バンダイナムコゲームスは本日12月16日、同社ファンシアターにおいて、2014年3月19日に発売を予定しているPS3/PS Vita用ソフト「Jスターズ ビクトリーバーサス」の制作発表会を開催した。
発表会では、週刊少年ジャンプ創刊45周年、Vジャンプ20周年を記念して発売される本作について、プロデューサーであるバンダイナムコゲームス 中島光司氏が紹介するとともに、ゲストとしてチュートリアル(徳井義実さん、福田充徳さん)と大島麻衣さんを招いてのトークも行われた。
冒頭で挨拶を行ったのは、バンダイナムコゲームス 代表取締役社長 大下聡氏。先述の通り、集英社にとって記念すべき年である2013年にバンダイナムコゲームスより発売された「ワンピース 海賊無双2」が全世界で100万本、「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム3」が全世界で140万本、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」が日本国内で50万本を突破するなど、そのコンテンツ力の高さについて説明。
そして、さまざまなタイトルのキャラクターたちが登場する本作については、関係各所の協力あってこそ進めることができたと感謝の意を述べつつ、完成まで全力で開発を進めていくという意気込みを語った。
続いて、集英社より週刊少年ジャンプ 編集長の瓶子吉久氏、Vジャンプ 編集長 の伊能昭夫氏がそれぞれ挨拶。瓶子氏は2013年の出来事としてジャンプ作品のテーマパーク「J-WORLD TOKYO」のオープン、スマートフォン向け漫画アプリ「ジャンプLIVE」の提供、そして「ONE PIECE」のコミックス累計発行部数が3億円を突破したことを紹介。
そして、“本来漫画ではやってはいけないこと”である、違う作品のキャラクター同士の対決がゲームとして、このクオリティで実現することに感嘆の言葉を述べるとともに、12月21日、22日に開催される「ジャンプフェスタ2014」でプレイアブル出展されることについても触れた。
また、伊能氏はゲーム情報を中心とした雑誌であるVジャンプとして何かできないかと考えたところから「Jスターズ ビクトリーバーサス」の企画を立ち上げ、制作にあたってはHD画質の実現、そしてゲーム性にこだわってもらうことをお願いしたそう。また、初回特典として「Jスターズ ビクトリーブック」という冊子が付属され、そちらを編集していることを紹介した。
挨拶が終わると中島氏が登壇し、ジャンプヒーローたちの中からどのキャラクターが最強なのかを決めるというコンセプトを持つ本作について、ルールとしてはチーム戦を採用しており、対決、もしくは共闘というかたちで2VS2での戦いが楽しめると説明。会場で初公開となる、キャラクターたちの魅力を詰め込んだPVを上映した。
ここで、新情報として影山ヒロノブさん、串田アキラさん、きただにひろしさんの“アニソンBIG3”が本作の主題歌「Fighting☆Stars」を担当することが明らかに。上映されたビデオメッセージで熱い思いが語られた本楽曲は2014年1月に公開予定とのことだ。
続く、徳井さん、福田さん、大島さんを交えてのトークコーナーでは、大島さんは「映画だと思うぐらいに豪華なメンバーが揃っていて、誰にするか選べない」、徳井さんは「作風が違うキャラクター同士のマッチングがすごい」とそれぞれゲームについての感想を述べる。
また、現状では全ての参戦キャラクターが明かされていないことに話が及ぶと、福田さんから「新しいキャラクターを遊ぶ際にはお金を払わないといけないんですか?」という鋭い質問が。これに対して中島氏は、発売時に全てのキャラクターが入っていると説明、判明していないキャラクターについても今後の情報を楽しみに待っていてほしいと話した。
さらに、ゲストの3名がジャンプキャラクター最強戦士だと思う悟空(徳井さんが回答)、ナルト(福田さんが回答)、ルフィ(大島さんが回答)を使い、開発中のROMを使っての実機プレイも行われることに。今回は中島氏と大島さんがプレイヤーとして坂田銀時とルフィをそれぞれ選択、CPUで悟空とナルトを選択しての対戦を披露し、大島さんが操るルフィが見事にナルトを撃破した。
最後に、各タイトルのアニメ主題歌をBGMにしてゲームをプレイできる期間限定生産版「アニソンサウンドエディション」や、先述の予約特典「Jスターズ ビクトリーブック」、発売前の施策としてVジャンプと連動したARマーカーアプリ「J-STARS VictroyVS AR体験版」や、今後公開予定のTVCMが紹介された。