「007 First Light」メディア向け発表会レポート:ユナイテッド・シネマ幕張がボンドに染まる、「ヒットマン」開発チームの想いが明かされたQ&Aも【TGS2025】

東京ゲームショウ2025
0コメント 小林白菜

千葉・幕張メッセにて9月25日~28日にかけて開催の「東京ゲームショウ2025」。これにあわせてユナイテッド・シネマ幕張で実施された「007 First Light」メディア向け発表会の模様をお届け。

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本作は、英国の諜報員ジェームズ・ボンドを主人公とした作品群「007」シリーズの2012年以来となる完全新作。若かりし頃のボンドが一流のエージェントへと成長していく物語が展開される。開発はシリーズで初めて、「ヒットマン」シリーズを代表作に持つIO Interactiveが手掛ける。対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store)、Nintendo Switch 2で、2026年3月27日に発売予定だ。

長きに渡って映画シリーズが親しまれてきた作品だけあって、TGS2025会場の最寄りの映画館であるユナイテッド・シネマ幕張で行われる発表会は、本作には実によく似合っていた。とくに発表会の中盤で行われた開発者Q&Aは、作り手たちの本作に対する想いが強く感じられるものとなっていた。本稿ではこのQ&Aの内容に重点を置いてレポートしていくので、気になる方は記事後半をチェックしてほしい。

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劇場スクリーンで白熱のゲームプレイ映像を上映

発表会では、先日公開されたばかりの約25分ものゲームプレイ映像を使用したトレーラーを劇場スクリーンにて上映。潜入、カーチェイス、銃撃戦、絶体絶命な航空機上での攻防と、行き着く間もなく繰り広げられる多彩なゲームプレイは、大きなスクリーンにもよく映え、会場に興奮をもたらした。

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また、イベント後半では人気ゲームストリーマーのボドカさんが「007 First Light」の日本におけるアンバサダーに就任したことも発表。子どものころニンテンドウ64の「007 ゴールデンアイ」に夢中になり、ボンドに憧れるようになった過去や、「ヒットマン」のIO Interactiveという確かな実績を持つ企業が手掛ける本作への期待を語った。

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その後、本作で若きジェームズ・ボンドを演じるパトリック・ギブソン氏、ボンドガールのミス・ロスを演じる中井ノエミ氏も登壇し、ボドカさんと言葉を交わす場面も印象的だった。

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「007 First Light」開発者Q&A

ここからは、発表会のなかで行われた、招待されたメディアとIO Interactive所属の開発スタッフとの間で交わされたQ&Aをお届け。世界中で人気の「007」シリーズ待望のゲーム最新作とあって、さまざまな言語での質問が飛び交っていたのが印象的だった。

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――IO Interactiveはステルスアクションゲームを作り続けてきた開発会社です。「007 First Light」は2012年以来となるシリーズ完全新作ですが、新たに開発するゲームとして「007」を選んだ理由や、挑戦したかったことはなんだったのか、教えてください。

まず、ジェームズ・ボンドになりたくない人なんていないと思うんです(笑)。それはさておき、「007」のゲームを開発するのは、我々にとって自然な成り行きでした。若くてエモーショナルなジェームズ・ボンドの成長を描きたいと思ったんです。ダイヤモンドの原石と言える若い彼が、諜報の世界に身を置きながらどんなふうに成長していくのか? ユーザーの皆さんに寄り添って感じていただきたかったんです。

――IO Interactiveといえば「ヒットマン」シリーズなどのエージェントが活躍する作品を多く扱ってきましたが、「007 First Light」では作品を際立たせるために、どのような独自要素を盛り込んでいるのでしょうか?

