カードはすべて描き下ろしのものを用意―TCG参入への強い意志が感じられた「三国志大戦 トレーディングカードゲーム」完成発表会レポート

発表会・イベント取材
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セガは、本日2月1日、秋葉原・UDXギャラリーにて「三国志大戦」を題材としたトレーディングカードゲーム「三国志大戦 トレーディングカードゲーム」の完成発表会を開催した。

本製品は、同社が2005年より展開している三国志を舞台としたリアルタイムカード対戦ゲーム「三国志大戦」の名を冠した、同社初のトレーディングカードゲーム(以下、TCG)だ。

当日は、セガ キャラクター・プロデュース部 部長 佐々木絵美氏、同AM2研「三国志大戦」総合プロデューサー 西山泰弘氏、同キャラクター・プロデュース部「三国志大戦TCG」プロデューサー 北岡功氏が本作にかける意気込みやゲーム内容を語り、また、ゲストとしてブシロード代表取締役社長 木谷高明氏が登壇、同社が贈るTCG第1弾タイトルにエールを送った。

全ての取り組みを自社で行なっていくという決意

佐々木絵美氏
佐々木絵美氏

まず最初に登壇した佐々木氏は、今回のTCG業界参入について、「三国志大戦」「WCCF」「戦国大戦」など同社が展開するカードとアミューズメントを融合したコンテンツが評価を得ており、その層をTCGにひろげ、「さまざまな世代に提供し、コアビジネスとして育てていく」ことを目標として、3年前から開発を開始したという。

また、強力な競合が多数存在するTCG業界で、同社がどう展開していくかを考えるためにマーケティングを徹底。そのなかで参入第1弾として「三国志大戦」を選んだことについて、「高い認知」「TCGへの適合」「たくさんの豊富なキャラクターデザイン」の3点を理由に挙げた。

そして、新規参入に向けては、コンテンツはもちろん、周辺商品などすべてをセガで取り組んでいく予定であるとし、同時に別タイトルなど今後のシリーズ展開を見据えているとのことだ。

西山泰弘氏
西山泰弘氏

続いて登壇した西山氏は、まず「三国志大戦」について、2005年の稼動時から100万ID以上のユーザーに楽しまれており、そのユーザーたちの意見をもとにさまざまなバージョンアップを繰り返し、他国との通信対戦などの環境まで実装するなど、成熟したコンテンツになっていると語った。

今回の制作への経緯については、「三国志大戦」のゲームのコンセプトがカードゲームの面白さをどのようにアミューズメントに落としこむかであり、TCG参入にあたり、北岡氏より「三国志大戦」をTCGにしたいとの打診を受け、その熱意にほだされるかたちで企画を立ち上げたという。

そして、北岡氏をはじめとした開発陣と、TCGとして面白いものに落としこんでいくことだけではなく、アーケードの要素など「三国志大戦」のテイストをうまく融和させていくために質の高い議論を重ねた結果、両コンテンツがシンクロした良い作品になっていると自信をのぞかせた。

また、第1弾の「三国志大戦TCG」をきっかけとして西山氏が手がけるアーケードゲームなどを含めて、今後の展開についても前向きに検討していきたいと述べた。

このあと、ゲーム内容を紹介するプロモーションムービーも上映された。

3月の発売以降、継続的に遊べる環境を用意

北岡功氏
北岡功氏

続いては、北岡氏より「三国志大戦TCG」の概要およびプロモーションについて語られた。

すでに開発が終了し、生産に入っているという「三国志大戦TCG」は、3月8日に第1弾スターターデッキ3種(魏・呉・蜀)、3月29日に第1弾ブースターパックがそれぞれ発売される。ブースターパックは1パック9枚入りで、そのなかに1枚レア以上のカードが封入されているという。

また、佐々木氏が述べたとおり、オフィシャルの周辺商品として、スリーブ4種、デッキケース、ストレージボックスのブースターパックと同日に発売予定だ。

続いて、スターターデッキの仕様について説明。スターターデッキは、スターター限定カード3枚+ブースターからの47枚の合計50枚で構成されており、そのほか、プレイマット、クイックルールシート、ルール解説書が同梱される。各スターターにはスーパーレア仕様1枚、レア仕様が2枚の合計3枚の限定カードが含まれているとのことだ。

