ることも、ゼロから本格的に制作することも可能。ゲーム制作初心者から上級者まで幅広く楽しめるモードだ。

「ゲームリビルダーシステム」では、既存のゲームのカスタマイズが可能で、操作やルールを細かく変更できる。「ヒット&ストップ」といったマニアックな設定も加えられるとのことで、ルール次第で全く異なる遊び方を生み出せると紹介した。

社内テストでは、直接ゲーム制作には関わっていない社員にもプレイしてもらい、非常に好評だったとのことで、誰でも楽しめるはずと手応えを示した。また、コナミの人気IPキャラクターも多数参戦予定で、その点も大きな見どころとなりそうだ。

プレゼンの締めとして、本作は単なるゲーム制作ツールにとどまらず、ユーザー同士で遊んで盛り上がったり、応援や協力によって新たな化学変化が起こり、これまでにない体験が生み出せるのではと語った。


ステージ後半にはお笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルさんがゲストとして登場。独学でプログラミングを学びインディーゲームをリリースした経験を持つ野田さんは、過去の苦労談を交えつつ「完成にたどり着くまでが最大のハードル」と、前述の谷渕氏の話に共感した。

その上で、「ワイワイワールドCraft(仮)」は既にそのハードルを越えた状態からスタートできる点が大きな強みだと言及。さらに、こういったゲームづくりの経験が、将来のゲームクリエイターとしての自信やアイデアを閃くきっかけになるのではと期待を寄せた。

多彩なモードで気軽にゲーム制作を楽しめるだけでなく、IPキャラクターを活用できる点は本作の大きな魅力。基本プレイ無料での提供も発表されており、多くのユーザーの参加によってサービスの盛り上がりが期待される。リリース時期は未定だが、参戦キャラクターを含め今後の続報に注目したい。
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