2026年内に日本でのサービス開始が予定されているPC/iOS/Android向けMMORPG「マビノギモバイル」の先行プレイレポートをお届けする。約2時間の試遊を通して、戦闘や移動、採集・制作、ハウジング、ファッション、ほかのプレイヤーとの交流といった本作の特徴を紹介していく。
NEXONが2026年内に日本でのサービス開始を予定しているPC/iOS/Android向けMMORPG「マビノギモバイル」は、2004年からサービスが続くPC向けMMORPG「マビノギ」の世界観や特徴を受け継ぎつつ、現在のプレイ環境に合わせて新たに再構築されたタイトルだ。
「マビノギ」といえば、モンスターを倒してレベルを上げるだけではなく、アルバイトをしたり、楽器を演奏したり、料理や生産を楽しんだりと、ファンタジー世界で生活することそのものを遊びにしたMMORPGだった。では、そんな遊びをスマートフォンを中心とした現在の環境に持ち込んだ「マビノギモバイル」は、いったいどのようなゲームになっているのだろうか。
実際にプレイしてみると、自動移動やアシストによる自動戦闘、乗り物やワープといった近年のMMORPGらしい便利な仕組みを取り入れながら、その一方で、キャラクターがリアルタイムで歳を重ねる年齢システムや転職、採集や制作、ファッション、ハウジング、他プレイヤーとの偶発的な交流など、「マビノギ」らしい生活感もしっかりと残されていた。

今回はサービス開始に先駆け、約2時間にわたって本作をプレイする機会を得た。本稿では、実際に遊んで見えてきた「マビノギモバイル」の特徴をプレイ動画とともに紹介する。
試遊に先立って、開発元であるdevCATスタジオの代表を務めるキム・ドンゴン氏と、ディレクターのイ・ジンフン氏から挨拶も行われた。
キム氏は、「マビノギ」がこれまでさまざまな国のプレイヤーに親しまれてきたことに触れながら、日本は長くIPが愛されてきた特別な場所であり、日本のゲームやコンテンツ文化からも大きな影響を受けてきたとコメント。「マビノギ」を以前から知る人には新しい出会いを、初めて触れる人には新しい思い出を届けたいと、日本でのサービスに向けた思いを語った。
また、イ氏は「別の世界で暮らすことができるなら、その世界で暮らしたい」という問いから「マビノギモバイル」の開発が始まったと説明した。好きな服を着たり、音楽を楽しんだり、初めて出会った誰かと一緒に冒険したりと、単に敵を倒して成長するだけではなく、ひとつの世界で生活するところまで含めた体験を作り上げることを目指しているという。
「マビノギモバイル」では、「マビノギ」の世界観をベースに誕生した新たなメインストーリーが展開。マビノギでの体験を再構築している。
ナオやロナといった、おなじみのキャラクターたちはもちろん、本作オリジナルキャラクターも多数登場する。


パーツを組み合わせてキャラクターを作り、ゲームの中で歳を重ねていく
ゲームを始めて最初に行うのがキャラクターメイクで、本作では顔や髪型など、あらかじめ用意された複数のパーツを組み合わせながら自分のキャラクターを作っていく。細かな数値を大量のスライダーで調整するタイプではなく、気に入ったパーツを選んで組み合わせていく形式なので、スマートフォンでも比較的迷わずキャラクターを作ることができるだろう。

衣装などの外見のカスタマイズも豊富に用意されており、ゲームを進めていけば、キャラクターをどう着飾るかという部分も大きな遊びになっていきそうだ。さらに「マビノギ」らしい要素として、本作ではキャラクターに年齢という概念が存在し、設定した年齢からゲーム内でリアルタイムに歳を重ねていく。そのため、この世界でキャラクターが生き、暮らしていくという感覚が用意されていた。
キャラクターメイク時に選択できる戦闘クラスは6系統、それぞれのクラスに3種類の転職クラスが用意されていた。今回のプレイでは実際に転職するところまでは確認できなかったが、ひとりのキャラクターを育て続けながら、その時々で遊びたいクラスへ切り替えられるという。パーティ構成に応じて不足している役割へ切り替えるなど、ひとりのキャラクターを長く育てながら柔軟に遊べるシステムになりそうだ。
自動移動やアシストなど、現代的な遊びやすさを取り入れた戦闘・移動システム
実際にゲームが始まった後、移動についてはかなり現代的になっていた。昨今のMMORPGではおなじみとなった目的地までの自動移動や、テレポートも用意されている。
このあたりは良い意味でかなり“今どきのMMORPG”という印象で、世界を歩いて探索する楽しさを残しつつ、クエストを進めたいときには移動の手間を省けるようになっている。昔ながらのオンラインゲームでは、目的地まで長い時間をかけて移動すること自体もひとつの楽しさだったが、本作ではそうした要素をそのまま再現するのではなく、現在のプレイヤーが遊びやすい形へ整理していた。

