システムプリズマは、PSPダウンロード専用ソフト「かの☆やん 彼女がやんじゃったらどうするの?」を2012年11月1日に配信すると発表した。価格は1000円(税込)。
本作は、“ヤンデレ”になってしまったヒロインたちから発生する空間「ヤンゾーン」から抜け出していくという、一風変わった世界観が特徴のやんでれパズルアドベンチャーゲーム。パズルステージは100以上が用意されており、じっくり思考するタイプの骨太パズルが楽しめるようになっている。
また、アドベンチャーゲームとしての要素も兼ね備えており、全員ヤンデレな三人のヒロインを巡るストーリーが展開していくぞ。パズルステージでは「正解の最短手」を表示できるので、パズルが解けなくてストーリーを進められなくなる心配がないのも嬉しい要素だ。
「ドットディフェンス」に続くシステムプリズマの自社パブリッシングタイトル第2弾である本作だが、配信日は11月1日と目前なので、ここでゲームシステムなどをまとめて紹介していこう。
「かの☆やん」の世界観
その世界には、”アイ”に反する”ヤン”と呼ばれる超パワーが存在していた。
ある日、主人公の佐倉春樹は登校途中、”ヤン”の詰まったビンをぶつけられて知り合いの女の子をヤンデレにする体質になってしまう。
一度ヤンデレ化してしまった彼女達を元にもどすには、彼女達が発生させる”ヤン”に満たされた空間、通称”ヤンゾーン”の中から”アイ”の塊である”アイの欠片”を探し出すしかない。
はたして、佐倉春樹は”ヤンゾーン”から抜け出し、彼女達を元に戻すことができるのだろうか?
登場キャラクター
佐倉 春樹(さくら はるき)
平凡な高校2年生を自称する少年の主人公。プレイヤーは彼を操作しストーリーを進めることになる。
ヤンデル
自称“愛☆天使”。性格はいい加減で適当。彼女が「ヤンパワー」の塊を春樹に落とした所から物語が始まる。
小山内 夏海(おさない なつみ)
春樹の同級生で幼なじみ。性格は天真爛漫。春樹とはある約束をしている。
秋口 一葉(あきぐち かずは)
春樹のクラスメイト、図書委員兼文芸部員。おとなしい性格。実は彼女には秘密が……。
冬木 知輪(ふゆき ちわ)
春樹が所属していた美術部の後輩。自由奔放に春樹を振り回す。春樹に美術部に戻ってきて欲しいらしい。
シナリオとパズル、2つのモードを紹介
シナリオモード
ナビゲーター役のヤンデルと、三人のヒロインが登場する。各ヒロインには専用のシナリオルートが用意されており、どのヒロインのルートからでも始めることができる。冒頭でも説明したように、パズルが解けなくても物語は進められるが、パズルに失敗するとバッドエンドが待っているぞ!
パズルモード
パズルモードは、シナリオモードに登場したパズルステージと、オリジナルのパズルステージを合わせて100のステージが収録されている。パズルは、自分が一歩動くと敵も一歩動くターン制が採用されており、じっくり考えながら進めることができる。
ステージにはヤンデレのヒロインが生み出した“デラー”と呼ばれる敵キャラクターがおり、このデラーにつかまるとゲームオーバーになってしまうため、うまく逃げながらゴールを目指していくのだ。また、1ターンかければ壊せる壁や、敵の向きを変える方向転換マークといったギミックも用意されているので、これらを活用して敵を撒きながら、ゴールとなる「EXIT」までたどり着こう。