バンダイナムコゲームスは本日11月1日、東京・ソフマップ 秋葉原アミューズメント館にて、PS3用ソフト「テイルズ オブ エクシリア2」の発売記念イベントを開催した。
イベントでは本作のプロデューサー・馬場英雄氏が登壇し、まずは開始の挨拶を行った。そこで馬場氏は、「ゲーム開発は長い時間をかけますが、ようやく発売日を迎えることができました。スタッフひとりひとりが一生懸命作ったタイトルですので、ぜひ楽しんでほしいと思います」と述べた。
ここからは、これまでに上映されたTVCMやPVを交えつつ、発売までの道のりを振り返るトークが展開していった。まずは本作が発表になった「テイルズオブフェスティバル 2012」について。
馬場氏は「テイルズオブフェスティバル 2012」でタイトルを発表した際に非常に大きな歓声が上がり、それが今でも印象に残っているとコメント。また、来場者の中には「テイルズオブフェスティバル 2012」に参加した人も多くいたようで、馬場氏が物販で行列ができてしまったことへの意見を聞く場面もあった。
そこでは「ネットで事前に予約できるといい」「会場で並んでいるのも楽しい」といった意見が寄せられ、来年もイベントを開催できることになったらスムーズに購入できるようにしていきたいと意気込んでいた。この後は、タイトル発表後に公開していたPVやCMの映像が計3本上映された。
続いては、ステージイベントも行われた「東京ゲームショウ2012」について。馬場氏によると、ここで大きく盛り上げたいと考えていたようで、浜崎あゆみさんが歌うオープニングテーマ「Song 4 u」や、ufotableによるムービーなどを公開したのだという。ほかにもゲストに声優を招いてのトークイベントなども行われたが、日本ゲーム大賞のフューチャー賞を受賞したことに触れると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
また、前作「テイルズ オブ エクシリア」はPlayStation Awardのユーザーズチョイス賞を受賞しており、それも踏まえて馬場氏は「こういった賞をいただけるのはすごくありがたく開発の励みになりますし、みなさんに支えられていると感じます」と感想を述べた。
この後は、7週連続で放送されたTVCMについての話題へと移った。毎週異なるCMを流そうと思った理由は、発売に向けて毎週ワクワクしてもらいたい、楽しみな気持ちを持ち続けてほしい思いがあったためだという。
CMも後半になるにつれ、「ネタバレなのでは?」という意見が上がるような場面も収録されているが、実際にはネタバレとまではいかずスレスレのところで止めているので、そこも含めて楽しんでほしいとのこと。会場では、7本のCMが一挙に上映された。
次のトークは、全国で行われた特別トークショー&先行店頭体験会について。昨年も「テイルズ オブ エクシリア」で全国行脚が行われたが、やはり東京以外ではイベントの開催があまり多くないため、東京以外の地域でもゲームを体験してもらったり、コミュニケーションを取っていきたいという理由があったという。
今回は北海道だけスケジュールが合わずに実施できなかったが、多数の地域を回れたので楽しかった反面、「コピーロボットが欲しくなりました(笑)」と本音を漏らすほど大変でもあったようだ。
また、地域ごとに訪れる人の違いや、各地での出来事にも触れられた。大阪の上新電機ディスクピア日本橋では、馬場氏がトークをしながらスタッフがゲームのデモプレイをしていたが、スタッフが戦闘後の掛け合いを飛ばしてしまったところ来場者から怒られてしまい「まだまだ分かってないなあ(笑)」というトークを繰り広げたのだとか。
ほかにも、名古屋でのイベント後に金沢へ向かう際は、イベントを担当するスタッフが総入れ替えのような状況になり、一人で名古屋から金沢に向かうことになってしまった裏話が語られた。夜に見知らぬ土地へ一人で向かい、列車に人もほとんどいなかったため、あまりの寂しさにルルのぬいぐるみを出して一緒にいたり、Twitterでつぶやきつつ過ごしたという。
ちなみに金沢で降りた際、駅に着いた写真をホームで撮影しようとしたものの、駅員さんがいて恥ずかしくてためらっていたというエピソードも語られた。そこで少し時間をかけてしまったため、改札で待機しているスタッフは「乗り過ごしてしまったのでは?」と非常に不安だったようだ。
そして、先日記事でもお届けしたヤマダ電機池袋モバイルドリーム館での体験会&トークショーや、アムラックスのコラボイベントなどを経て、今回の発売記念イベントに至ったという。イベントを振り返った後は、実写で表現した30秒CMやオープニングムービーが上映された。
さらに最新情報として、歴代「テイルズ オブ」シリーズからミント・アドネードが登場することや、温泉イベント、コック衣裳時のちょっとしたオマケ要素などが公開された。このうち、温泉イベントは今回ムービーで収録しており、ufotableに制作をお願いする際に「これ作るんですか?」と念押しの確認をされてしまうほどの内容のようで、馬場氏は「ゲームを遊んでぜひイベントを探して下さい」とコメントしていた。
最後に馬場氏は「『テイルズ オブ エクシリア2』はマザーシップタイトルのひとつで思いを込めて作り、20周年に向けての階段を一歩上ったイメージでいます。次のタイトルで20周年に向けてさらに近づきたいと思っていますので、それまで『エクシリア2』を遊んで楽しみにしていて下さいと述べ、トークショーを締めくくった。