コーエーテクモゲームスは9月21日、千葉・幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2012にて、PS3用ソフト「真・三國無双6 Empires」のステージイベントを実施、さまざまなコラボ企画情報を公開した。
地位と名声―「真・三國無双6 Empires」のコンセプトは「生き様が三国を動かす」!
ステージイベントでは、はじめに「真・三國無双6 Empires」のPVが上映され、その後に開発を担当した鈴木亮浩プロデューサーより本作の紹介が行われた。まず、鈴木氏は「無双」シリーズの一騎当千の爽快感と国取りのシミュレーション要素を融合させたものが「Empires」シリーズであると説明。最新作となる本作では「生き様が三国を動かす」がコンセプトとなっていて、その「生き様」を表現するのが「地位」と「名声」のふたつであると語った。
「地位」は武将の立場を表すもので、例えば劉備の場合は在野武将からスタートするが、プレイヤー次第で一国の君主になることも、誰かに仕えて臣下になることも可能。そのほか大将軍、軍師、君主、太守など、さまざまな「地位」でプレイできるのだという。
「名声」はキャラクターの性格を表すもので、プレイヤーの行動によって武勇、仁愛、財産、規律、悪逆、知略という6種類の数値が細かく上下。戦場で武勲を上げて武勇の数値を上げると大将軍に任命されやすくなるなど、数値の変化によって武将の「地位」も変わってくるのだと鈴木氏は述べた。さらには、人の道に外れたプレイばかりして劉備を悪逆の徒にしたり、武芸一筋の鮑三娘を知略の人にすることもできるとのことだ。
次に、戦況を大きく変える新戦術「絶招秘計」について紹介。水計、落石計、斉射といった、さまざまな秘計が用意されており、いずれも戦況を一変させる威力を持っているという。さらに、火計を使ったあとに風を吹かせる秘計を使い、火計の威力を増幅させるといった秘計のコンボも実行できる。
エディット機能はさらに充実!織田のぶニャがも登場!?
シリーズおなじみのエディット機能もさらに充実。鈴木氏によるとパーツ数は過去最多で、より細かなキャラクター設定ができるとのことだ。エディットについては、続いて行われた鈴木氏による実機を使ったデモプレイで、より詳しく紹介された。
まず、髪型や髪の色、顔の幅、アゴの長さ、目の位置、鼻の角度、左右の瞳の色、アクセサリなどを自由に設定できることを実際の操作を交えて説明。衣装の色、アクションのタイプ、音声などもさまざまに変えられるとのことだ。
また、本作の初回特典にはコーエーテクモのソーシャルゲーム「のぶニャがの野望」でおなじみの織田のぶニャがのパーツが収録されていることも紹介された。
この異色のコラボを記念して、鈴木氏はのぶニャがの姿でプレイすることとなった。ここで、ステージに織田のぶニャがゲストとして登場!鈴木氏が操作する自分の活躍を直々に見にきたのだそうで、思わぬツーショットの実現に会場ではカメラのシャッターを切る人が続出した。
デモプレイでは、まず内政、外交、人事といった政略パートの説明が行われた。続いて、いよいよのぶニャがが出陣。俊敏な動きで走り回ったり、馬に騎乗したりしてバッサバッサと敵を倒していった。無双ならではの一騎当千の活躍を見せるのぶニャがだったが、途中でゲームがフリーズしてしまうという思わぬアクシデントが発生。残念ながら、ここでデモプレイは終了となった。
コラボレーション企画も盛りだくさん
ここからは、さまざまなコラボ企画の紹介が行われた。まずは人気作「みんなといっしょ」とのコラボを発表。詳細はまだ言えないが、無料ダウンロードコンテンツとして何か配信する予定だと鈴木氏は語った。また、トロとクロのかわいらしいメッセージも紹介された。
「鋼の錬金術師」「銀の匙 Silver Spoon」などで知られる人気マンガ家・荒川弘氏がデザインした、呂布と甘寧のエディットパーツが配信されることも明らかにされた。荒川氏は4コマ漫画「三国志魂」を出しているほどの三国志好きで、今回のコラボで呂布と甘寧を選んだのも荒川氏自身だそうだ。また、ソーシャルゲーム「真・三國無双SLASH」のスペシャルアイテムをゲットできるコラボも行われるとのことだ。
エディットモード体験版の配信が10月中旬に決定!
最後は、本作のエディットモード体験版の配信を、10月中旬より開始することを発表。もちろん、この体験版で作成したキャラクターは製品版でも使用できる。鈴木氏は「今回はかなり細かい設定が可能になっているので、好きな武将を作ってエディットがどんなものか体験していただきつつ、11月8日の発売まで何とか待っていただけたらと考えています。いつ配信するかは決まり次第すぐにお知らせしますので、ご期待ください」とメッセージを送り、イベントは終了となった。