ゲーム発売前の生演奏に大盛り上がり―「ライトニングリターンズ ファイナルファンタジーXIII スペシャルライブイベント」レポート

本ライブは、スクウェア・エニックスの作曲家・鈴木光人氏と、ヴァイオリニストの金子飛鳥氏が率いる飛鳥ストリングスによる演奏で、11月21日発売予定のPS3/Xbox 360用ソフト「LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII（ライトニングリターンズ ファイナルファンタジーXIII）」の楽曲をいち早く生で体感できるというもの。

ライブの合間には、本作のアートディレクターを務める上国料勇氏をゲストに招いてのトークも行われたので、その模様をお届けする。

開演となり鈴木氏と飛鳥ストリングスの面々がステージに姿を現すと、メインテーマ「ライトニングリターンズ」の演奏がスタート。その後、曲の終わりに客席から鳴り響く拍手の音がやまぬうちに前作「ファイナルファンタジーXIII-2」の楽曲から「ネオ・ボーダム」「ミッシングリンク」「ヒストリアクロス」が続き、立て続けに4曲が演奏された。

ステージのスクリーンには、楽曲に合わせたシーンの映像が流れていた。

ここで一息、鈴木氏と金子氏によるMCで、次に演奏する楽曲の説明がなされた。「ライトニングリターンズ」のライブではあるものの、「The 3rd Birthday」の曲を弦楽アレンジしたものを今回のために用意したという。そうしたトークもあり、「ファイナルファンタジーXIII」シリーズとは違うイメージの楽曲ながら、「The 3rd Birthday」の曲には来場者も興味津々で聴き入っていた。

この後はトークコーナーとなり、アートディレクターの上国料氏が登場。アートディレクターという立場だけでは何を担当しているのか想像しづらいところだが、上国料氏はゲームのプロットを基に、世界観のイメージボードを描いたり、グラフィック全般のディレクションを担当しているという。

（写真左から）上国料勇氏、金子飛鳥氏、鈴木光人氏。 曲についてのトークでは、鈴木氏が「没はありません」と、作った曲は必ずどこかで使っているといったエピソードを披露。

「ライトニングリターンズファイナルファンタジーXIII」では、鈴木氏と上国料氏の間で直接のやり取りすることは少ないものの、絵がある程度先にできるため、先に描かれたを見て浮かぶイメージから楽曲を制作することがあったようだ。一方、上国料氏は、楽曲を聞く機会があると「これを聞いてからなら、もっとこんな絵が描けたのに！」と思うこともあるそうだ。

トーク後は「ライトニングリターンズファイナルファンタジーXIII」の楽曲オンリーで進行。「祝祭を待ちわびて」「享楽の都ユスナーン」「たちはだかる者」と、曲の激しさが増していくような構成が続き、3曲目のバトル曲が終わると「すごかったね！」と興奮した姿の来場者も見受けられた。

激しさ全開の後は「箱舟」「ノウス＝パルトゥス」といった大人しめの曲もあり、ゆったりした雰囲気になったが、「砂漠の目覚め」から、また少しずつヒートアップ。

そしてアンコール曲も、もちろん「ライトニングリターンズファイナルファンタジー」の楽曲から。会場で初めて披露された2曲に会場は最高潮の盛り上がりを見せ、ステージに最大級の拍手が送られた。

アンコール曲の演奏を終え、金子氏は「またやりたいです！」と最後にメッセージを残していた。

ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII

スクウェア・エニックス

PS3パッケージ

• 発売日：2013年11月21日

• 15歳以上対象

ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII

スクウェア・エニックス

Xbox360パッケージ

• 発売日：2013年11月21日

• 15歳以上対象

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