レア度については、「コモン」「アンコモン」「レア」「スーパーレア」「天下無双レア」の5種類が設定されており、第1弾ではそれらを併せて128種類(パラレル5種を除く)が用意されている。

続いて、ゲーム内容について紹介。本作は、プレイヤーが軍団を率い、洗浄を制圧し、相手の城壁の破壊を目指すという、アーケードゲーム版とあまり変わらない目的が設定されている。

基本ルールは、プレイ人数が2人、デッキ構築においては50枚以上、同一カード(カード番号)は4枚までとなっている。そして、武将カードで城壁破壊後、もう一度攻城を成功させること、ならび山札が0枚の対戦相手がドローフェイズを迎えたときに勝利となる。カードは、相手の城や立ちふさがる武将を攻撃する「武将カード」、効果を使用してゲームを有利に進めることができる「計略カード」の2種類が用意されている。

ゲームの流れは下記のとおりとなるが、特にポイントになるのがメインフェイズ。武将の配備、計略カードの使用、無双連撃の発動を好きな順番で可能な限り行えるという、攻撃側に有利なシステムとなっている。

そして、ゲームのポイントは同一カードの戦況に応じた使い方にあり、武将として配備したり、国力として表か裏向きに配備したり、無双連撃を使用するためのコストとして使用したりとさまざまな判断が必要となる。

例えば、武将カードは基本的に1ターンに1回しか攻撃できないが、同じカードをコストとし、連続で攻撃可能となったり、国力を配備する際に裏向きで配備すると山札から1枚ドローできたりと、ひとつの判断がゲームを左右することとなる。

そして、TCGとして展開するにあたり、50名以上のイラストレーターが参加。北岡氏は、新しいイラストで提供したいということで、全て新規描き下ろしイラストを使用しているとのことだ。

描き下ろしイラストには、いろんな場面、時代や、エピソードに合わせたものが登場するという。以下、発表会内で公開されたイラストを紹介しよう。

続いては、プロモーションを紹介。2月4日より開催される先行体験会への反応は上々とのことで、発売後も体験会の開催が決定。さらに、販促活動や発売後の公認大会の展開、販売店、ユーザーをサポートする事務局の運営など、すでにさまざまな施策が予定されている。

最後に、発売スケジュールおよび大会スケジュールが公開。魏、呉、蜀に加え、そのほかの武将が登場する群の4勢力が収録される3月の発売以降、6月は第2弾、9月は第3弾、12月は第4弾と、3ヶ月ごとにブースターパックが展開されていく。そして、第3弾が発売される9月には、第5の勢力として漢のスターターデッキが参戦するとのことだ。

また、公認大会はブースター発売ごとに展開。来春には全国大会の開催も予定されており、同社では継続的に遊べる環境を構築していきたいとの考えを示した。

ブシロード木谷社長もエールを送る!

木谷高明氏
木谷高明氏

本発表会では、TCGカンパニーとして多数のTCGタイトルを展開する木谷氏も登場。セガタイトルでは「サクラ大戦」のファンでもあるという木谷氏は、今回の参入を「いいこと」であるとし、その理由として海外で知名度のある大きなメーカーが参入することで世界での知名度が上がっていくことが重要であると述べた。

また、2012年には市場規模が1000億円を超える可能性もあるというTCG業界の躍進については、エンターテイメントがコンテンツからコミュニティの時代になり、良質なコンテンツであること以上に、コミュニティ形成の手助けとなるためのコンテンツとしてカードゲームが普及しているのではないかという持論を述べた。

そして、今後のTCG業界のニーズについて、いわゆる“萌え系”のコンテンツは2010年秋にピークを迎えており、今後は硬派なゲームが求められているとし、「三国志大戦TCG」はまさにそのニーズにマッチしているコンテンツであると述べるとともに、互いに成長して旋風を巻き起こし、高いレベルで激突したいとエールを送った。

商品紹介

三国志大戦 トレーディングカードゲーム スターターデッキ

発売日:2012年3月8日発売予定
価格:1,200円(税込)
内容:カード50枚入り構築済みデッキ(デッキ内容は固定)、マニュアル、プレイマット
※「魏」「蜀」「呉」の3種類のスターターデッキを同時発売

三国志大戦 トレーディングカードゲーム 第1弾ブースターパック

発売日:2012年3月29日発売予定
価格:330円(税込)
内容:1パック9枚入り(カード全122種)

※画面は開発中のものです。

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