ユービーアイソフトより、2013年3月7日に発売となったPS3/Xbox 360「ファークライ3」。緊迫の逃亡劇が繰り広げる序盤のシングルプレイ、オリジナルストーリーのCO-OPモードなどプレイインプレッションを紹介!

目次
  1. 「ファークライ3」とは
  2. シングルプレイインプレッション(PS3版)
  3. CO-OPモードプレイインプレッション(PS3版)
  4. マルチプレイインプレッション(PS3版)

※本タイトルは、CERO「Z」指定タイトルとなります。それに伴い本記事にも激しいバイオレンス表現及びグロテスクな表現が含まれる画像・動画が掲載されておりますので、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。

「ファークライ3」とは

超絶グラフィックと強烈な映像表現が人気の「ファークライ」シリーズ最新作がついに日本上陸。今作はこれまでのFPSという枠を打ち破り、FPSはゲーム進行の一手段に過ぎず、その本質はオープンワールドでのサバイバル・アドベンチャーへと大きく進化した。そしてギリギリとしか言いようのない戦慄の映像表現は、まさに「ファークライ」の血統と言える。

舞台は「ルークアイランド」というジャングルに覆われた島。プレイヤーは広大な島を自由に探索して、捕らわれた仲間の行方を追うとともに、謎に包まれた真実を解き明かしていく。

マルチプレイでは、拠点を確保したり、物資を破壊するなど3つのゲームモードから選んで2~14人で対戦が可能。さらにマップエディターでマルチプレイ専用のオリジナルマップを作成することもできる。COOPプレイでは、全8ミッション(PS3版とPC版は無料のCLCが配信中)からなるオリジナルストーリーをフレンドと最大4人で協力して進めていく。

シングルプレイインプレッション(PS3版)

ストーリー

インド洋と太平洋の境目付近に文明の手が遠く及ばない島があった。真っ青な海に浮かぶ緑溢れる豊かな島、その名は「ルークアイランド」。そこは、暴力、薬物、犯罪の絶えない無法地帯だった。

そんな孤島に一人投げ出されてしまったジェイソンは、島の住人に捕らわれた仲間を救出するため、島を支配する者たちに戦いを挑む。暴力こそが唯一絶対の手段となっている狂気の島で、ジェイソンは隠された秘密に気がついていく…。

天国から地獄へ…不時着したジェイソンが見たものは…?

ストーリーモードでは、最初に「アドベンチャー」「サバイバー」「ウォリアー」「マスター」と4つの難易度を自由に選択できる。自身のFPSゲームのの経験で選んでOK。筆者は「サバイバー(FPS経験者向け)」をチョイス。

南の島で仲間たちとパーティーを繰り広げ、ボートやハンググライダーで空を飛び回り楽園でのレクリエーションを満喫する若者。クラブで踊り、ケンカをし、恋をして…そんな青春の1ページをビデオに記録したスマートフォン…。気付くとそれを持っているのは、見るからに怪しい男「バース」。目の前に拘束されているのは兄の「グラント」。自分自身も腕を拘束されていて動けない。「金になる奴は好きだ。たっぷり楽しもうぜ」と訳のわからないことを叫ぶバース。しかし、ヤツラのスキを見てグラントと共に脱出に成功。ちなみに本作では日本語フルボイス(オプションで各種設定可)で物語が展開していくぞ。

ここで生活する人間が一体何者なのか、何の目的でここにいるのかはこの時点では分からないが、まずは気付かれずに安全な場所へ逃げること、生き残ることが目的となる。移動は左アナログスティック、視点切り替えは右アナログスティックだ。○ボタンでしゃがむと敵から見えにくくなり、移動の際の音も少なくなる。×ボタンでジャンプできるが着地時に少し音がしてしまう。

乱雑に作られたアジトを敵に気付かれないように先へと進んでいく。基本はしゃがんで移動したほうが良さそうだ。万が一敵に姿を見られる危険な距離に入ると「探知メーター」が表示される。敵が不審がってこちらを探し始めるとメーターが上がっていくので、注意して行動せよ。居場所がバレたらメーターは点滅するので逃げるか応戦しなければ命はない。

武器を持って警戒している敵は犬を連れているヤツも。犬たちはすぐにプレイヤーを見つけて吠え始めるので、すぐにその場を去ること。途中の部屋では地図や通信機などを入手できる。オブジェクトは□ボタンで手に入れる。アイテムは必ず役に立つので忘れずに。

決して捕まるな!必死の逃亡劇に心臓バクバク

緊張状態はまだまだ続く。どうしても逃げ切ることができない状況では、十字キーで石を投げ、その音で敵や動物の注意をそちらにそらすことが可能。進行方向に立ちふさがる敵をうまく誘導して活路を見い出せ。

陸軍に配属されていたという兄のグラントは、対峙した敵を難なくナイフで殺害。ビビる主人公のジェイソンに「それではリザもライディーも他の仲間も助けられない、しっかりしろ!」と諭す。先に進むと草が生い茂る場所へ。茂みに隠れて進むと敵に見つかりにくい。

ジャングルを切り出して要塞にしたようなアジトには、ヘリコプターや車の音も聞こえる。捕まって暴行を受けている人間もいるようだ。グラントともに無事に牢屋から脱出し、「必ずここから無事に帰るんだ!」と誓った瞬間、銃声とともに目の前でグラントが倒れこむ。×ボタンでグラントの撃たれた傷を押さえることができるが、息絶えてしまう…。見上げると銃を持ったバースがそこに。必死に逃げるジェイソン。

L3ボタンを押し込んでダッシュ。バースを始め、敵や犬が追いかけてくる中をとにかく必死に逃げよう。銃もぶっ放してくるぞ。追いつかれてもアウト、崖などから落ちてもアウトだ。ツタを登り、穴をかいくぐりながら、ジャングルの奥へ奥へ急ごう。待ち伏せしている敵は×ボタン連打で応戦。殺してしまえ!

