クラーケンは強くなる―「キングダムコンクエスト2」ファン感謝祭で3rd Seasonの内容やエースコックとのタイアップによる大会が発表に

セガネットワークスは10月17日、「『キングダムコンクエスト2』ファン感謝祭～猛者の夜会～」を開催し、3rd Seasonに関する発表を行った。

イベントには、本作のプロデューサーである椎野真光氏をはじめ、KCガールズの鈴木咲さん、沢口けいこさん、林紗久羅さんが登場。まずは11月下旬より開始予定の「3rd Season」に関する発表が行われた。

（写真左から）鈴木咲さん、椎野真光氏、沢口けいこさん、林紗久羅さん。

大まかな内容についてはすでにこちらの記事でお伝えしているが、3rd Seasonより「グローバルウォー」「段位認定闘技場」「古代闘技場」という大きな3つの要素が追加される。

グローバルウォーは、世界中でサービスされている本作ならではの要素で、同じ地域でまとまった巨大な同盟連合が作られ、大規模な戦争が楽しめるというもの。2013年4月段階では日本とアメリカでアカウントの半数以上を占めていたが、現在ではアジア地域やその他の国からも流入が多く、改めて世界展開をしていることを知ってもらうためこのような展開を実施することになったとか。

続いて段位認定戦は、NPCとの戦いに勝利して6級からどこまで段位を上げていけるか、自分の腕前を試すというもの。現状の闘技場はプレイヤー対プレイヤーで偶発性が高いため、この段位認定戦ではどのように相手に勝つか、計算してプレイすることになるという。

プレイヤーを待ち受けるユニットはバリア特化やスタン特化などさまざまで、椎野氏によると闘技場の優勝者やイベントの勝者をNPCユニットとして登場させたいという考えもあるようだ。無事に実現されれば、優勝者のユニットをどのように突き崩せるか、強敵に挑む楽しさが増しそうだ。

3つ目の要素となる古代闘技場は、同盟員と協力してマップ上に現れる敵を攻略する、いわゆるレイド戦のようなもの。非常に強い敵を相手に、制限時間内に倒せるかが目的となる。現状での制限時間は3時間が予定されているが、もっと短くなるか、それとも長くなるかは、プレイ状況を見て調整していくとのこと。

古代闘技場で敵に勝利するとポイントを獲得でき、このポイントで特別な報酬と交換することができるようになっている。報酬の中には、今は配信されていない指揮官や魔獣が含まれているようなので、手に入れ損ねたものが手に入るか期待しておこう。

これらのほかにも、前作でお馴染みのデブリズ魔獣が再臨するといった内容も用意されている。会場ではイシスやケルベロス、リリス、クロウクルアッハといった魔獣の姿が披露された。なお、今まで集めたデブリズ指揮官と組み合わせることで、秘められた力が解放されるという。

魔獣や指揮官の情報として、既存魔獣を特定のステータスに特化させた「新エディション」が登場することも明かされた。ゴールドガチャなどから出てくる魔獣は使いどころが難しいものもいたが、特定ステータスに特化することで使いやすくなる可能性が出てくるだろう。

もちろん能力特化版だけでなく、新しい魔獣も登場する。会場では新魔獣「幻覚サボテンペヨーテ」「鉄壁の守護神アンドロスフィンクス」「魂を断罪するアヌビス」が公開された。これらの魔獣は、名前の頭についている“幻覚”や“鉄壁”といったキーワードから、大体の強さを想像してほしいと話していた。

新たな指揮官とコマンドも追加されるほか、魔獣が増えることで覚醒しづらいところをサポートするため、覚醒合成を快適にする新魔獣・アルカナがキャンペーンで手に入ることも発表となった。

3rd Seasonの発表後は歓談の時間となり、開発スタッフが会場を回って来場者と話をしたり、賞品を賭けたKCガールズとのじゃんけん大会などが催された。

Mr.KCこと本作のプロジェクトマネージャーとKCガールズのトークも行われた。話の内容はいろいろとぶっちゃけており、「KCガールズは本当にゲームをやっているのか」ということに触れられた。これについては鈴木さんが「本当にやっているから（毎回ネタを考えるのが）大変なんですよ」とコメント。ゲームの進みが早いわけではなく、コツコツ進めるタイプであるため、何を記事にするかで毎回頭を悩ませているという。

話題がゲーム内のことになると、「虫ユニットをオススメされて集めていましたけど、可愛くない」とKCガールズが揃って声を上げ、KCガールズ結成の目的である女性プレイヤーを増やすためにも、もう少し可愛くて強いユニットを出してほしいとの要望が飛び出した。

開発陣では、虫ユニットも可愛いと思って作っているので愛してほしいと話していたが、「愛してはいるけど、パッと見が可愛くないです」とバッサリ。この辺りは、ひとまず3rd Seasonでの追加内容を待とう、と言ったところか。

また、会場を訪れたユーザーからの意見では、「指揮官のスキルを制作できるように」「同盟ログを探しやすく」「同盟員の行動ログを一括で見れるように」といった改善要望があった。さらに既存カードのリニューアルでは、クラーケンを強くしてほしいといった声が早くに上がっており、最初は「検討中です」と言っていた椎野氏が方々からプレッシャーをかけられ「やります！」とその場で調整を決めていた場面も。

イベントの最後にはとっておきの情報として、エースコックとのタイアップによる大会「MAGNA WORLD CHAMPIONSHIP 2013」が開催されることが明かされた。予選がゲーム内で10月31日から11月7日まで行われ、本選は12月7日に都内の会場に集まって実施される。優勝者にはエースコックのスーパーカップ1.5倍が1年分のほか、会場で急遽決められた、指揮官にスキルをセットする特典が贈られることに。