東京ゲームショウ2011のCyAC(Cyber Athlete Competition)ブースにて、日本一を決する「e-Sports日本選手権 in TGS」が開催。今回は初日に行われた「Call of Duty 4」の決勝戦の模様をリポートする。

目次
  1. 息もつかせぬハイレベルなバトルが展開
  2. 第1セットの流れを変えられず、一方的な結果に

CyACはFPSをはじめとするオンラインゲーム大会を運営する国内唯一のサイトだ。ビギナーからヘビーユーザーまで、幅広いプレイヤーを対象としたさまざまな大会を開催しているほか、実況・解説を招いてのリアルタイム放送の配信やスポンサー・協賛メーカーの募集を行うなど、e-Sportsの競技普及を精力的に行っている。

初日の種目である「Call of Duty 4」は5人のプレイヤー同士によるチーム戦で、相手チームを全滅させると1セット取得。先に13セット先取したほうが1ゲーム獲得となり、2ゲームを奪取すると勝利だ。そのほかにも使用武器やゲームモードのオプション、禁止事項などが決まっているが、詳細は公式サイトに掲載されているルールブックを参照してほしい(http://www.cyac.jp/files/tgs_jec_rulebook.pdf)。

息もつかせぬハイレベルなバトルが展開

さて、8チームによるトーナメントを勝ち抜いて決勝戦に残ったのは、SplashGaming (スプラッシュゲーミング)とPerpetrate(パーパトレイト)。どちらもハイレベルなプレイヤーが揃う強豪チームだ。両チームとも操作レベルが恐ろしく高く、見事なチームワークで一気に勝負を突けることもあれば、わずかなスキを突いた見事な狙撃で形成を逆転するなど、息をもつかせる展開で目が離せない。そんな両チームによる序盤戦は互いに譲らぬ互角の展開。どちらかがリードすれば、もう一方が追いつくという一進一退の手に汗握る攻防が繰り広げられた。

食い入るように画面を見る実況・解説。熱戦に彼らの声も思わず上ずる。

ところが、中盤を過ぎたあたりからSplashGamingがスパート。じょじょに差を広げていく。そして、9-6から4セットを立て続けに連取し、13-6でファーストゲームを一気に奪取することに成功。序盤を見た限り、決して両チームに差があるようには見えなかったのだが、終わってみれば大差がつく意外な結果となった。

チーム「SplashGaming (スプラッシュゲーミング)」
チーム「Perpetrate(パーパトレイト)

第1セットの流れを変えられず、一方的な結果に

マップが変わって第2ゲーム開始。序盤でリードを奪いたいPerpetrateだったが、悪い流れを引きずったのか、早期に味方が立て続けに倒されたり、リードしていても相手のナイスショットで逆転されたりと後手を踏む苦しい展開が続き、SplashGaming に6セットを連続で奪われてしまう。どうにか体勢を立て直し、8-4にして前半戦を終了したものの、後半戦に入るとまたもSplashGamingが3連勝とラッシュ。Perpetrateもどうにか2セットを返したが、反撃もここまで。13-6で2ゲーム目もモノにしたSplashGamingが勝利となった。

かくして激しい熱戦を繰り広げた両チームだったが、最後は両キャプテンによる握手で終了。互いの健闘をたたえ合うさわやかな結末となった。試合の後には表彰式が行われ、SplashGamingに優勝賞金5万円が贈呈された。

ついに決着! 快勝に沸くSplashGaming。チーム一丸となった見事な勝利だった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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