そして大きな川にかかる吊り橋で、ついにヘリコプターに発見される。筆者はここで焦って吊り橋から何度も落ちてしまった。もちろん直前のチェックポイントから復帰できるので安心だが。そして吊り橋を渡って向岸に向かおうとした瞬間、橋は崩れ、川に落ちてしまう…。流されるジェイソン、そして彼を助けるのはタトゥーが彫られた腕…。

命を救われたジェイソン、たどり着いた「アマナキ村」

川に流されるジェイソンを救ったのは、リビア出身の黒人「デニス」。眠れる力を引き出すためにジェイソンにタトゥーを施していた。ちょっと怪しいがこれからはとりあえず彼の協力が必要となる。兄が殺され、仲間が行方不明だと話すと、部屋を出て村を案内してくれる。何かのお祭りをしているような陽気な村「アマナキ村」の住民は、ジェイソンが海賊の元から脱出したことが「強いものを呼び寄せた」と朗報に喜んでいるらしい。

そして、デニスから金をもらい、武器を揃えるよう指示される。村のショップでまずは「1911ハンドガン」を購入し、デニスとともに村の近くの「電波塔」を修理しに行くことに。本作の舞台となる「ルークアイランド」には、数多くの電波塔が建っており、海賊たちはこの電波塔を支配してジャミングをかけ、島全体の通信網を掌握しているようだ。

村の外からうっそうとしたジャングルをぬけていくと、錆びついた巨大な電波塔にたどり着く。幸いまわりには敵はいないが、蛇などの野生生物は襲ってくるので注意すること。古びて壊れそうな電波塔をどんどんと頂上へ向けて登っていく。

だんだんと日も昇り、最後のはしごを登ると配線ボックスを発見。□ボタン長押しで扉を開け、スクランブラーを無効化。近辺のマップと重要拠点が解放されるぞ。帰りは地上まで伸びるジップラインを使って一気にデニスのいる場所に戻ろう。

最初の電波塔を開放してからは、周囲の施設をチェックしたり、狩りをしてクラフト(装備制作)をし、銃を格納するホルスター、弾薬ポーチ、グレネードポーチなど、この島で生き残るために必要なアイテムを作り出すこともできる。そしてこの島に渦巻く陰謀とは一体…?

※本記事はPS3版のプレイレポートとなり、文中のキー配置の説明はすべてPS3版のものとなります。

CO-OPモードプレイインプレッション(PS3版)

本モードでは、全8ミッション(PS3版とPC版は無料のCLCが配信中)からなるオリジナルストーリーを最大4人でプレイできる。メニューからこのモードのストーリーと登場人物をより深く知るためのイントロムービーも収録されているのでプレイする前にぜひ。本記事ではオンラインCO-OPモードを体験した。

ロビーでは使用キャラクターとスキンを選択して待機。4人揃って準備完了でゲームスタート。装備セットは爆発物を装備する隠密性の高い「サボター」、上級スナイパー向けの「ハンター」、至近距離戦闘向きのアグレッシブな装備「ラッシャー」、ディフェンスと距離をキープするためのバランス型「ガンナー」の4種類。

筆者はスナイパーライフルが好きなので「ハンター」装備で出撃。砂浜からジャングルに向けて逃げた船長を探して先に進む。かなり広いマップで敵も高所から襲ってくる。ただ隠れる場所も多いのでうまくカバーしながら敵を援護。スナイパーライフルでの腕のブレを防ぐため、L3ボタンで一時的に息を止めて集中することもできる。

海賊の集落では多数の敵が配置されており、近距離で戦っている仲間の動きも見つつ、救出に向かうことも忘れずに。CO-OPモードでも各キャラクターが日本語ボイスで「誰か助けて!」「RPGだ!気をつけろ!」など状況を叫んでくるのが臨場感たっぷり。

マルチプレイインプレッション(PS3版)

最大14人でさまざまなルールによる対戦が可能な「マルチプレイ」。マップエディターを使用すれば、地形を変えたり、さまざまオブジェクトを配置してオリジナルの対戦マップを作成可能。作ったマップをアップロードすることでマルチプレイで使用可能になる。

今回はクイックマッチでプレイ。モードは相手チームを殺しまくる「チームデスマッチ」、マップは「ボートヤード」。CO-OPモードと同じく装備セットは「サボター」「ハンター」「ラッシャー」「ガンナー」の4種類から選択可能。

元は港のような場所で、捨てられた巨大な運搬船が並ぶ、結構入り組んだ構造のマップ「ボートヤード」。隠れる場所も多く、ショートカットもできるルートも多いので初心者にはおすすめかも。スナイパーライフルで狙われる場所も多数。ジップラインで高所から一気に距離を縮めることもできるが、目立つ…。さまざまな効果を持つ「バトルクライ」発動や、△ボタンでの治療、さらにはマルチプレイの基本である仲間との連携で、本編より熱くなってしまうおそれがあるので要注意!?

※本記事はPS3版のプレイレポートとなり、文中のキー配置の説明はすべてPS3版のものとなります。

ファークライ3

ユービーアイソフト

PS3パッケージ

  • 発売日:2013年3月7日
  • 18歳以上のみ対象
ファークライ3

ファークライ3

ユービーアイソフト

Xbox360パッケージ

  • 発売日:2013年3月7日
  • 18歳以上のみ対象
ファークライ3

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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