50万本出荷の発表も―PS Vita/PSP「ゴッドイーター2」プロデューサー富澤氏やディレクター吉村氏も登場した発売記念イベントの模様をお届け

バンダイナムコゲームスは本日11月14日、PS Vita/PSP用ソフト「ゴッドイーター2」の発売を記念して、同日に発売を迎えたPlayStation Vita TVとの合同イベントを開催した。

イベントの冒頭では、「ゴッドイーター2」のプロデューサーである富澤祐介氏と、ディレクターの吉村広氏が登場。店頭用のプロモーション映像を上映しつつ、爽快なマルチプレイアクション、前作から3年後を舞台に展開するドラマチックなストーリー、通常のアラガミを統べる感応種の存在など、ゲームの見どころを順に紹介していった。


富澤祐介氏	吉村広氏

また、自分の好きな攻撃を使えば使う程技が強くなり必殺技に進化していく「ブラッドアーツ」や、仲間の成長にも関わるキャラクターエピソード、ミッション中に発生する特殊効果を出撃前に設定するリンクサポートシステムといった新要素にも触れられた。

かなりのボリュームがあるため一人プレイもじっくり楽しめるのはもちろん、キャラメイクも大幅に進化しているため、購入後はじっくりとキャラクターを作ってから始めてほしいと話していた。

本日の発売に向けて、こうしたさまざまな情報が公開されてきたが、両氏は「発売してしまった手前、あまり語ることがありません（笑）」とコメント。その先を語るよりは、製品版をプレイして思いを感じてほしいと述べた。

そんな中、発売初日の段階で「ゴッドイーター2」の累計出荷本数が50万本を突破したとの発表が行われた。多くの人に届けられるようゲームを開発してきたため、この結果には二人とも「本当に嬉しいです」と喜んだ姿を見せていた。

この後は、同時発売のPS Vita TVとの合同イベントということもあり、PS Vita TVを使ったマルチプレイが行われることに。まずはPS Vita TVについて、テレビとHDMIケーブルで繋げばゲームや映像コンテンツが楽しめることや、来年2月22日に発売予定のPS4とのリモートプレイ連携など、富澤氏自らが製品の特徴を紹介。


すでに製品を購入済みのようで、楽しげに説明を行う富澤氏は、「ゴッドイーター2バージョンのPS Vita TVを出してほしいぐらいだと話していた。

説明が終わると早速マルチプレイへと移った。参加するのは富澤氏と吉村氏、PS Vita TVの製品を持って登場したコンパニオンさんと、アリサの公式コスプレイヤーでお馴染みの大橋はるかさんの4人。プレイしたのは高難易度ミッションのひとつ「プレス・リリース」で、ヴァジュラと帯電性シユウを討伐するというもの。

コンパニオンさんは今回が初プレイだったり、そのサポートをしている間に倒されてしまう吉村氏、重要な理由があるとのことでどうしても広場で戦いたいと言う富澤氏など、なかなかに混沌とした状況ながら、楽しげに進行。

「ダメージが6000ぐらいある」という非常に強力な“抗重力爆破：神”というバレットを富澤氏が使い、その爆発に巻き込まれる吉村氏が「マルチプレイで使うものじゃないよね（笑）」とツッコミを入れたりと、二人のやり取りには来場者からも笑い声が上がっていた。ちなみにヴァジュラを倒した後のシユウ戦では、抗重力爆破：神でトドメを刺してクリアするという見せ場もあった。

盛り上がりを見せたマルチプレイが終わると、最後に吉村氏と富澤氏が締めの挨拶を行った。

吉村氏：タイトルを発表してからの3年間、長かったですが、駆け抜けてきたのであっという間でもありました。皆さんとコミュニケーションを取りながら開発できることを幸せに思い、この日を迎えています。発売後も皆さんと「ゴッドイーター2」をより良いものにしていきたいと思っていますので、まずはゲームを楽しんでいただき、一息ついたタイミングでご意見、ご要望をお聞かせいただければと思っています。

富澤氏：たくさんの熱い思いに支えられて発売日を迎えられたこと、本当に嬉しく思っています。僕たち二人が代表としてこの場に立たせてもらっていますが、「ゴッドイーター2」を作っているメンバーはたくさんいて、今回もエンドロールは長いです。この場にいる皆さんや、これから遊んでくださる方々、全てを含めてこのゲームを完成させるピースなんだなと思ってやってきました。そういう意味では、今日から「ゴッドイーター2」が完成に向かって走り始める、そんな想いでいます。皆さんのご意見を楽しみにお待ちしていますので、全力で遊んでいただければと思います。ここから「ゴッドイーター2」を一緒に楽しんでいきましょう！


イベント終了後には富澤氏と吉村氏のサイン会が行われた。

来場者の中には、キャラクターがプリントされたケーキの差し入れを持ってきている人も。右の写真でケーキの奥に写っているパネルもユーザーからの贈り物だ。