フロム・ソフトウェアは2月15日、東京・スパイラルホールにて、2014年3月13日に発売を予定しているPS3/Xbox 360/PC用ソフト「DARK SOULS II」の完成発表会を開催した。
イベントではまず、「DARK SOULS II」のディレクターを務める谷村唯氏が登壇し、挨拶を行った。谷村氏は、「DARK SOULS II」という期待されているタイトルを開発するにあたり、「開発チームはプレッシャーとの戦いで、何度も心が折れそうになりました」と語る。しかし、こうして完成発表会を開けたことにホッとしているとともに、「皆さんが喜んでもらえるものを作れたのでは」と、自信に溢れる言葉を口にしていた。
続いて、フロム・ソフトウェアの宣伝部 部長の小倉康敬氏が登壇し、コラボレーションなど、「DARK SOULS II」に関するさまざまな展開を発表した。まず、2013年4月に開催され、8月には結果も発表されていたシールドデザインコンテストの経過が明らかに。すでに6種類の最優秀作品が決定している本コンテストだが、会場ではゲーム内で登場する際の名前や、実際に装備した姿が公開された。また、実物制作も進んでいるそうで、金属を使用した、重厚感のあるアイテムになっているとのこと。
次に公生和とのコラボレーション商品として、「DARK SOULS II」の世界観を表現した「黒く儚い肉まん」が、2月17日よりオンライン予約販売される。こちらは特製の黒い饅頭の皮が特徴で、中身は粉とうがらしで赤く染まっている。
黒く儚い肉まん
西方の港町にある公生和で作られる肉まん。食べると体力を回復する。黒くしっとりとしたその中には、真紅の実が閉じ込められている。表現できないその美味しさは、ドラングレイグ唯一と謳われる。
原材料名
【外包材】小麦粉、砂糖、イカスミ、飛竜、ベーキングパウダー、ドライイースト、エバミルク
【内包材】豚肉、玉ねぎ、長ネギ、砂糖、粉とうがらし、正油、ごま油、アミノ酸、生しょうが、生にんにく、塩、胡椒
賞味期限
【保存方法】製造日より冷蔵で10日、冷凍で90日
【販売者名】株式会社 公生和
※店頭での販売はございません。オンラインショッピングサイトのみの販売です。
※数に限りがございます。売り切れる場合がございます。
※ご購入いただいた方に、「DARK SOULS II」特製ポストカードをプレゼント(数に限りがございます)
OZ Cafeとコラボレーションしたカフェ&レストラン「DARK SOULS Cafe」では、3月の限定メニューとして、ソウルの白をイメージしたフード&ドリンクが登場する。
さらに、以前募集を行っていたオリジナルメニューが「カタリナヘルムの面影」に決定。カタリナヘルムといえば、前作「DARK SOULS」に登場したカタリナ騎士が着用する兜で、インパクトのある形状が特徴だが、オリジナルメニューではタマネギで見事に再現しているようだ。
そのほか、3月から4月にかけては発売カウントダウンイベントや、発売記念メニューの登場、ラストウィーク企画なども予定されている。
続いて、ゲーム連動WEBサービス「果ての篝火」がソフト発売と同日の3月13日よりサービス開始することが明らかにこれは世界中で「DARK SOULSII」をプレイしているユーザーの行動情報を元に、さまざまなデータを集計、表示する情報サイト。
例えば、消滅したソウルの総数や死亡者数、死因、レベル帯分布などが一目で分かるほか、使われている装備品のランキング、各エリアでのマルチプレイ状況も確認できる。
余談だが、本サイトのトップページには無数の剣が刺さっているが、これは死亡したプレイヤーの数を表しているという。リアルタイムでたくさんのプレイヤーが死ぬほど剣の数が増えていくそうなので、サイトがオープンした際にはこちらも気にかけてみよう。
ゲストとしてお笑いコンビ・麒麟や桜庭統氏が登場
一連の発表が終わると、続いては「DARK SOULS」のファンだというお笑いコンビ・麒麟が登場し、本作のデモプレイに挑戦することとなる。
まず最初に挑戦したのは田村裕さんだが、久しぶりのプレイということもあってか、操作感覚を忘れているようで、最初はすぐに敵に囲まれて敗れてしまう。その反省を活かして慎重に立ちまわるも、そこは高難度を誇る「DARK SOULS」シリーズ。どこを歩いても複数の敵に見つかってしまう絶妙なマップ構成になっており、田村さんは為す術のなく負け続けてしまう。
時には川島明さんから「一対一に持ち込まないと!」といったアドバイスを受けるものの、結局敵を5、6体倒すのがやっとという結果に終わり、今度は川島さんにコントローラーを預ける。
田村さんよりもプレイ時間は長いと語る川島さんだが、やはり苦戦を強いられ、なかなか本来の実力を発揮できない様子。というのも、本作は回復アイテム「エスト瓶」が1個の状態からスタートするほか、死ぬたびに最大ヒットポイントが減っていくペナルティまで用意されているのだ。そのため、本来は決して強くない敵の攻撃も致命傷になってしまい、わずかなミスも許されない状態が続く。
最終的に川島さんは、田村さんと同程度しか攻略することができずにデモプレイの時間は終了。この続きは、製品版を買って挑戦することとなった。
さらに今回の発表会では、作品の音楽を手がける桜庭統氏が登場し、ミニコンサートも開催された。ここで桜庭氏が披露したのは、「DARK SOULSII」から3曲と、前作「DARK SOULS」から2曲。「DARK SOULSII」の楽曲は、オープニングをイメージしたものと、桜庭氏いわく「変わった空間」を表現した一曲、最後に、一時の安らぎを表現した楽曲も演奏した。ステージには「DARK SOULSII」の映像も流れ、荘厳な雰囲気を醸し出す、圧巻のパフォーマンスだった。
最後に再びディレクターの谷村氏が登壇し、「本作も難しいですが、すべてユーザーさんに楽しんでもらいたいからこそです」と語る。そして「また過酷な旅が始まりますが、乗り越えた先には、他のゲームでは味わえない至福があるはずです」と本作最大の魅力を話し、発表会を締めくくった。
(C)2014 NAMCO BANDAI Games Inc. (C)2011-2014 FromSoftware, Inc.
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