2013年9月19日~22日の4日間にわたって開催された東京ゲームショウ2013。ここでは、SCEブースにてプレイアブル出展されていたPS4向けレースゲーム「DRIVECLUB」のプレイインプレッションをお届けする。

「DRIVECLUB」はソーシャルでのプレイヤー同士の多様な連携に力を入れていることから「次世代ソーシャル・レーシングゲーム」と銘打たれており、レースを通じたフレンドとの交流やオリジナルチームの作成など、自由なコミュニケーションを楽しむことができる。

操作自体は非常にオーソドックスでマシンの挙動もさほどシビアではない。同じSCEの「グランツーリスモ」シリーズが、さまざまな車種の細かな挙動を精密に再現するなどバリバリのカーマニア向けであるのに対して、本作はドリフトやコーナーリングなどを手軽に楽しめる万人向けタイプと言えるだろう。

今回の試遊バージョンでは、本作ならではのオンライン対戦が利用可能になっていた。通常、オンラインで対戦をする場合は全プレイヤーが同時に参加するが、「DRIVECLUB」ではネット上に記録された、他のプレイヤーの走行記録とレースをすることができる。全員が同時参加する必要がないので、人数が集まるのを待ったりチャットで時間を潰したりせずとも、すぐにレースを始められるというわけだ。

ほかのプレイヤーのベストタイムや最高速度などが表示されるだけでなく、そのプレイヤーの走りもゴーストのような形で表示されるため、実際のレースさながらの抜きつ抜かれつのスリリングなバトルを楽しめる。最高タイムなどの記録をもとに同程度のプレイヤーを自動的にマッチングする機能も搭載されているので、初心者で対人戦に抵抗感があるという人でも安心してプレイできるだろう。もちろん、全員が同時に参加する通常のオンライン対戦も利用可能とのことだ。

利用できる視点は車体後方からの三人称視点、運転席から前方を見た主観視点、ハンドルやメーター類なども見られる車内からの視点の3種類。車内の視点はバックミラーやサイドミラーで後方の状況をリアルタイムで確認できるので、よりリアルな運転感覚を味わいたいという人におすすめだ。

もちろん、次世代機ならではのグラフィックも要注目だ。特に背景の描写は見事で、木々の木漏れ日や岩肌などの映像に思わず目を奪われてしまうことだろう。レース時のマシンのダメージが再現されるのも楽しい。クラッシュするたびにマシンがどんどん傷ついていき、レースが終了したときのムービーで、どの程度壊れたか確認できるので、どこまで破壊できるのか試してみるのも面白そうだ。

DRIVECLUB

ソニー・コンピュータエンタテインメント

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  • 発売日:2014年10月9日
  • 全年齢対象
  • PS Store ダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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