アークシステムワークスが2026年10月22日に発売を予定している育成RTAシミュレーションRPG「デモンズナイトフィーバー」のプレイレポートをお届けする。

「敵も味方もキルキルキル! 死ねば死ぬほど強くなる育成RTAシミュレーションRPG」をコンセプトにした「デモンズナイトフィーバー」。ある日突然赤ちゃんの姿になってしまった邪神「ギガスゴイデス」と社畜プログラマーの邪龍院狂死狼による、邪神復活のストーリーが描かれていくことになる。

開発はドリコムで、「魔界戦記ディスガイア」シリーズで知られる新川宗平氏がプロデューサーを務めている。原案・シナリオは新川氏の別名義である喜多山浪漫氏で、キャラクターデザインには「世界樹の迷宮」シリーズなどで知られる日向悠二氏が起用されている。
ストーリーは三流ブラックゲーム会社で働くプログラマーの邪龍院狂死狼が「こんな世界、とっとと爆発しちまえ」と世界を恨みながら仕事をしていた。すると、本当に爆発が起きて見知らぬ世界へと飛ばされてしまうことになる。そこで猫のような姿をした邪神のギガスゴイデスと出会うことに。狂死狼はギガスゴイデスからの誘いに乗り、異次元世界「アストラル界」で彼の制作した邪神復活プログラム「デモンズナイトフィーバー」を進めていくことになる。

物語には狂死狼の元同級生で人気アイドルとして活躍するヒロインの釈迦堂マリアも登場。ライバルとして立ち塞がる。本作ではステージごとに世界観が変わるのが特徴で、狂死狼とマリアも怪人と戦隊ヒーローだったり、魔女と魔法少女だったりと対立構造が変わるのが見どころ。次のステージではどんな姿になって登場するのか楽しみになる。


物語を進めることで、ギガスゴイデスや釈迦堂マリアの過去も掘り下げられていく。序盤はコミカルに物語が進んでいくが中盤以降は心に響くような展開も用意されており、目が離せない。


ゲームオーバーになってもアチーブメントで強化されるので安心
本作は章ごとに物語が分かれており、章ごとに定められた日数内に目標を達成していくシステムが採用されている。30日以内のクリアが目標とされているが、この期間にクリアできなくてもギガスゴイデスが期限を延ばしてくれるので40日までにクリアすればOKだ。

この40日を過ぎるとゲームオーバーになるが、達成した項目のアチーブメントが手に入り基本ステータスなどが上昇する。そのため、シミュレーションRPGが得意でなくても安心してプレイすることが可能だ。

ゲームはキャラクターを強化する「育成パート」とストーリーが進行する「戦闘パート」の2つが存在。ゲームに慣れてくれば最低限の日数で一気に駆け抜けることもでき、逆に期限いっぱいまで戦力を整えてから戦うこともできる。育成パートでは、悪行、ぶんどり、勧誘、お宝探し、悪徳昇華が可能。重要なのが悪事を働いて悪徳ポイントを獲得する悪行。悪行は狂死狼の能力が上昇するほか、ポイントを一定値まで溜めることでストーリーが進行する戦闘パートに挑戦可能になる。

ほかにも、アイテムを入手するぶんどり、戦闘パートに欠かせないしもべを補充する勧誘、装備品である強化パーツを収集するお宝探し、悪徳ポイントを消費して狂死狼やしもべのステータスを強化する悪徳昇華もそれぞれ必要な要素。各コマンドを実行するたびに日数を消費するため、残り日数を考慮しながらどの要素を選ぶか悩んでいく楽しさがある。

しもべをキルして勝利を目指すゲームシステムが斬新でおもしろい
戦闘パートではステージごとに異なる勝利条件の達成を目指していくことに。しもべのフェイズがあり、主人公のフェイズへ。その後に敵のフェイズがあり、また、主人公のフェイズがあり、ふたたび最初のしもべフェイズへと戻っていく流れだ。主人公はステータスが低いのでしもべを活用するのが重要だ。しもべたちは勝手に移動をするため、プレイヤーは直接操作することはできない。狂死狼としもべの位置を入れ替える「テレポート」や、しもべの方針を上書きする「命令」などを使ってしもべの扱いを補っていくことになる。

本作のキモとなるのが、しもべを犠牲にして戦況を有利にする「キル」コマンドだ。しもべはキルされたときに発動する「キルスキル」を持っており、このキルスキルを発動することで敵に大ダメージを与えたりデバフを付与したりすることが可能だ。キルされたしもべは転生。勧誘コマンドでふたたびしもべにすることができる。転生したしもべはパワーアップするため、積極的にキルしたほうがお得だ。

しもべは防御力が低めに設定されており、放っておくと敵に倒されてしまうことも多い。そのため、ただ倒されてしまうならキルスキルを使うほうが、戦闘を有利に進められる場面も多い。キルをしたほうがメリットが多く、ゲームのシステムとうまくかみ合っている。

そのように土台のシステムはしっかりとしていながらもゲームが進むことで、できることが加わったり、逆にその章だけの特別なルールができたりもする。しもべをキルして敵を倒すというワンパターンの展開にはならない。
しもべを犠牲にして強力な地形効果を持つオブジェクトを建てたり、敵のオブジェクトをハッキングして奪ったりもできるようになるので、選べる戦略も増えていき、頭を悩ませるのが楽しい。第3章では主人公の狂死狼がテレポートができなくなる代わりに、オブジェクトを破壊したり敵や仲間を移動させるだけで吹き飛ばすことができたり、第4章ではしもべを吸収して、そのしもべのスキルを使用したり、空を飛べたりできるようになるなど、それぞれの章のルールを理解しながら戦うのもやり応えがある。
マップのギミックも「悪行」コマンドを上手に使用することで有利に戦えるように設置されているので、ゴリ押しではなく頭を悩ませながら攻略していくのが楽しい。


苦労した敵もラクラク倒せるように! 「育成RTA」としての魅力も
本作はキルスキルの効果が絶大で、しもべを犠牲にすることで複数の敵をまとめて撃破できる。そのため、マップの配置や味方の持っているキルスキルの効果をしっかり把握していれば一気に敵を殲滅させることができる。また、前述の通り、しもべはキルするたびに転生して強くなる。従来のSRPGのようにチマチマと敵を倒してレベル上げをする必要が無く、キルスキルを使って自爆すればすぐにユニットを強化できるので苦労する必要は無し。なにかと忙しい現代人にとってはありがたい仕様になっている。

さらにアチーブメントを取得すれば基礎パラメーターも上昇するため、キルスキルに頼らずとも通常攻撃でも敵を簡単に倒してくれるようになる。アチーブメントの強化は設定でオフにもできるので、使用するかはプレイヤーの判断に委ねられているが、強化した状態で戦えば自軍のほうが圧倒的に強い爽快感あふれるバトルが楽しめる。

自軍を強化した状態でもいちどクリアした章に挑めば驚くほど素早くクリアすることが可能。少ないターン数でクリアできれば新しいアチーブメントを取得できるので、さらに自軍を強化できる。そのため、どれだけゲームを短い時間でクリアできるかといったRTA的な楽しみ方もできる作品になっている。


シミュレーションRPGはじっくり考えてユニットを動かして自軍を勝利へ導いたり、少しずつレベルを上げて強くして達成感を得るのがポピュラーだったが、本作はしもべをキルして敵を全滅させて勝利を目指すという新しい快感を得ることができる。ぜひこれまでにない新しい魅力にあふれた「デモンズナイトフィーバー」をプレイしてみて欲しい。
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※画面は開発中のものです。
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