また、今どきのMMORPGという意味では、戦闘には「アシスト」と呼ばれる自動戦闘機能が用意されていた。これは自動でスキルを使ってくれる機能で、通常の敵との戦いであれば、ある程度ゲーム側に操作を任せながら進めることができる。
ただし、すべてを自動にして眺めているだけのゲームというわけではなく、敵の攻撃にタイミングを合わせて使用するカウンターや、攻撃を避けるための回避アクションも用意されており、棒立ちで殴りながらスキルを使うという戦闘にはなっていない。
とくに強敵との戦いでは、危険な攻撃を見極めて回避するなど、自分で操作することが重要になる。普段の戦闘はアシストを利用して手軽に進めつつ、ボス戦や重要な場面では自分でしっかり操作するという、モバイルMMORPGらしい遊びやすさとアクション性を両立させた設計になっていた。




採集も制作もレベル制。生活コンテンツそのものを育てていく
「マビノギ」といえば採集や制作といった生活系コンテンツにも大きなウェイトをおいているMMORPGだ。もちろん「マビノギモバイル」でも生活系コンテンツが作り込まれている。例えば採集で見てみると、フィールドではさまざまな素材を採集できるようになっている。
だが、素材さえ見つければ最初から何でも採れるわけではなく、採集というアクションそのものにレベルが設定されており、レベルを上げなければ採集できない資源も存在する。

さらに、集めた素材を加工したり、家具や各種アイテムを制作したりするための設備にも成長要素が用意されており、素材を使って制作台を強化していくことで、少しずつできることが増えていく。戦闘でキャラクターを強くするだけではなく、採集を続ければ採集できるものが増え、制作台を成長させれば作れるものが増えていく。この世界で送った生活のすべてが蓄積されていくのだ。


また、本作にはハウジング要素もあり、自分の家に家具を配置できる。家具は基本的に制作によって入手できるとのことだ。作った家具を実際に自宅へ配置できることで、素材を集め、制作したものを実際の生活空間に反映できるのも、ハウジングならではの要素だ。


ファッション要素もかなり充実しており、多数の衣装を組み合わせたり、染色によって色を変更したりしながら、自分好みのコーディネートを作ることができる。さらに本作では、ファッションアイテムにもパラメーターが設定されていた。

戦闘したりダンジョンに挑戦したりする日があれば、素材集めに時間を使う日もある。別の日には集めた素材を使って生産をし、家具を制作して家の模様替えをするというように、戦闘だけを繰り返さなくても遊びが成立する。この遊びの幅が用意されていることと、この世界で暮らし生活できるという点を見ると、本作が間違いなく「マビノギ」であることがわかる。



偶然の出会いはオン・オフ可能。ひとりでも誰かとでも遊べる
オンラインゲームらしい交流要素として興味深かったのが、ほかのプレイヤーとの「偶然の出会い」に関する仕組みだ。冒険中にほかのプレイヤーと出会い、その場で共闘するシステムが用意されている。実際、筆者がダンジョンを探索していると、偶然ほかのプレイヤーと出会い、そのまま自然に共闘することになった。
無理にコミュニケーションを取る必要もなく、ふんわりとしたつながりでお互いに敵と戦っていた。今回はお互いアタッカーだったため敵を攻撃するだけだったが、回復職や支援職なら偶然出会った誰かをサポートすることもできるだろう。
なお、こうしたほかのプレイヤーとの偶発的なマッチングはオン・オフを切り替えられるため、ひとりで遊びたい場合は遭遇しないようにすることも可能だ。


“今どきのMMORPG”になっても、「そこで暮らす」という感覚は変わらない
「マビノギモバイル」を実際に触って最初に感じたのは、自動移動やアシストによる自動戦闘、乗り物やワープといった便利な機能がしっかり用意されていることだ。「マビノギ」は長い伝統があるMMORPGだが、「マビノギモバイル」では遊びやすさという面ではきっちり現代ナイズされている。

だが、便利になっても「マビノギ」という遊びは失われていない。キャラクターはゲームの中で歳を重ね、別の職業へ転職することができ、採集や制作を育てながら家具を作って家を飾り、気に入った衣装でコーディネートを楽しむ。ときにはほかのプレイヤーと共闘しながらダンジョンに挑戦することもある。この世界は、攻略する場所であると同時に、生活する場所でもあるのだ。
昔の「マビノギ」をそのままモバイルへ移植するのではなく、現在のプレイヤーに合わせて利便性を高めながら、「ファンタジー世界で暮らす」という作品の根幹を再構築する。「マビノギモバイル」は、そんな方向性を目指したMMORPGなのだと、今回の先行プレイを通して感じた。

(C) 2026 NEXON Co., Ltd. & devCAT CO., LTD.
※画面は開発中のものです。
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