「ヒットマン」とまったく異なるところとしては、本作はキャラクタードリブンのアクションアドベンチャーゲームという点です。ジェームズ・ボンドは非常にキャラ立ちした人物なので、彼のチャーム、魅力、ウィットなどを楽しんでいただければと思います。

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――カーチェイスのシークエンスは、非常に映画的に感じました。この場面をゲームとして作る上での苦労や工夫した点について、お聞きしたいです。

これまで作ってきたタイトルとはまったく異なることをしなければならなかったのですが、まずは自社エンジンで開発を進めていきました。2022年にこのゲームを発表したときに、ユーザーの皆さんだけじゃなく、多くのゲーム開発者さんが我々のスタジオに興味を持ってくれて、たくさんの才能ある方を採用することができたんです。彼らのおかげで、カーチェイスのシーンに限らず、さまざまなこれまでにないシークエンスを描くためのエンジンの最適化などを行うことができました。

――「007 First Light」ではプレイ体験、ナラティブ(物語体験)、シネマティックなシーンのバランスはどのような意識で取っていったのでしょう?

ユーザーはさまざまなシーンで多種多様な体験をすることになります。たとえばお城に潜入するシーンでは、まずどうにかしてベルボーイに接近しなければならない。そしてスピード感あふれるカーチェイスなどもありましたが、さまざまなシークエンスが組み合わさることでストーリーが進展していきます。それらを推進するのはジェームズ・ボンドというキャラクターである、というのがこのゲームの作りです。

「ヒットマン」シリーズのゲームプレイとの最大の違いは、「007 First Light」ではプレイヤーの皆さんがゆっくり考えている時間がまったくないということです。すぐに決断して、行動しなければならないことが次々に展開されていくので、行き着く間もないゲームプレイが味わえるというのが大きな特徴になっています。

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――タイトルの「First Light」は、どういった意味を込めて名付けられたのでしょう?

「007」の映画作品とも共通するのですが、このシリーズはスパイの世界の光と影を描いてきました。我々のゲームでは彼のオリジンストーリーを再解釈・再構築したいと思いました。ボンドはゲームを通してスパイの世界を知って、この世界は白黒つくものだけではなく、グレーな部分もたくさんあることを学びます。最初は希望に満ちていたボンドが、この世界の深みや闇を学んでいく過程をユーザーさんにも体験していただきたいという想いがこのタイトルには込められています。

――「007」とIO Interactiveのコラボレーションによるゲーム開発は、どのように行われていったのでしょうか?

ご存知のとおり、我々は「ヒットマン」シリーズの開発で“エージェント・ファンタジー”の知見を得て来ました。それを踏まえて「007」への独自の解釈、そしてファンがジェームズ・ボンドに求めているものを上手く組み合わせるのは楽しい作業でした。

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――「007 First Light」のゲームプレイはどちらかというとリニアな進行になっているのかなという印象を受けました。「ヒットマン」は基本的にオープンなフィールドでパズルのような精密なゲームプレイを要求されるゲームだったかと思いますが、こういったエージェント・ファンタジーで培われたものはどのように活かされているのでしょう?

「007 First Light」で注力しているのは、サードパーソンのゲームプレイと、物語・キャラクター牽引型のアクション・アドベンチャーであるというところです。これらにも、もちろんエージェント・ファンタジーの知見は活かされています。

皆さんがゲームを進めていけば、よりステルスなゲームプレイもありますし、解放されるガジェットも増えていくので、いろいろな攻略法を楽しむことができます。序盤ではステルス重視で遊んでいたという人も、もっとアグレッシブに戦ってみたりですとか、ぜひいろいろと試していただきたいです。

それから、たくさんのサプライズを用意していますので、ぜひ何度も繰り返しプレイしていただければと思います。

――僕たちはゲームストリーマーなのですが、「007 First Light」をプレイするにあたって、「これを知っていたらおもしろい」のような、注目してほしいポイントなどがあれば教えてください。

A:たくさんあるのですが、ご自身で見付けていただきたいので、すみません! 教えられません(笑)。

東京ゲームショウ2025

※画面は開発中のものです。

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